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瀬名 紫陽花
僕は東文福。 そこらへんの山に住んでる、一般化け狸。
ニンゲンは「野生の狸は迷惑をかける」というロックした思考で僕達を駆除しようとしてくる。そのせいで、本来の狸の姿をした同族が日に日に減っている気がする。まったく、不幸でならないぜ。
獣人はニンゲンの形をしてるから、ってニンゲンは殺すのを躊躇う。獣人に産まれただけ幸福だ、父ちゃん母ちゃんに感謝してもしてきれない。 どうやら、獣は進化の途中で獣人か本来の姿かに別れているらしい。こんな辺境まで来たニンゲンが話しているのを盗み聞きしただけだけど。
それでも、「狸に化かされる」とニンゲンは僕らが嫌いなものをこぞって使用するんだ。油断ならない!そんなこんなで、ニンゲンから逃げるようにいろんな山を転々としてきた。 故郷に置いてきた父ちゃん母ちゃんが心配でならない。
文福
僕は基本的に日にちを決めて、一日のうちに食料をまとめて集めてくる。その予定日が昨日だったのに、ニンゲンが山に来ていたんだ!!ニンゲンが一人いたらあと何人かはいると思った方がいい。潜伏して、何日か待たないと安心できない。 まったく、何でよりによって昨日なのか!食料はもう底を尽きそうで、何より腹が減る。
文福
チョベリバって、使い方あってるっけ? ニンゲンが使っているのを聞いただけだからよく分からない。僕の記憶では超ベリーバッドの略だった気がする。
そして、僕の中にはある一つの衝動があった。 そろそろ誰かを化かしたい!何日も我慢しているからそろそろ化かさないと落ち着かない。人を化かすのは化け狸の性分だけど、僕は人一倍誰かを化かすのが好きな狸なのさ。
文福
文福
文福
文福
文福
文福
文福
化かそうとしたニンゲンが持っていた傘で、額を殴られた。僕は思いっきりしりもちをついた。そのニンゲンを見上げるような姿勢になって初めて、ニンゲンの顔をハッキリと見た。 そのニンゲンは冷たい目をしていた。
文福
ニンゲンの姿をしていたソイツは、到底ニンゲンとは言えない姿に変わっていた。耳と尻尾が生えている。獣人だ。しかも、多分狐で、尻尾は9本……
文福
文福
榎
文福
文福
榎
榎
文福
榎
文福
榎
文福
榎
文福
榎
文福
榎
文福
榎
文福
榎
文福
文福
そんなこんなで、お師匠の弟子になったワケ。
※「めしい」は現代において差別的表現と言われることもありますが、今回は登場人物が古風なキャラクターの為使用しています。差別的な意図はございません。