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2件

初コメ失礼します🙇♂️ めっちゃ神作!! 続き待ってます
ことね
ことね
ことね
ことね
ことね
ことね
Ak視点
頭の痛みで目がさめると
そこは真っ白な部屋で
薬の匂いが鼻にツンとくる
病院だった
なぜこんな所にいるのか
そもそも俺ってなんなのか
何も思い出せなかった
頭の中に霧がかったように
記憶が曖昧だった
ふと横に目をやると
目を真っ赤に腫らし
涙がこぼれ落ちている
知らない男の子が座っていた
綺麗な金髪に、下は少し緑がかっている
透き通る緑の瞳をした人。
Pr
その人は俺を見ながら名前を呼んだ
多分俺の名前は『Ak』なのだろう
でも俺はその人が分からなかったので
Ak
と正直に答えた
するとその人は
驚いたような顔をして、
絶望したような表情も見せ
その後にこう言った
Pr
そう言われてもしっくりこなかった
俺の記憶を辿って見ても分からなかった
Ak
なんて言えばいいか分からなくて
曖昧な返事しか出来なかった
思い出せないことが悔しくて
多分大切な人だったから
じゃないとここまで泣く人なんかいない
Pr
そう言って君は去っていった
隠しきれていない涙を見せながら
俺は心の中で何度も謝った
思い出せなくてごめんなさい
君が知っている『俺』になれなくてごめんなさい
君との思い出を無くしてしまってごめんなさい
Ak
その日は頭痛が酷かったので眠りについた
起きたら思い出せていると願いながら_
次の日
やっぱり記憶が戻っているなんて
単純なことはなかった
次の日も君は来てくれた
また目を真っ赤に腫らしながら
君は言った
Pr
Pr
Pr
Pr
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
君_Pr君は俺についてたくさん話してれて
Pr
『俺』と言う存在も少しだけ分かったような気がした
Ak
Pr
Ak
少しだけ距離は縮まったけど
まだ昔の俺のようにはなれていない気がする
Pr
Ak
Pr
Pr
Pr
Pr
Pr
Ak
Ak
"頑張る"と言っても
俺には何も分からない
君がどんな人だったのか
俺がどんな人間だったか
絶対に思い出せる保証なんて無い
いつか思い出せる日が来るのかな
君と心の底から笑い合える日が来るのかな
そんな不安を抱えながら俺は眠りについた
俺はどこか懐かしいような夢を見た
君__Pr君と俺が
アイスを持ちながら走り回っている
嬉しそうな、楽しそうな顔をして
俺たちは笑いあっていた
その時だった
Pr君がよろけて赤信号の道路に飛び出してしまった
おれは勝手に体が動いていた
Pr君を思いっきり突き飛ばして
そこで俺は目が覚めた
俺は冷や汗をかいていた
あまり寝た気がしなかった
夢のことを思い出そうとすると
頭がズキズキと痛み
また悪化すると
Pr君に心配されそうだったので
もう考えるのはやめにした
しばらくはPr君の家で暮らすことになった
Pr君の作るご飯はとても美味しくて
ほっぺたが落ちそうで
どこか懐かしい味がした
俺は多分
Pr君のご飯が好きだったのだろう
この味でそう確信した
Ak
Ak
俺がそう言うとPr君は悲しそうな笑顔を見せながら
Pr
と一言だけ言った
時々、Pr君は俺について話してくれる
手料理が得意だった
バスケが得意だった
元気で明るい存在だった
Pr君のことをPーのすけと呼んでいた
と色んなことをいっぱい話してくれた
少しずつ『俺』という人間が
俺の中で完成されて行く感じがして
嬉しかった
君の思っている『Ak』に近づいていくことが嬉しかった
でも、
俺の心の中は空っぽだ
ことね
ことね