私は一也がなんであんな事を言ったのかよく分からなかった…。何なの…。馬鹿じゃないの
結城哲也
ん?本田。御幸はどうしたんだ?

莉子
知りません。あんなやつ

結城哲也
なにかあったのか?

莉子
…ほっといてください。大丈夫なので

小湊亮介
ふ~ん面白そうな予感がするな〜♪

するとしばらくして一也が戻って来た…。こっちに向かってきたような気がしたけど私は無視して違うところに行った
莉子
ゾノお疲れ様!!スポドリ飲んだら?

前園健太
おう!!莉子は助かるな

莉子
ゾノ最近よく頑張ってるね。やっぱレギュラー目指してるんだよね?

前園健太
そりゃそうだ!!まずはベンチからだけどな

莉子
ははっそうだね笑ゾノならいけるよ

前園健太
ありがとな

御幸一也
何なんだよ…。あからさまに無視しやがって…。

小湊亮介
御幸笑振られたのか?

御幸一也
はっ?別にそんなことないですけど…。てか俺別にアイツのこと好きじゃねぇし…。

小湊亮介
じゃあ他のやつに取られてもいいの?俺とかさ

御幸一也
はっ?どういうことすか?

小湊亮介
俺莉子のこと気に入ってるんだよね

御幸一也
…

俺はそれ以上は何も言えなかった…。小湊先輩が莉子のことが好き?あいつのどこがいいんだよ…。分かんねぇ
御幸一也
(でも…。無視はさすがのオレでも傷つくっの)

俺はグラウンドに戻ったが莉子の姿が見当たらなかった…。アイツまだどっかで油売ってんのか?
御幸一也
梅本…。莉子どこ行ったか知らねぇ?

梅本幸子
ん?あぁスポドリがなくなったから買いに行ったよ。一人で大丈夫って言ったんだけど大丈夫って聞かなくて…。

夏川唯
なんかいつもと様子が違ったんだけど。御幸くんは原因わかる?

御幸一也
いや…。特には…。とりあえず莉子は一人だと多分持てねぇから見に行ってくる

梅本幸子
…絶対何かあったでしょ

夏川唯
いつもの喧嘩じゃないよね?

倉持洋一
二人ともそう思うか?

梅本幸子
早く仲直りしろっての

一方その頃私は買い物に行っていた…。とりあえずはこのスポドリを1箱分購入することになった…。
莉子
えっと…。スポドリっと…。あった!!

不審者
ねぇ…。ちょっといいかな?

莉子
えっ私ですか?

不審者
そう!!君だよ!!あのさここらへんにお金落としたんだけど探してくれない?

莉子
スポドリ買ってからでいいですか?

不審者
探してくれるの?ありがとう。じゃあ待ってるね

私はスポドリを購入してからその人の落とし物を探すことにした…。だんだん人気のないところに連れて行ってられてる気がする…。
莉子
あの…。本当にここらへんに探し物があるんですか?

不審者
そうそうここらへんで落としたんだけどな…。

莉子
(やばい…。逃げなきゃ)

莉子
じゃあ私はここで

不審者
まだ見つかってないんだけど?

莉子
(にげなきゃ…。)

私は走り出した。でもスポドリが重くてあまり早く走れなかった…。
不審者
捕まえた笑逃げても無駄だよ

私はそいつに鼻と口をふさがれてそのまま意識を失った