声のした公園へと駆けつけた 私の目に映ったのは
1人男の子と、2人の子供
____
____
⁇
男の子が他の子供に突き飛ばされて 罵倒されている…
これをいじめと云うのだろう
自分の目で見たのは初めてで どうしたらいいかは分からない
そしてその2人がさったあと、男の子はひとり泣き出した
⁇
こういう面倒事には関わらない方がいいと思ってはいたが、
気がつけば私はその子に近づいていた
北条 奏
⁇
私が話しかけてきたことに驚いたのか
男の子は私の方を向いた
この時、彼の正面にたった時
彼の片腕が目に入った
北条 奏
私は最初は驚いたが、同時に
何故この子があんな風に突き放されたのかが分かった
⁇
不思議そうに頭を傾けて 私に問いかけてくる
北条 奏
北条 奏
⁇
これは嘘だ
私はこの村に引っ越してなんかいない
ただ、少しでもこの子の不安が和らぐように考えて云った
何故そんなことをしたのかは分からない
北条 奏
⁇
質問を重ねすぎたのか、その子は戸惑いながら一つ一つ答えた
北条 奏
⁇
北条 奏
⁇
北条 奏
北条 奏
⁇
北条 奏
絆創膏を持ち歩いててよかったと初めて思った瞬間であった
それから少しの間、彼と話をした
彼は私よりも年上で、
少々小柄な子だった
北条 奏
⁇
北条 奏
⁇
彼の言葉遣いは、どこか柔らかく お淑やかで
話していると心地よい気がした
それに彼はどこか私と似ている気がした
気のせいとは思えないほどに私は 外見からすでに似ていた
白の強い灰色で、 毛先にかけ黄緑がかった髪は
私と瓜二つだ
私は父に似てい、この色になったが
この子は父特有の髪質までも見てとれる程だ
でもこの時はまだ、これが単なる偶然と思っていた
少しの雑談程度で終わらせる筈だったのだが
気がつけば空は紅く、烏が鳴いていた
⁇
北条 奏
北条 奏
⁇
北条 奏
⁇
北条 奏
⁇
明日も会うと約束をすると、彼は嬉しそうに笑い指切りをした
北条 奏
⁇
北条 奏
⁇
“小湊 圭一”
コメント
43件
二人がお話ししているところ、心が和みます✨圭一が少しでも救われますように。