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~血のハロウィン抗争中~
千冬
場地さん！！！
場地
あ……？
千冬
危ねぇ………！
ドンッ！
千冬
ぐっ………！！
場地
千冬！！！
ナイフを持った一虎から場地を庇った千冬は腹部にナイフが深く刺さる
千冬
…………、
場地は千冬を抱き抱え、必死に名を呼ぶ。
場地
千冬！！！！
千冬
………………、
場地
病院連れてくから待ってろ…！
~手術後~
主治医
手術、終了しました
千冬ママ
息子は……！？
主治医
……千冬くんは無事です、手術は成功した
主治医
ほら、千冬くん…お母様方ですよ、
千冬
…………場地、さん……
千冬ママ
千冬ｯ！！
涼子
千冬！！
千冬ママ
良かった……
場地
千冬……
千冬
…………なんで…
千冬が圭介の裾を掴む。
場地
………え、？
涼子
………千冬…？
千冬ママ
どうしたの……？
千冬
………
主治医
…………今千冬くんは精神的ショックが大きく、逆向性健忘の診断が出ています
場地
え、、？
主治医
簡単に言うと記憶喪失の事です
千冬ママ
！！
涼子
！！？
場地
そんな……
主治医
辛いことだと思いますが千冬くんに記憶を思い出させようとしないで欲しいんです、
主治医
記憶を思い出そうとすると千冬くんは激しい頭痛に見舞われ、
主治医
最悪の場合死に至ることもあります
主治医
この意味、分かりますよね、？
場地
………
涼子
けーすけ……
千冬ママ
………
主治医
………すみませんが圭介くんと二人でお話したいことがありますのでお母様方は少し席を外していただけますか？
主治医
お話終わり次第お呼びさせていただきますので
千冬ママ
………わかりました
涼子
………はい
主治医
では圭介くんはこちらへ
場地
………はい、
場地
………それで、話って……？
主治医
記憶喪失の事だけどね、
場地
はい、
主治医
お母様方にはあぁ言ったけど君には千冬くんの傍にいてあげて欲しいんだ。
場地
それは当たり前です！
学校の送り迎えも毎日してましたし！
学校の送り迎えも毎日してましたし！
主治医
………そうではなくて
場地
……？
主治医
千冬くんのそばを離れることをしないで欲しいんです、一瞬たりとも……
場地
……は、？
主治医
一瞬でも離れてしまうと千冬くんは暴走します
場地
なんで俺が離れるだけで……
主治医
君が黙って千冬くんの傍を離れたことがあるのでは無いですか？
場地
ｯ……！
千冬
…………場地、さん……
場地
千冬……
場地
ごめんな、
圭介は千冬を抱きしめる。
千冬
…………離れない、で……
場地
…もちろんだ
場地
独りにして悪かったな
主治医
……では圭介くん、千冬くんを頼みます。
場地
…はい
主治医
お母様方、お待たせ致しました
主治医
どうぞお入りください
千冬ママ
はい
涼子
はい
主治医
圭介くんには説明しましたが
主治医
今の千冬くんから圭介くんを離すことはやめていただきたいんです。
千冬ママ
え、
涼子
な、なんで……
主治医
今の千冬くんから圭介君を一瞬でも離してしまうと千冬くんは暴走します。
涼子
けーすけから……？
千冬ママ
それは何でなんですか、？
主治医
………今の千冬くんから圭介くんを一瞬でも離してしまうことが一番危険なのです
千冬ママ
え、、、
涼子
……それはつまりけーすけがちふゆにとってなくてはならない存在ってことでしょうか、？
主治医
はい、そういう事になります。
涼子
どうして……
主治医
千冬くんにとって圭介くんから離れることはすごく不安なのです。
主治医
その不安から来るストレスにより、暴走してしまうんです。
主治医
言い方を変えると重度のうつ病患者様と同じ症状が出ます。
主治医
嫌な言い方をして申し訳ございません。
千冬ママ
大丈夫です……ありがとうございます
涼子
ではちふゆはうちで住まわせます。
千冬ママ
私は……
涼子
もちろんちふゆママもだ
涼子
2人で見守ろう、な？
千冬ママ
そうね……じゃあ悪いけど頼める？
涼子
もちろんだ
場地
悪ぃなお袋もちふゆのかーちゃんも……
涼子
何言ってんだよ
千冬ママ
そうよ、けーすけくんは何も気にしないでいいのよ
場地
はい……
涼子
じゃあ帰るか
千冬ママ
そうね、
主治医
お大事に
千冬、主治医以外
ありがとうございました
主治医
いえいえ、お気をつけて
千冬
場地さん……
場地
ン？俺はここにいるぞ（ 微笑み
千冬
良かった……（ 抱き着く
千冬ママ
千冬……ごめんね、守ってやれなくて……
涼子
私もごめんなちふゆ……
千冬
………？
千冬
かー、ちゃん……？
千冬
何言ってんだ、、、？
場地
気にすんな千冬
千冬
あ……ここ、車内……！？
場地
？
場地
そうだぞ
場地
家に帰んなきゃいけねぇからな
千冬
家に……帰る……場地さ、いなくなる……う、うぅ……
場地
……千冬？
千冬
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！
千冬は家に帰ると聞いた途端発狂し、暴れだした。
場地
！？
場地
お、おい千冬！！
場地
どーしたんだよ！！
千冬ママ
千冬落ち着きなさい！！
涼子
ちふゆ！！
千冬
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！場地さんがいなくなっちまう……！！
泣き叫び、暴れ回る千冬はもう場地でさえ止めることは出来なかった。
千冬
また俺を置いて、一人で……！！
千冬
そんなの嫌だｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ
場地
千冬落ち着け！！！
場地
俺は離れたりなんかしねぇから！！
千冬
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！
場地
千冬ぅ！！
場地
クソッ……力、強ぇｯ……！！
千冬ママ
千冬やめなさい！！
千冬
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
千冬
俺から取るな！！俺から場地さんを取るなｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！！
場地
千冬！！
千冬
場地さん場地さん場地さん場地さん場地さん場地さん場地さん場地さん
場地
俺はここだって！！
千冬
離れちまうならいっそ……
場地
は、？
千冬が場地の首に思いっきり噛み付いた。
場地
い"ｯ！！！
千冬
…………
千冬ママ
ｯ！！
涼子
ちふゆｯ……！！
目に光が宿っていない千冬は恐怖でしか無かった。千冬はどんどん噛む力を強くしていく。
場地
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！痛"ｯｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！やめろぉぉ！！
千冬
場地さんが離れるなら……俺が……
場地
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！！勝手にいなくなったりしてごめんなさい！！お願いだから噛まないで……！！
千冬
場地さんが悪いんですよぉ……？
千冬
勝手に居なくなったりなんかするからぁ……（ にたぁ
場地
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいｯ……！！
千冬はどんどん噛む力を強くして いく。 千冬に噛まれている場地の肌は 破れ、肉が見え始めていた。
場地
千冬ｯ……千冬ｯ……！！
場地
やめて、ください……！！
千冬
ダメですよ場地さん動いちゃ……動いたらもっと痛いですよぉ……？
場地
痛い痛い痛いぃぃぃぃ！！！
千冬
ふふっ
千冬
アハハハハハハハハｯ！！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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