コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
tg
tg
tg
tg
ここの所ハッキング用に改造した地下室にこもりっきりだ
何度かけちゃやあっきぃが来てくれたようだけれど返事をするのを忘れていた
ふと顔を上げると扉の下に紙が落ちていた
tg
立ち上がり紙を拾う
"無理しないでね"
恐らくけちゃの字だ
tg
まめだなぁ、と思いながらもそろそろ休めとも諭される
tg
無言でベッドに向かおうとした時
…ザッ
tg
…ち、…ザザッぐ…?
tg
多分あっとくんだ
…雑音が多いな
tg
すぐさま彼の今日の任務を確認する
…遠くまで行っているようだ
at
tg
tg
at
at
tg
tg
tg
tg
tg
こんなものでいいだろうか
…少し見直しだけして寝よう、
tg
ミスを見つけてしまった
しかもその後のプログラムに関わるミス
tg
tg
そう言い聞かせパソコンに体を向けた
暗闇の中
1人キーボードを叩き続ける
tg
tg
tg
tg
やっと全て終わった
何日経っただろうか
恐らく4日…5日ほどだろうか
…流石に眠い
この部屋には一応ベッドも設置されている
そこまで歩くだけなのだが
tg
…立ち上がれない
ずっと座り続けてい影響だろうか
tg
tg
ガタン…
机に体重をかけ、何とか立ち上がる
tg
ふらふらと歩き、ベッドに倒れ込む
tg
tg
…熱があるかもしれない
あれだけ生活習慣が崩れれば当たり前か
tg
tg
…ガチャッ
at
pr
at
mz
at
mz
pr
at
at
kt
ak
ak
at
at
pr
pr
けちゃが持っているお盆には昨日の夕飯の残りがのっている
kt
kt
ak
ak
mz
mz
mz
ak
あっきぃが首を横に振る
けちゃも俯いている
kt
kt
at
at
mz
kt
ak
kt
普段うるさい2人がいつになく真剣だと調子が狂う
…が、1週間部屋から出てきていないのは流石に心配である
pr
mz
at
kt
2階の管理室
ここでは僕らのバイタル、能力値が可視化され確認できる
バイタルは耳のピアスの様な媒体からここへ送信されている
この媒体は通信機の役割も果たす
その通信機の管理や調整を担っているのが僕らの中ならちぐだ
だからこそ彼には休みがあまりない
遠すぎると通信は簡単にはできないし傍受される可能性もあるためちぐがずっと確認行っている
kt
kt
kt
ちぐさ 体温:39.5 心拍数:120 酸素濃度:93%
一瞬にして理解した
彼の命が危ないことを
kt
…ガタッ…ガタンッ
pr
mz
ガチャッッ
kt
kt
at
mz
pr
at
kt
ak
mz
kt
at
mz
mz
kt
kt
mz
mz
ドガァッツツ
kt
シュウッ…
kt
pr
at
at
ak
tg
kt
tg
tg
tg
tg
あつい、
さむい…
ぐるぐるして 気持ち悪い
頭が痛い
体が動かない
誰かから通信が来たら俺がやらなきゃいけないのに
みんなは
俺を必要としてくれているのに
tg
tg
tg
肺が痛くて
喉がしまって上手く息ができない
苦しい
…誰か、
誰か来て
tg
tg
ドカァッツツ"
tg
本当に誰か来た
でも背を向けているせいで誰かわからない
敵だったらどうする?
今は動けない
みんなは…?
tg
kt
tg
pr
at
at
ak
kt
tg
よかった
みんなだ
来てくれた
mz
まぜたんが俺の顔を覗き込む
tg
mz
ak
kt
pr
mz
at
壁の方を向いていた俺をまぜたんが少し持ち上げてみんなの方を向かせてくれる
tg
kt
kt
tg
tg
tg
kt
ak
ak
tg
pr
pr
tg
tg
tg
tg
tg
ゆっくり、喉から絞り出すように発したこの言葉は
紛れもない本心で
これを聞いてみんなが少し笑顔になってくれて
俺も笑顔になれて
だから俺は
この最高の仲間たちを
俺の全人生をかけて
絶対に守ってみせる