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妖魔伝

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妖魔伝

16 - 少し早めの決行

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2024年07月06日

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金豚きょー視点

金居 京

はぁ…、らっだぁ、あいつ何処行ったんだよ。

青鬼

き…、

金居 京

ん?

青鬼

き…ぉざッん、

何だか何所かでみたことあるような容姿の鬼。 これは恐らく、らっだぁの制御の効かなくなった能力だろう。

金居 京

喋れるのかよ…、

今までの経験上、青鬼は危険だ。

喋れるし知性を持っているからと言って、迂闊な真似をすると命が危うい事になる。

今は先ず逃げることを優先すべきだ。

周りを見渡してみる。

どりみーの姿はないようだ。

青鬼

ぎょ…ッさぁ…。

屋敷の扉が開くのが見えた。 多分どりみーが透過して入ったのだろう。

俺もその後を追うように屋敷の中に急いだ。

屋敷の中に沢山の青鬼が入るだなんて、俺たちは知る由もなかった。

Nakamu視点

中村 水樹

どういう事なんですか?

画魂 混

それが、力が暴発したか何かで、きょーさんの能力で抑えていたらっだぁが逃げ出したんだ。

玲雨 雲

いつ暴発してもおかしくなかったんだけど…まさかこんなに早いとは。

鮫上 翠

つまりは、そのらっだぁ?って人の行方が分からないと。

画魂 混

そういうことになるね。

でも、それって、人里にいてもおかしくないってことだよね?

桐谷 要

それって危なくないですか?

桐谷 要

あなた方の言う屋敷内なら兎も角、そんなの人里にまで降りてきたら…、

画魂 混

そうだね、何人もの人の命が尽きることになる。

画魂 混

里壊滅も夢じゃないね。

赤城 琉久

僕たちは何をしたらいいんですか?

確かにそうだけど、俺たちに何か出来ることってあるのか?

玲雨 雲

らっだぁを探してきてほしい。

中村 水樹

どういうことですか?

玲雨 雲

こうなった以上、らっだぁは野放しにできない。

画魂 混

それに、レウさんの能力で完全に制御できるようにしてもらおうと思ってる。

紫崎 笑

それなら始めからそうしていればよかったんじゃないか?

青柳 時

いや、スマイル、その力は魔力の消費量が半端じゃない。

いつかの時から聞いた。

種族の能力にも、オリジナルにも、必ず適性があると。

コストの低さや高さは人によりけりだが、魔力量には大した個人差は生まれないらしい。

玲雨 雲

まあ、この力というか魔法?は笑さんのような魔法使いには一般浸透していないですから。

時たちの住む世界にも、人間界と同じで認識の違いがあるんだ…。

俺自身、あるにはあるって知っていたけど、それは人間と共存出来るかそうでないかの解釈違いだけだと思っていた。

玲雨 雲

残念ながら、魔力が足りていないんです。笑さん、時さん、そのときになったら魔力を分けて頂けませんか?

青柳 時

勿論です。雲さん。

紫崎 笑

今回の異変が解決できるのなら、

玲雨 雲

ありがとうございます!

その後は各々がやるべきことを話し合った。

俺は、きんときたちと屋敷に行くことにした。

勿論、一部の人(特にシャークん、きりやん、スマイル)から反対されたが、混さんや雲さん、時が何とか言いくるめてくれた。

中村 水樹

そういえば雲さんは何の妖怪何ですか?

玲雨 雲

俺?俺はジャック・オ・ランタンだけど。

画魂 混

どりみーの亜種みたいな感じだよね?

玲雨 雲

そうだね。元が幽霊だから。

画魂 混

ところでNakamuさんは何の妖怪なの?

玲雨 雲

確かに、みどりくんからは凄い子って聞いてるからね。

画魂 混

エルフとか、竜人とかかな?

中村 水樹

俺、は、

ここで、妖怪ではないと言ってしまえば、混さんや雲さんはどんな表情を俺に向ける?

中村 水樹

俺、人間…です。

中村 水樹

人里に住む、唯の人間です…。

すると彼らは驚きの表情を見せ、納得がいったように2人して頷き合っていた。

画魂 混

これはどりみーも凄い子って言うわけだ。

玲雨 雲

これは納得だよ。

俺にはよく聞こえなかったけれど、2人は何処か嬉しそうに微笑んでいた。

青柳 時

水樹?もう行くよ?

青柳 時

コンタミさん、指示よろしくお願いします。

画魂 混

いってらっしゃい。呉々も気をつけるんだよ?…あっ、報連相しっかりね!

玲雨 雲

じゃー、俺もいってきまーす。

きりやんが作ってくれた拳銃を持ち、弾数とリロード数を確認する。

大丈夫。 準備は満タンだ。

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