TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

クロッチ!

だいぶ話が飛んでるから

クロッチ!

最初から読むことオススメします

クロッチ!

行ってらっしゃい!

ドラケン(子供の幽霊)

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙

真一郎

______(呪文)

ドラケン(子供の幽霊)

まって....話....きい...て

ドラケン(子供の幽霊)

俺は....隆を....助けたい...

真一郎

!!

真一郎

........スッ(術を辞める)

ドラケン(子供の幽霊)

ハァッハァッハァッハァッハァッ

真一郎

スッ…(結界だけ張って動きを封じる)

ドラケン(子供の幽霊)

!?(動けない)

真一郎

........わけありか

真一郎

聞くだけ話は聞いてやる

真一郎

だけどお前のこと完全に信用したわけじゃい、妙な動きをしたらすぐ祓うからな

ドラケン(子供の幽霊)

.............

真一郎

きつい言い方をして悪いな

真一郎

これも俺の仕事だから

真一郎

ひとまずなんでここに来たのかわけを聞かせてくれ

おれは、唯一の頼みの綱である真一郎と名乗ったそのお祓い師にここに来た全ての理由を話した。

ドラケン(子供の幽霊)

隆が....隆が死んじまう....助けて

真一郎

事情はわかった

真一郎

ここにそいつを連れてこい、無償で祓ってやる

ドラケン(子供の幽霊)

本当か!

真一郎

ああ、ただし条件がある

ドラケン(子供の幽霊)

条件?

真一郎

んーっと、絶対破ったら行けない約束だ

ドラケン(子供の幽霊)

なんだ?

真一郎

そいつのお祓いがすんだら、お前にも成仏してもらう

ドラケン(子供の幽霊)

!?

ドラケン(子供の幽霊)

(でもそれじゃ、隆のこともう見てやることが出来なくなる)

ドラケン(子供の幽霊)

(約束したのに)

真一郎

そいつ、もう中学生なんだろ

真一郎

お前が守る必要はもうない

真一郎

もっと言うと、おまえがいることでそいつがよりいっそう憑かれやすい体質になっちまうぞ

ドラケン(子供の幽霊)

(俺のせいで、隆が危険になる)

ドラケン(子供の幽霊)

(そんな)

真一郎

辛いのも嫌なのも分かるが、その隆とか言うやつに早くそっち側来て欲しくないんだろ?

真一郎

だったら今ここで俺に約束しろ

ドラケン(子供の幽霊)

....隆が、それで助かるなら

真一郎

話がわかる良い奴だな

真一郎

お前名前は?

ドラケン(子供の幽霊)

龍宮寺....堅

真一郎

龍宮寺堅な、ちょっと待ってろよ

ドラケン(子供の幽霊)

???

真一郎

(式神と針を取り出して自分の血つけた針で式神にドラケンの名前を書く)

ドラケン(子供の幽霊)

何してるんだ?

真一郎

いいから、堅、この紙に手を乗せてくれるか?

ドラケン(子供の幽霊)

?こおか?(手を乗せる)

真一郎

そぅ!ちょっと動かないでくれよ

ドラケン(子供の幽霊)

???

真一郎

「陰陽師、佐野真一郎の名において彼の御霊、龍宮寺堅なる者の魂を式神の体に宿すことをここに誓う」

パァァァァァ (式神が広がりドラケンの体を包み込む)

ドラケン(子供の幽霊)

え、なに!

ドラケン(子供の幽霊)

わっ!

ドラケン

痛ってて、!?

ドラケン

浮いてる感覚がない!痛みも感覚もある!

ドラケン

え!俺生き返った!

真一郎

そんな驚くなよ、あと生き返ってないから

ドラケン

どういうことだ?

真一郎

お前の魂を俺の式神に宿して、一時的に人間のような存在にしてるだけだ

真一郎

見えなかったら連れてくることも出来ないだろ?

ドラケン

確かに

真一郎

あとお前に一つだけ簡単な術を教えとく、これがないと不便だからな

ドラケン

なんだ?

真一郎

記憶を自由に操作できる術だ

真一郎

死んだ人間が生き返ったってなると色々厄介なんだよ

真一郎

だからお前のこと覚えてる奴がいたら問答無用で術をかけろ

真一郎

すべてがおわったら、お前が消えると同時にお前が操作した記憶も元に戻る

ドラケン

.....わかった

真一郎

じゃぁ今日からここに住め、お前に与えたからだはお前が思ってる以上に脆い、何かあってからでは対処に困る

ドラケン

いいのか?

真一郎

俺がいいって言ってるんだから当たり前だろ、好きにくつろいでていいよ

ドラケン

ありがとう

真一郎

どういたしまして

真一郎

それからのこいつの行動は、お前の知っている通りだ

三ツ谷

.............

ドラケン(子供の幽霊)

勝手なことして....ごめん

ドラケン(子供の幽霊)

でもこれしか助けられる方法がわからなかったから

ドラケン(子供の幽霊)

隆にもっと生きて欲しかったから

ドラケン(子供の幽霊)

ごめんなさい....ごめんなさい

三ツ谷

.....堅、もう泣かないでいいよ、顔上げて

ドラケン(子供の幽霊)

(恐る恐る三ツ谷の顔を見る)

三ツ谷

今まで見守ってくれてたんだな

三ツ谷

ずっと傍で、寂しいの我慢してたんだな

三ツ谷

俺が余計なこと言わなかったらもっと、ずっと楽だったよな

三ツ谷

ありがとう

三ツ谷

そして俺の方こそごめんな

三ツ谷

堅のおかげで沢山支えてもらって、今ここに今日も俺は生きている

三ツ谷

堅は悪くないよ

三ツ谷

お疲れ様

ドラケン(子供の幽霊)

隆....

三ツ谷

触れられないし、これからはもう二度と堅に会えなくなる

三ツ谷

それは俺もとても辛い

三ツ谷

でも堅が2度も救ってくれたこの命、大事に今日も俺は生きていくから

三ツ谷

輪廻の輪の向こう、来世が本当にあるのなら

三ツ谷

そこでまた親友として会おうぜ

ドラケン(子供の幽霊)

うん、うん....ずっと待ってるから

ドラケン(子供の幽霊)

あんまり早くこっちに来るんじゃねーよ!

ドラケン(子供の幽霊)

変なやつらにも、もう絶対ついて行ったらダメだからな!

三ツ谷

はは、約束するわ

真一郎

2人とも、そろそろ時間だ

三ツ谷

あ、はい....(覚悟を決めた)

ドラケン(子供の幽霊)

いつでもいいよ、真一郎くん

真一郎

おぅ、楽にあの世に連れてってやる

優しく穏やかにお祓いを始める

三ツ谷

(あ、堅の体が薄くなっていく)

三ツ谷

(もぅ本当に会えないのか)

三ツ谷

(はは、分かっていても、やっぱりつらいな)

三ツ谷

(堅、行かないで、もっとそばにいて欲しい)

三ツ谷

(もっと話したい、そばにいて欲しい)

三ツ谷

(嫌だ、行かないで)

三ツ谷

ドラケン(子供の幽霊)

ん?

三ツ谷

今まで本当にありがとう、おやすみ!

今までの心境とは裏腹に、涙を流しながら微笑む

ドラケン(子供の幽霊)

........おぅ

ドラケン(子供の幽霊)

元気でな!

ドラケンの姿が完全に消える

ドラケン

.................

ドラケン

あれ、俺...真一郎くんに祓われたはずじゃ

???

よ、久しぶりだな

ドラケン

???

ドラケン

おまえ、誰だ?

???

ひでぇな堅

???

ま、14年も寝てたんだから、わからなくて当然か

ドラケン

!?

ドラケン

もしかして!

???

おぅ、俺だよ

三ツ谷(27歳)

本当に久しぶりだな、堅

ドラケン

そんな、もう死んじまったのか

三ツ谷(27歳)

死んでねぇよww

三ツ谷(27歳)

まだまだ元気だよ

ドラケン

じゃぁなんで

三ツ谷(27歳)

それはな....

つづく

この作品はいかがでしたか?

30

コメント

3

ユーザー

もう、やばすぎる、涙が止まらないです、天才すぎます!

ユーザー

死んでもいいですか?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚