目が覚めると そこは_
まるで楽園のような、美しい空間であった。
わたしはどうしてこんなところに…?
…そうだ
わたしは死んだのだ。
両親も家も、金も仕事も全て失ったわたしは
ただ、いっときの感情で
美しく光る夜の街に溶け込むようにして
落ちたのだ。
死んだ…はずなのに…
ここはどこなのだろう。
俗に言う走馬燈ってやつなのだろうか…?
…それにしても眩しい、
すると目の前に
顔立ちの整った
美しい少女が現れた。
???
どうやら少女は
年端のいかない子供のようだ。
わたし
…あれ
なぜだろう…
自分の名前が思い出せない。
???
???
わたし
???
???
???
ローズ…??
ここは外国のどこかなのだろうか?
???
わたし
わたし
わたし
???
わたし
???
???
おめめがすっごく薔薇色でとっても綺麗…?
何を言っているの…?
わたしは髪も目も純黒なはず…
???
彼女は小さな金色の鏡を渡してきた。
わたし
鏡には目を疑うような
美形の顔があった。
ああ、そうか。
これは走馬燈なんかではない。
わたしは死んで
新しくこの世界に
転生したのだ_。
コメント
1件
coming soon 🌹♡