だって俺、不人気やもん。〚完結〛

窓のところでロボロさんが シャオさんの手首を掴んでると思ってください

その時のロボロの表情は

強い意志が感じられて

少し泣きそうになっていた

「なんで」か

考えなかったかもしれない

別に、死にたい理由は無い

ただ興味本位……死んでみたいなって思ったから

これは多分、不人気とかは関係ない

ただ本能的に死のうとした

それで迷惑かけたんは変わらへん

ｺﾝｺﾝｯ

ｶﾞﾁｬｯ

ｼﾞｼﾞｯ

緊急会議だ 至急会議室に集まるように

俺は下を向いてたから分からない

でも、その一言で空気が一変したのは分かった

怖かった。何かを言われるのが

また見放されるのか、昔みたいに

なにも、なにも言わないで

俺を見放さないで…ｯ

ここから先の言葉は何となく聞きたくなくて

怖くて

だから耳を塞いだ

手で耳を塞いで目を閉じた

無音の空間に入った気がした

その瞬間、誰かに包まれた気がした

目を開くと

なんで謝るん？

悪いんは俺なんに

悪いことして心配かけさしたんに

なんでこんなに

優しくしてくれるん…？

ゾムは俺を抱く力を少し強めて

俺を安心させてくれた

これでよく分かった

俺は不人気なんやない

たとえ不人気やとしても

頼れる大好きな仲間がいる

これが

これがほんまのハッピーエンドや

どんな過去があっても

人生の主役は我々だ！

𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩BADEND♡500