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のあ
朝ごはんを食べながら、私は何気なく言った。
のあ
のあ
箸を持つ兄の手が、ぴたりと止まった。
ゆあん
のあ
のあ
それ以上、何も言われなかった。 ただ、兄の表情が少しだけ硬くなった気がした。
ゆあん
のあ
ゆあん
のあ
ゆあん
即答だった。
ゆあん
そう付け足されて、私はそれ以上言えなかった。
放課後。
クラスの男子がプリントを差し出してくる。
のあ
その瞬間。
ゆあん
低い声。
振り向くと、教室の入り口に兄が立っていた。
ゆあん
視線は私だけじゃなく、 一緒にいた男子にも向けられている。
ゆあん
私の手首を、やさしく、でも逃さない力で掴む。
ゆあん
そのまま、私を連れて教室を出た。
廊下に出てから、私は小さく声を出す。
のあ
ゆあん
のあ
ゆあん
歩きながら、兄は少しだけ顔を背けた。
ゆあん
その一言で、心臓が大きく跳ねた。
ゆあん
そう続けた声は、どこか迷っているみたいだった。
のあ
言葉が続かない。
帰り道、いつもより距離が近い。 肩が触れるたびに、心臓がうるさくなる。
ゆあん
ゆあん
ぽつりと、兄が言った。
のあ
私が聞くと、兄は足を止めた。
ゆあん
そう言って、私の頭に手を置く。
ゆあん
そこで言葉を止めて、深く息をついた。
ゆあん
その背中を見てながら、私は思った。
のあ
⸺一方で兄の胸の中。 (ここからゆあんくん目線です)
妹が誰かと並ぶ姿が、 どうしても頭から離れなかった。
『妹、なのに』
そう思うたび、 ”取られる"という感情が浮かんでしまう。
それが何なのか、 まだ名前はつけられないまま。