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『なぁ、知ってるか、シュガーライ寮の事』

「あぁ…知ってるさ、」

「なんだってアイツ女の癖にNRCに入学してきたからな」

『そうそう、それだよそれ、』

『あの女、親の権力使って入学してきたんじゃねぇかって噂なんだよ』

「はあ?!?!」

『おい、!お前声でけーよ、!!』

「…すっ、すまん…それで?」

『だってよく考えてみろよ、おかしいだろ?』

『ここは男子校、女が入学できる所じゃねーんだよ』

『でもそれがあの女には出来る訳、』

「…何故だ?」

『…アイツお菓子の国の第三王女だからな』

【 あらあら、もうそんなに私の事を気にしてるんですか? 】

【 ふふっ、人に心配されるのは気分がいいですね…笑 】

【 でも心配は無用です。 】

【 貴方達には消えてもらいます。 】

【 死ぬのではなく消える。 】

【この意味、先輩達ならよーく分かりますよね? 】

『…おっ、お前っ、!そんなことしていいと思っているのかっ、!!』

「そうだ!お前は所詮女の分際なんだよ!!」

【 これ以上変な噂が広まると私の評判も落ちますので、ね?笑 】

【 さようなら 】

次の日。

噂好きのイグニハイド生一人

耳の良いサバナクロー生一人

計二人が行方不明となった。

しかし違和感何てない

皆なんとも思っていない

思っていないと言うよりは気付いていないのだ

彼達二人と過ごした記憶が綺麗に消されている事を、

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