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皆様こんにちはこんばんは

唐突ですが、赤ずきんちゃんの本当のお話ってご存知ですか?

彼女、本当は赤ずきんなんて被ってなかったらしいですよ

他にも、おばあさんに変装した狼に干し肉としておばあさんの人肉を、ワインとしておばあさんの血を飲まされるシーンや

……まだありますがそれはこの後の本編で少し出てくるので終わってからにしましょうか

可愛い赤ずきんちゃんのイメージを壊したくない!という方は見たいでくださいね…?

原作通りではありません。私が勝手につけ加えた設定やシーンを含みます。それでも宜しければ、このまま読み進めていただけると嬉しいです

葵ママ

葵ー?

赤ずきん(葵)

ん?

葵ママ

ちょっと、お願いがあるんだけど…

赤ずきん(葵)

なに?

葵ママ

病気のおばあちゃんの家にお見舞いに行ってきてくれないかしら?2.3日前から連絡が取れないのよ

赤ずきん(葵)

ん〜……わかった

葵ママ

ありがとう、頼んだわよ

赤ずきん(葵)

はーい

葵ママ

あっ、そうだ

葵ママ

最近森で狼男が出るらしいわ…
気をつけるのよ

赤ずきん(葵)

狼男………????

赤ずきん(葵)

なんかよくわかんないけどわかった

葵ママ

何かあったらすぐ逃げなさいね?

赤ずきん(葵)

はぁい

赤ずきん(葵)

じゃあ、行ってくんね〜

葵ママ

気をつけてね…!

赤ずきん(葵)

((狼男…か……))

赤ずきん(葵)

((この時代にそんなもんほんとに居んのかな………))

赤ずきん(葵)

((まぁ、なんでもいいけど))

赤ずきん(葵)

えっと……

この街をぬけた森に 僕のおばあちゃんの家はある

赤ずきん(葵)

((そんなに心配ならおばあちゃんも家に住ませたらいいのに…))

赤ずきん(葵)

はぁ…………
なんでこの森こんな薄暗いの…

森に入ってから数分歩くと 辺りはきりで薄暗く気味が悪い雰囲気が漂っていた

赤ずきん(葵)

……早く行こ…

狼男(桃也)

ねぇ、君どこ行くの…?

赤ずきん(葵)

えっ?

木の影から声をかけられ思わず 反応してしまう

狼男(桃也)

この森危ないから帰んな?

赤ずきん(葵)

((耳……生えてない…?))

赤ずきん(葵)

でも…おばあちゃんの家行かなきゃ…

狼男(桃也)

おばあちゃん?

狼男(桃也)

((おばあちゃんて多分あの人の事だよな……?))

赤ずきん(葵)

((よく見たら牙もある……もしかして…狼男……???))

赤ずきん(葵)

えっと…お見舞いに……

狼男(桃也)

…………………そっか
じゃあお花持ってきなよ

赤ずきん(葵)

花……?

狼男(桃也)

そう、この先分かれ道あるでしょ?

赤ずきん(葵)

う、うん……

狼男(桃也)

そこを右に行けば花壇があるとこがあんだよ

確かに分かれ道があるけれど 左の方がおばあちゃんちには最短ルートだから右側は通ったことがなかった

赤ずきん(葵)

花壇……

狼男(桃也)

だって、お見舞いなのに君、手ぶらでしょ?

赤ずきん(葵)

あ…………

狼男(桃也)

ほら、早く行きな?暗くなんぞ

赤ずきん(葵)

((なんだ…狼男にもいい人が居んのかな……))

赤ずきん(葵)

えっと……ありがとう…?

狼男(桃也)

ん、じゃあね

言われた通り、右の道を通ると 誰かが手入れをしているような花壇があった

赤ずきん(葵)

すごい…ほんとにあった……

赤ずきん(葵)

でもこれ……勝手につんじゃっていいの?

赤ずきん(葵)

………せっかく教えてもらったんだし…ちょっとぐらいならいいか…

そう思って綺麗に咲く花は傷つけないよう、ゲッケイジュの花を少し取って おばあちゃんの家を向かう

ギィ(扉開け)

赤ずきん(葵)

((え……鍵してないじゃん…危な…))

赤ずきん(葵)

おばあちゃーん?

赤ずきん(葵)

((寝てんのかなぁ…))

赤ずきん(葵)

おばあちゃん…?

赤ずきん(葵)

((あ、やっぱ寝てたんだ))

赤ずきん(葵)

ねぇ、いるなら返事してよ

おばあちゃん(?)

あぁ…ごめんなさいね……

赤ずきん(葵)

んあれ?おばあちゃん声低くなった?

おばあちゃん(?)

!!!

おばあちゃん(?)

そうね…声を出すのが久々だからかしら……

赤ずきん(葵)

ふぅん…?

赤ずきん(葵)

なんか飲み物とかいる?
僕淹れてくるよ?

おばあちゃん(?)

ありがとう…そんなことより、寒くなかったかい?

赤ずきん(葵)

寒く…???べつに?

おばあちゃん(?)

そう…おばあちゃんちょっと寒くてね……

赤ずきん(葵)

えっ、大丈夫?

赤ずきん(葵)

暖炉に火つけてこようか?

おばあちゃん(?)

ありがとう

おばあちゃん(?)

でも今薪をきらしててねぇ…

赤ずきん(葵)

じゃあなんか代わりに燃えるもの……

おばあちゃん(?)

そうだね…あんたのためにおばあちゃんが服を作ってあるのがあるから…今来てる服を脱いで暖炉にくべてくれるかしら?

赤ずきん(葵)

え……?

おばあちゃん(?)

ごめんねぇ、燃やせる物があまりなくてね…

赤ずきん(葵)

((え???服脱ぐの…??))

赤ずきん(葵)

((でも…おばあちゃん寒がってるし…………しょーがない))

赤ずきん(葵)

…わかった、ちょっとまってて

おばあちゃん(?)

ごめんねぇ……

それから僕は服を脱いで 脱いだ服を暖炉に入れて燃やした

赤ずきん(葵)

………寒っ…

季節は11月 さすがに家の中でも服を着ていなかったら寒い

赤ずきん(葵)

おばあちゃん…服…………寒っ…

おばあちゃん(?)

あぁ…ごめんねぇ…この前その服を同じように暖炉で燃やしちゃったのを忘れててねぇ…

赤ずきん(葵)

え………………

おばあちゃん(?)

そのままじゃ寒いでしょう?こっちへおいでなさい

そう言って、ベッドに入れと手招きされ、さすがに寒かったので素直に従う

赤ずきん(葵)

((あれ……暗くてわかんなかったけどなんか…おばあちゃん大きくない……???))

赤ずきん(葵)

………ねぇ、おばあちゃん?

おばあちゃん(?)

ん?

赤ずきん(葵)

おばあちゃんは…なんでそんなに…耳が大きいの…??

おばあちゃん(?)

…それは、お前の声がよく聞こえるように……

赤ずきん(葵)

じゃあ…なんでそんなに目が大きいの?

おばあちゃん(?)

………それは…お前をよく見るためだよ…

赤ずきん(葵)

でも……おばあちゃん…口も……

おばあちゃん(?)

………………………それは…

狼男(桃也)

お前を食うためだよ

そう言うとおばあちゃんに変装していた狼男が変装を解き、馬乗りになる

赤ずきん(葵)

……じゃあなんで…そんなにつらそうな顔してるの?

狼男(桃也)

………………

赤ずきん(葵)

ねぇ、本当は食べるつもりは無いんでしょ?

狼男(桃也)

………………………そうだよ

赤ずきん(葵)

おばあちゃんは?

狼男(桃也)

あの人は……2日前…病気で死んだんだよ

赤ずきん(葵)

!!!!

赤ずきん(葵)

……そっか、だから…無理して僕も殺そうとしてくれたの?

狼男(桃也)

……………一緒の所に行かせてやろうと思って…

赤ずきん(葵)

……そっか、ありがと

赤ずきん(葵)

でも、無理してそんなことしてくれなくていいから

狼男(桃也)

え?

赤ずきん(葵)

ごめん…急にこんな事言うのもなんだけどさ、僕、一目惚れしちゃったっぽい…?

狼男(桃也)

一目惚れ………?は?

赤ずきん(葵)

そう。一目惚れ

狼男(桃也)

誰に…?

赤ずきん(葵)

君しかいないでしょww
他に誰がいんの

狼男(桃也)

……………………俺…

赤ずきん(葵)

ん?

狼男(桃也)

森で、お前が入ってくんの見て…なんか、目が離せなくなって……

狼男(桃也)

話しかけたら、死んだ婆さんとこ行くって言うし…

狼男(桃也)

なんかわかんねぇけど、この子を悲しませたくないって思って……

赤ずきん(葵)

うん……ありがと

狼男(桃也)

俺も…一目惚れしてたんかもな………

赤ずきん(葵)

(微笑み)

赤ずきん(葵)

ねぇ、狼さん?

狼男(桃也)

…ん?

赤ずきん(葵)

名前、教えてよ

狼男(桃也)

あぁ……俺は桃也
そっちは?

赤ずきん(葵)

僕は葵

赤ずきん(葵)

桃也くんが良かったらだけど……

赤ずきん(葵)

僕の事、食べてもいいよ?

狼男(桃也)

え……………?

赤ずきん(葵)

もちろん、殺してって意味じゃない方だからね?

狼男(桃也)

((あぁ、そーゆー事か…))

狼男(桃也)

いいの?
もうここからだしてやれなくなるけど

赤ずきん(葵)

いいよ?

赤ずきん(葵)

狼にあったとか噂流せばそのうち僕は死んじゃったことになるでしょ

狼男(桃也)

……お前な………(呆れ)

赤ずきん(葵)

あはは、ごめんごめんw

赤ずきん(葵)

でも、僕はもうここから…桃也くんから離れる気ないし…もし僕がほんとに死んじゃったら

赤ずきん(葵)

桃也くんが食べてね?

狼男(桃也)

………絶対食いたくねぇ
(絶対死なせたくない)

赤ずきん(葵)

…好きだよ、桃也くん

狼男(桃也)

………俺も

その後、赤ずきんは食べられてしまいましたが、2人仲良く 幸せに暮らしましたとさ…

はい!お疲れ様でした!!

ちなみに、「お前を食うためだよ」までは割と原作通り?になるように意識して、その後からは100%私のネタでございます()

元々の原作であるお話では、赤ずきんに服を1枚ずつ脱がせて、暖炉にくませて、ベッドに誘いという…ね

そりゃシャルル・ペローさんも削除しますよね…(苦笑)

ちなみに今回出てきたお花…ゲッケイジュの花言葉は 裏切り です

なんか…初めて童話パロ?を書いてみたんですけど…いかがでしたでしょうか………?

また、なんか思いついたら童話パロも面白いかなぁとか思ってます()

それでは…今回は一旦これでおしまいとしましょうか

おつ主〜

この作品はいかがでしたか?

150

コメント

19

ユーザー

今回のアイコンは「はりねず版男子メーカー」を使わせていただきました!

ユーザー

最高すぎます、、、♡BLACKCATさんはお話作るの天才ですね、、、! あの一つだけ質問いいですか?アイコンのイラストなんですけど、もしかしてなんかメーカーだったりしますか?主さんの手書きだったら申し訳ないです💦

ユーザー

やばつ エロ過ぎますよぉー うん私はこの赤ずきんちゃん好きです!

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