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赤くん視点(基本) 性別違和についてほんの少し触れています 9割創作 Rなし 赤くんがひたすらに病んでます もしかしたら救われるかも (活動名:赤 本名:りいぬ の設定でお願いします) ───────────────── 俺は、ずっと間違えていたんだ。 昔から、俺は特別だと思ってた。 人より才能があって、人より運動ができて。 人より愛されて、人より大切にされる。 実際はそんなことは無かったし、何をしても、何をとっても人並み以下で。 人並み以下しか愛されず、人並み以下しか必要とされず 人並み以下程度の運動もできず、人よりずーっとどうでもいい存在だったんだ。 いてもいなくても変わらないし、 俺がこの世界から消えたって誰も気が付かない。 俺は、強くて明るくて、どんなことにも耐えられる女の子として生きるはずだったんだ。 昔から、気がつけば男の子といた。 昔から、プリキュアなんかより仮面ライダーが好きだった。 昔から、可愛いメイク道具より、かっこいいヒーローの変身ベルトが好きだった。 いつだって女の子と自分の趣味は合わなかったし、女の子といれば不思議と心臓がギューッとなって、ばくばくうるさく脈打ち始める。 ずっと、自分はただ男の子っぽい女の子だと思ってた。 ずっと、俺みたいな家庭が当たり前だと思ってた。 り「…るかちゃんって、私からしたら意地悪な支配者だよ…、」 別の友達に零した。 親友だって言ってくれた友達だった。 俺が、唯一心から友達だと思っていた彼女。 自分から、俺を友達だと言ってくれた唯一の親友。 そんな彼女に零したんだ。 彼女は泣いた。 俺が零した、"るかちゃん"へのたった一つの抵抗。 それを聞いて、るかちゃんに同情して泣いた。 あぁ、俺は間違えたんだ。 そんなことを考えながら、もう全てがどうでも良くなった。 もうこの場所に私の居場所なんてないし、もう友達もいない。 誰だって俺を本当の意味で救ってはくれないし、最後に陥れるのはいつも「友達」だ。 るかちゃんは言った。 『私っ、あんなこと思われてるなんて知らなくてぇっ、…』 白々しい。 実に馬鹿げている。 俺と同じグループの人に対して可哀想だと言ったのは彼女だし、 俺が男子と歩いている時に「りいぬってあいつのこと好きなんじゃない?」と言ったのも彼女。 そんなの思春期ならよくある話かもしれないが、自分が男を好きだと思われていることかどうしようもなく気色悪かった。 今すぐ腹を切り裂いて子宮をどこかに投げ捨てたくなった。 こんなものを持って生まれてきて、何が好きで体と心の性を別にしたんだ。 ただ、それよりも腹が立ったのは、 その子の周りには人が集まり、 「私はあなたの味方だよ」 なりなんなりみんなして口にしている。 嗚呼、気色悪い。 皆、その子の黒い部分も大して知らないくせに口を揃えて俺を虐げる。 その時、その瞬間。 虐められた。 いや、いじめられていると確信した。 今までだって、どこかで勘づいていた。 俺が忘れた時だけ大声で責めたてる。 俺以外だって提出期限守れないのに。 俺は、皆より守っていたのに。 そんな場所にいる自分がバカバカしくなった。 だけど、それでも家に帰れば暴れる母親にそれを止める兄と父 俺に発言権なんてなかったし、発言しようものならどんな仕打ちか怖くて仕方がなかった。 嗚呼、やっぱり間違えていたんだ。 私なんて生まれて来なければよかったし、存在するだけ無駄なんだ。 だから、私は赤になる。 俺が俺でいられる、インターネットという居場所を求めて入り浸る。 俺が男になったって誰も文句は言わないし、仮に女だとしてもかっこいいって褒めてもらえる。 そんなインターネットがとても心地よかった。 だから、これからも 俺は、俺であるためにりいぬを殺す。
ここまで見てくださってありがとうございます! 9割創作と書きましたが、私の事6割、赤くんのこと4割くらいでほぼ事実になっちゃいました😭 こんなの見ても詰まんねぇよって思うかもしれませんが、既読感覚で1回いいね押してくれれば最高に沈んだ心がちょっと浮かんでくるかもしれません こんなところでこんなこと話してごめんなさい。 リアルでは友達もいないし親も大して味方では無いし何かとひとりぼっちで、それを親に言えば否定されるんです。ここでしか零せませんでした。 同じような経験をした方、泣けば勝ちです。 世の中ずる賢いやつが勝つんです。 強く生きましょう。 おつくる!!
コメント
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全国のるかさんへ謝罪させていただきます。 本っ当に申し訳ございませんでした!!! 女の子の名前を探して最初に思い浮かんだだけだったんです。 もしも嫌だという声がありましたら変更させていただきます。