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翌朝
まだ誰も起きていない、早朝5時
私は、昨夜荷造りを終えたカバンを手に、静かに部屋を出た
しんと静まり返ったシェアハウスの廊下
いつも、誰かの楽しそうな声や足音が聞こえるこの場所も、今は冷たい静寂に包まれている
私はゆっくりとした足取りで、玄関へと向かった
扉の前に立ち、カギを開ける
その瞬間、私は堪えきれずにそっと後ろを振り返った
大好きな、みんなと過ごした大切な家
私は、胸の前でぎゅっとカバンの紐を握りしめ、もう誰もいない空間に向けて、消え入りそうな小さな声で呟いた
noa
noa
カチャリ、と静かに扉を閉める
それが、大好きなからぴちのメンバーたちとの、別れだった
noa
私は自分を奮い立たせるように小さく微笑むと、冷たい朝霧が立ち込める街を歩き、以前検査を受けた病院へと向かった
病院に着き、静かな病室へと案内された私は、ぽつんと置かれた白いベッドにゆっくりと座り込んだ
遮音性の高い部屋には、自分の微かな呼吸音しか聞こえない
noa
noa
誰もいない、あまりにも静かすぎる部屋
私はカバンを開けると、昨日大切に詰め込んだ、みんなで撮った集合写真を取り出した
写真の中のみんなは、世界で一番楽しそうに、私を囲んで笑っている
その眩しさに、私の目元が自然と優しく緩んだ
けれど、荷解きを始めようと少し身体を動かしただけで、胸が激しく締め付けられ、ひどく息が上がってしまう
はぁ、はぁ、と荒い息を吐きながらベッドに倒れ込む
自分の命の砂時計が、確実に、そして急速に消え去っていっているのを、私は嫌というほど実感していた
全ての荷解きを終わらせ、ベッドの上で横になったのあは、スマートフォンを取り出した
画面を開き、YouTubeの別垢に切り替える
メンバーには決して見つからない、ただの一人のファンとしての私
おすすめ欄を開くと、からぴちの新しい動画が投稿されていた
画面をタップすると、いつも通り、じゃぱぱさんたち男子達がうるさく大騒ぎし、女子組が明るく笑っている、最高のエンターテインメントが広がっていた
noa
メンバーたちの明るい声、楽しそうな笑顔
それを見ているだけで、私の顔には、ここ数日ずっと封印していた、本来のふわふわとした優しい笑みが自然と浮かんでいた
けれど、画面の向こうの楽しそうな世界を見つめているうちに、私の胸の奥に、ほんの少しの、ちくりとした寂しさが芽生えた
noa
当たり前のことなのに、自分がもうその輪の中にいないという現実が、私を孤独にさせる
私は、優しく、けれど少しだけ切ない瞳で動画を見つめた後、コメント欄を開いた
そして、震える指先で、画面に向かって一文字ずつ、本当の想いを打ち込んでいく
『いつも楽しい動画をありがとうございます!』
送信ボタンをタップし、スマホを胸元に抱きしめてそっと目を閉じた
noa
私は、自分の部屋で放った冷酷な言葉を思い出し、胸を締め付けられるような後悔に襲われた
noa
noa
noa
ベッドの上で身体を丸め、私は顔を枕に深く埋めた
シーツに涙がポロポロと染み込んでいく
noa
noa
寂しさと、みんなへの愛しさに押し潰されそうになりながら、私は静かに、けれどずっと、枕に顔を埋めて泣き続けた
彼女に残された一ヶ月という短い時間が、あまりにも優しく、残酷に流れていく
遠い僕はてるてるぼうず
#うりさん
みーる
869
詩音結愛 新ビジュ公開予定
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#BL
コメント
13件
悲しいけどみんなの性格ちょっとわかってきたぞ!!
続きが早く見たい
