○○
ショッピくん
今日も私は話し掛ける。
ショッピ
…何?
相変わらず貴方は悲しい顔をしている。
○○
あ、えっと…その…
ショッピ
…用がないなら話し掛けないで欲しいんだけど
○○
……ごめんね
涙を堪え、走って教室を出た。
今私の目は潤んでいるだろう。
歪む視界の中、誰もいないところを目指して廊下を駆けていく。
上級生に見られてしまったが友達じゃないだけマシだ。
そしてまたいつものように裏庭の隅っこ、
草が生い茂っていて誰も近寄らないこの場所で蹲った。
ここは誰も来ないし、そもそもこんな隅っこに人が居るなんて思わないはず。
でも、一応声を押し殺して泣いた。
こういう時はいつも、自分を責めてしまう。
何で傷付くと分かっていながらも話し掛けてしまうのか。
何で貴方を困らせてしまうのか。
元気にさせたいだけなのに。
ただ、好きなだけなのに。
こんな弱い私は大嫌いだ。
こんな私は 死 ね ばいいんだ。
でもそんな勇気がある訳でも無い。
私の何もかもが嫌になって馬鹿らしく感じてくる。
大袈裟かもだけど、私のメンタルはそんなに強くない。
……もう、限界だ。
○○
死のう
??
あの……大丈夫ですか?
○○
え…?あの、お名前はなんですか?
??
僕は
チーノ
チーノです
○○
チーノさん……
チーノ
呼び捨てで大丈夫ですよ
チーノ
僕たち同級生なんですから
○○
え…私の事知ってるの?
チーノ
ショッピからよく聞くんですよ
○○
ショッピくんから……///
チーノ
どうかされました?
○○
嬉sコホン、意外だなーって思って!
チーノ
そうなんですか?!
○○
うん
チーノ
いやーショッピが好k
ショッピ
おい
チーノ
お!ショッピ!
ショッピ
お前今のこと言ったら☆ろすからな
○○
☆ろすw
チーノ
なんで笑ってるの?!
○○
特に理由は無いかな(塩)
チーノ
…………🥺
○○
それより…ショッピくんはなんでここに来たの?
チーノ
俺もなんだけど
ショッピ
あ…いや…散歩みたいな…感じ…
チーノ
お前好k
○○
そうなんだ!
○○
ここいいよね!
チーノ
だから俺m
ショッピ
そうだね
チーノ
はぁ……
チーノ
ショッピ、もう行くぞ
○○
何処に?
チーノ
我々部
○○
へぇ!そんなのあるんだ
チーノ
うん
チーノ
知らなかったの?はぇー(煽)
○○
ウザ☆
チーノ
ありがとう☆←
チーノ
あ、そうだ
チーノ
○○ー、連絡先交換ね!
○○
はーい
チーノ
じゃあまた
○○
バイバイ
チーノ、かぁ
話しやすいし面白かったな…
また会ってみたいかも…