奈々
奈々
お金が無いなら、盗めばいい。
そう思って、母の財布から抜いたお金で
奈々
僕は彼に会いに行くのだった……
奈々
僕は△△駅まで、電車で来ていた
そう、彼に会うために。
怒罷(ぬべ)
奈々
怒罷(ぬべ)
奈々
当時の僕に、罪悪感なんて無かった。
僕には彼が全てで
家族なんて、彼以下の他人でしか無かった。
怒罷(ぬべ)
奈々
気が済むまで遊んだ
母の財布から取ったお金で。
何も考えずただ、楽しんだ。
怒罷(ぬべ)
奈々
怒罷(ぬべ)
怒罷(ぬべ)
奈々
奈々
怒罷(ぬべ)
奈々
奈々
ただただ憂鬱だった
彼が居ない家に帰るのが
居場所のない場所に帰るのが嫌だった
奈々
奈々
幸せな時間に浸って帰ったあの日の帰路は
とても短いように感じた。
奈々
ガチャ…と扉を開けて玄関に入る
その時、奥の方から足音がした。
母
奈々
母
母
奈々
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