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今日最後の仕事場
僕の仕事は証拠隠滅。政府による完全犯罪を成立させる
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階段を注意しながら登っていく
…ザザッ
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その時ノイズが聞こえて足を止めた
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tg
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ザッ…
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疲れたような声
嫌な予感…
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まじかよ
やっぱり勘が当たった…
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素っ気ない返しで通信が終わる
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大分憂鬱な気分になりつつ足は止めていられない
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ギィィィ…
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鈍い音を響かせながら扉が開く
充満する鉄の匂い
そして_____
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血まみれの死体
死に顔はとても見ていられない
元がどんな人間であっても同じ形をした同じ生物
それの恐怖に満ちた最後の表情は思わず目を逸らしたくなる
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恐る恐る手をのばし
それに触れる
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"分解"
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仕事を終わらせ帰路につく
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…まただ
ここの所ずっと
近くの公園にあるトイレに駆け込む
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あんなもの見慣れたはずなのに
いつまでも耐性がつかない
…きっと僕はこの仕事に向いてない
それでも、続けようと思うのは
少しでも長くみんなと一緒にいたいからで
だから僕は
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何気ない顔で今日も家に帰る
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家に帰るとお風呂上がりのあっちゃんが出迎えてくれた
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少し笑って、冗談めかして言ってみる
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物凄く申し訳なさそうな彼
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嘘だ
慣れてなんかいない
あんなもの慣れられるほうがおかしいとまで思う
でも、
彼には罪悪感を抱いてほしくない
だから僕は
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明るく振る舞う
みんなが
笑顔で暮らせるように
コメント
2件
いつも見ています!これからも作品を楽しみにしています( ´›ω‹`)お話が変わってしまいますがこのお話は誰がメインなんですか?