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ゼア
先頭に教師らしき人物
辺りを見回しながらゼアは思った
帰りたい
そもそもの話だが人間とは,全く会話と言うモノをしなければ関わり方を忘れるのだ
そして彼女は旅をしている最中に他人に合うものの殆ど会話をしないし少し行動を共にする程度…他人に会っても無視である
何年か前にギャングに子供を殺され母親の豹変振りが若干トラウマになりつつあるのだ
そう
つまり
彼女はかなり人が苦手である
寮分けが終わり案内された部屋に入りベッドへと腰を掛ける
ゆっくりと今日の出来事を脳内から思いだす
収納バッグ(簡単に言えば異世界とかにめちゃくちゃ登場するアイテムボックスとほぼ同じ物である)
から毒のエキスを入れた小瓶を取り出す
瓶の裏には年号と何月何日,賞味期限が書かれている
賞味期限が切れている毒を飲み,収納バッグごと杖を一振りし何処かへ転向する
ゼア
やっぱり毒を飲んだら何故か魔力の毒性が強まる
毒を吸収する魔力…?
一旦思考を停止し明日に備え準備をする
終わった後はそのまま布団も掛けずにベッドの上で丸くなる
ルームメイトが此方を奇妙な物を見るような目で見ているのを無視する
ミシェが居ないと少し……寂しい
何処に行ったのか全く分からないんだよな
考えても悲しくなるだけなので考えるのを辞める
そっと防御結界を張りそのまま夢の世界へと落ちて行った