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極悪人のススメ

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極悪人のススメ

1 - 第1話

2025年04月01日

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一宮 愛美

え、いまなんて……

一宮 愛美

お父様もう1回言ってください。

大学の進学は無しだ。

愛美には会社を継いでもらう。

一宮 愛美

どうしてですか?

一宮 愛美

この前はいいって…

いいから言うことを聞け!!

一宮 愛美

嫌です。

一宮 愛美

理由を話してください。

…上の都合だ。

お前には関係のない話だ。

一宮 愛美

都合悪くなったらすぐ上の都合上の都合って言いますよね。

うるさい!!

親の言うことを聞け!

誰のおかげで生活出来ていると思っているんだ?!

一宮 愛美

勿論、お父様に感謝してるわ。

一宮 愛美

シングルファーザーでここまで育てていただいて。

一宮 愛美

…でも、

一宮 愛美

私にもやりたいことがあるの。

一宮 愛美

諦められない夢があるの。

一宮 愛美

もう今日で18歳になったわ。

一宮 愛美

選択する権利くらいあるわよ。

…頑固な娘だな。

誰に似たんだか。

一宮 愛美

さぁね。

一宮 愛美

とにかく、私は認めないから。

一宮 愛美

絶対に。

…はぁ、

ならもう出ていけ。

親不孝者が。

一宮 愛美

はーい。

一宮 愛美

認められるまで帰ってこないから。

……

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

一宮 愛美

寒い…

一宮 愛美

上着持ってきたらよかった…

一宮 愛美

…とりあえず、今日泊まる場所を見つけなきゃ。

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

一宮 愛美

あ、もしもし恵理?

恵理

もしもし

恵理

どうしたー?

一宮 愛美

今日泊まらせてくれないかしら。

一宮 愛美

お父様と痴話喧嘩してしまったの。

恵理

あらあら

恵理

誕生日に最悪ね。

一宮 愛美

ほんと最悪。

恵理

でもごめんねー。

恵理

うち今彼氏の家なんだわ。

???

おい、早く続きしよーぜ?

恵理

はいはい。

恵理

ってことだからまたねー。

一宮 愛美

あ、ちょっと…!

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

一宮 愛美

切られた…。

一宮 愛美

恵理しか頼れる人居なかったのに、

一宮 愛美

……

一宮 愛美

まっ、どうにかなるでしょ!

一宮 愛美

お金もあるしー…

知らない男

お嬢ちゃんお金持ってんの?

一宮 愛美

…!

一宮 愛美

びっくりした!

知らない男

ごめんねー。

知らない男

お兄さん今すごーくお金に困ってるんだよね。

知らない男

ちょっと貸してくれない?

一宮 愛美

嫌です!

一宮 愛美

これは私の家出生活を乗り切るためのお金ですから。

一宮 愛美

貴方にあげるほど余裕はないわ。

一宮 愛美

ごめんなさいね!

知らない男

へー、お嬢ちゃん家出してるのか。

知らない男

……

知らない男

…いいこと思いついた。

 ︎︎

 ︎︎

一宮 愛美

ちょっと!!

一宮 愛美

離してください!!

知らない男

まぁまぁ、いいからついてこいって。

一宮 愛美

どこに行くのよ!

知らない男

楽しいところ。

一宮 愛美

絶対違いますよね。

一宮 愛美

離せコノヤロー!!

知らない男

ふっ、所詮女だから抵抗しても無駄なんだよ。

知らない男

黙ってついてこい。

一宮 愛美

……

一宮 愛美

貴方、モテないでしょ。

知らない男

なんで分かったんだ…

知らない男

って、うるさいな!!

一宮 愛美

…はぁ〜あ、

一宮 愛美

せっかくならイケメンに捕まりたかったわ。

知らない男

いちいちうるさいな。

知らない男

黙ってついてこい。

一宮 愛美

はいはい。

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

知らない男

着いたぞ。

一宮 愛美

綺麗な御屋敷だこと。

一宮 愛美

うちの家と同じくらいの広さかしら。

知らない男

はっ、嘘つきなガキだな。

知らない男

さぁ、入るぞ。

一宮 愛美

痛いわね!

一宮 愛美

もう少し優しく扱ってくれます?

知らない男

黙れ。

知らない男

御館様に失礼のないように気をつけろ。

知らない男

分かったか?

一宮 愛美

はいはい。

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

知らない男

御館様。

知らない男

ただいま戻りました。

御館様

随分遅かったな。

知らない男

申し訳ありません。

知らない男

今日は借金返済の件についてお伝えしに来ました。

知らない男

来い!

一宮 愛美

…っ、

一宮 愛美

だから優しく扱えって言ってるでしょ!!

知らない男

うるさい!

知らない男

立場を弁えろ!!

一宮 愛美

立場?

一宮 愛美

明確じゃないの。

知らない男

…っ!!

知らない男

いてぇー!!!!!

知らない男

離せ!!!!

一宮 愛美

私実は空手の黒帯なの。

一宮 愛美

女だからって舐めないでちょうだいね。

知らない男

くっ、くそー…

一宮 愛美

貴方が御館様?

一宮 愛美

話を聞いていましたが、この男が現在貴方に借金をしている。

一宮 愛美

で、私を売ってお金にしようとしていたってことよね。

知らない男

…っ、

御館様

そうみたいだね。

一宮 愛美

はい。

一宮 愛美

そこで提案があります。

一宮 愛美

私を働かせていただけないでしょうか。

知らない男

は?

知らない男

お前、自分の立場わかってるのか!!

一宮 愛美

ちょっと黙ってくださる?

知らない男

いてぇー!!!!

知らない男

黙るから!!!もうやめろ!!

一宮 愛美

惨めですわね。

一宮 愛美

女の私にも勝てないなんて。

知らない男

くそー!!!

御館様

…。

御館様

…ははっ、

御館様

君面白いね。

一宮 愛美

…?

一宮 愛美

褒めてくださってるのかしら。

一宮 愛美

ありがとうございます。

御館様

褒めてるよ。

御館様

いいよ、働くといい。

一宮 愛美

やったー!

一宮 愛美

ありがとうございます!

知らない男

…っ、!

御館様

竜也、案内してやれ。

知らない男

はっ、はいっ、!

知らない男

こいっ!

一宮 愛美

またあんた?

一宮 愛美

優しくしてよね。

知らない男

いいから行くぞ。

一宮 愛美

はいはい。

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

御館様

…。

御館様

いつまでもつかな。

 ︎︎

 ︎︎

一宮 愛美

ちょっと!!

一宮 愛美

どこ行くのよ!!

知らない男

やっぱりお前を返す。

知らない男

ガキはお家に帰れ。

一宮 愛美

嫌よ!!

一宮 愛美

せっかく働ける場所を見つけたというのに!

知らない男

働ける?

知らない男

勘違いすんじゃねぇよ。

知らない男

お前そのうち売り飛ばされるんだぞ。

知らない男

きたねぇオッサンと性行為したいのか?

一宮 愛美

…えっ、

知らない男

御館様はそういう御方だ。

知らない男

俺の父さんもあの極悪人に騙されなかったら

知らない男

こんな人生になってなかったかもな。

一宮 愛美

…。

知らない男

俺みたいになりたくないなら

知らない男

黙ってお家に帰れ。

知らない男

分かったか?

知らない男

お前みたいな未熟なガキが家出なんてできるわけないんだよ。

一宮 愛美

…。

一宮 愛美

…嫌だ。

知らない男

お前なぁ、いいかげ

一宮 愛美

私、夢があるの。

一宮 愛美

医者になって、1人でも多くの人を助けたい。

一宮 愛美

…もっと言うなら、

一宮 愛美

過去に戻って、母を助けたい。

知らない男

…。

一宮 愛美

でも、お父様は会社を継がせたいみたい。

一宮 愛美

仕方ないわよね。一人娘だし。

一宮 愛美

でも、少しでも私の気持ちを聞いて欲しかった。

一宮 愛美

…。

一宮 愛美

…目を見て、話をしたかった。

知らない男

…。

一宮 愛美

…。

一宮 愛美

…私今日ね、誕生日なの。

一宮 愛美

18になったのに、家出なんてして、

一宮 愛美

…ほんとバカみたい。

知らない男

…。

知らない男

バカなのかもな。

一宮 愛美

…っ!

一宮 愛美

そこは慰めるところでしょ!!

一宮 愛美

ほんっと、モテない男は学ばないわ。

知らない男

うるせぇな。

一宮 愛美

っていうか、ご親切に教えてくれたけど、

一宮 愛美

あんたも私の事売り飛ばして、借金返済しようとしていたんでしょう?!

一宮 愛美

極悪人の御館様と変わらないじゃない!!

一宮 愛美

ほんとサイテー!

知らない男

してねぇよ。

知らない男

水商売以外の条件付きで働かせるつもりだった。

知らない男

なのにお前が余計なことして…

知らない男

全部、台無しなんだよ。

一宮 愛美

…。

一宮 愛美

ごめんなさい…

知らない男

もういいよ。

知らない男

はやく帰れ。

知らない男

俺みたいな奴に捕まるんじゃねぇぞ。

一宮 愛美

…。

知らない男

…。

知らない男

…俺も、夢があった。

知らない男

警察官になって、この世の悪意から人を救いたい。

知らない男

小さい頃に母さんが空き巣に刺された時、そう誓ったんだ。

知らない男

でも、もう…夢物語になっちまった。

知らない男

父さんは母さんが死んだショックでギャンブルに依存して

知らない男

闇金に手を出した。

知らない男

で、父さんは多額の借金を残したまま自殺した。

知らない男

不幸自慢じゃないけどさ、

知らない男

ただ、

知らない男

この世は不公平だなって。

知らない男

ただそう思った。

一宮 愛美

…。

知らない男

だからお前も、

知らない男

俺と一緒のバカだ。

知らない男

俺みたいにならないように、バカはバカらしく親のスネかじってでも

知らない男

夢を叶えてみせろ。

知らない男

それが俺の唯一の願いだ。

一宮 愛美

…。

一宮 愛美

…分かった。

知らない男

よし、じゃあ家に帰るぞ。

一宮 愛美

帰らない。

知らない男

は?

一宮 愛美

このまま仕事続ける。

一宮 愛美

で、あんたの借金返してあげる。

知らない男

いや今までなに聞いてたんだよ。

知らない男

酷い目に遭うって分かってるのか?

一宮 愛美

遭わないよ。

知らない男

は?

知らない男

お前なに考えてるんだよ。

一宮 愛美

いいこと。

知らない男

…。

 ︎︎

 ︎︎

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最後まで読んでくれてありがとう!

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