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キーンコーンカーンコーン…
葵
終わったー
裕貴
おつかれ
葵
ヘヘ
葵
ありがと
葵〜〜！
葵
何〜？
となりのクラスの男子が呼んでるーー！
葵
今行くー！
裕貴
行ってら
葵
うん！
葵
はい
男子A
葵さんだよね！
葵
はい…
男子B
やっぱ、噂通り！
男子A
かわいー
葵
あの…
男子A
あ！そうだそうだ
男子B
今日、俺らとカラオケ行かね〜？
葵
えっ…
裕貴
？なんだろう。
裕貴
向こうが一方的に話してる気がするし
裕貴
葵、困ってない…？
葵
いや、えっと…
男子A
いいじゃん！
葵
いや…
ぎゅっ
葵
！？
男子A
？何だお前
男子B
は？
裕貴
彼氏(・_・)
葵
ゆ、裕貴…
男子A
は？嘘だろ…
男子B
こんなちっさい地味男子が
葵
あなた達の背が高いだけです。
男子A
ほんとに彼氏？
裕貴
はい
葵
そうですけど…
男子B
じゃあ、キスしてみ
葵
は？
いつのまにか、まわりにいる人全員の視線が私たちに注がれていた。
葵
え…
男子A
カップルなんだろ？
男子B
はよはよ
葵
っ…
裕貴
………
裕貴
無理
男子A
なんで？
裕貴
こういう状況でキスしたくないし
男子B
は？
裕貴
命令でキスするのは嫌だな
葵
裕貴…(・-・)
男子B
キスしてください！
男子A
キース!
周りの生徒たちも、期待の目を向けてくる…
裕貴
………やめろ!
止めても聞かない…
葵
………
葵
別にいいよ
裕貴
え…？
葵
この人たちがひいてくれるなら
裕貴
………
男子A
ほらほら
男子B
いいってよ〜
裕貴
本気?
葵
う、うん…
裕貴
ごめん…
チュッ
歓声が上がる。
裕貴
…………
葵
…………
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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