君色の空

俺は朝起きたとたん

一つの言葉が 口からふと出た

ただなんで 死にたいんだろうと思い

学校の支度を始めた

あぁ歩くのが面倒くさい

俺は日の光が嫌い

俺には眩しすぎるから

でも俺は夜空が好き

光が優しいから

そんな事を考えながら

一人虚しく学校へ向かうのだった

学校に付いた

やる事なんて何もなく

ただ時間が過ぎるのを待っていた

屋上

俺はいつも放課後になるとここに来る

そしてｶｼｬﾝとフェンスに手を掛ける

ここから飛び降りればすぐに死ねる

だけど

怖いんだ

きっとここから落ちたら痛い

俺だって痛いのはやだ

だから死にたくても死ねない

そんな事を思っていると

名前も知らない誰かに腕を掴まれた

こんな調子でいろんな事を聞かれた

時には俺からも質問をした

そうしていると段々日が暮れてきて

とても綺麗な空が俺の目に映った

そうして彼は言った

その瞬間俺の目には

俺の嫌いな日の光がとても優しい光に見えた

彼にその言葉を言われた時

俺は初めて嬉しいと感じた

俺はジ🧡

俺には好きな人がおる

それはいつも学校で見掛ける 紫の子

瞳が夜空みたいで綺麗な子

俺はその子に一目惚れをした

ある日屋上に来たらその子が居た

屋上のフェンスに手を掛け

何かを考えている様だった

それを見ていると何故か体が勝手に動いた

俺の口は勝手に動いてた

その時なぜか罪悪感が湧いてきて

君に死んで欲しくない

だから言った

俺はちょっと悩んだ素振りをして

俺が一番聞きたい質問をした

それから俺は彼に沢山聞きたい事を聞いた

時には彼から質問された

ただその時間が楽しくて

気が付けば日が暮れてきていた

俺は頭が真っ白になった

予想外の反応で俺は笑ってしまった

そして俺は愛おしい彼を強く強く抱きしめた