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一次創作　『退屈が崩れた日』

第5話 - 第五話　『"見習い"の祓い屋』

501

2025年10月20日

#一次創作

#不定期

#ホラー×コメディ×シリアス

はる　haru　🕯️🪄

第五話　『"見習い"の祓い屋』〜Start〜

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「あ、そうだ陽駆瑠」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「なんや？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「注意してほしいことがあって、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「陽駆瑠って祓い屋なのに幽霊やバケモノのこと何も知らないし、」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「うっ、」ｸﾞｻｯ

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「いい？幽霊は、未練さえ叶えられれば自分から成仏してくれるんだけど、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「バケモノはその未練さえもわからないから、退治して消滅させるしかない。」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ぼくは霊力でできるけど、陽駆瑠が退治するにはおふだを使うでしょ？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「あぁ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「で、ここが注意」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「基本ただ奇声を上げて迫ってくるようなバケモノなら、おふだで消滅できるんだけど、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「バケモノは人を襲う。人を食べることによって、力を増すんだ。」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「バケモノは、食べた人の分より強力な霊力を使い、人の言葉を真似るようになる。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ﾋｴｯ、、恐ろしいな、、それ」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「うん。で、そのバケモノにおふだを使っても、一瞬の足止め程度にしかならないと思う。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「マジかよ、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「うん。『神山』には、そういうバケモノもいるから、神山に行くときは絶対にぼくも連れて行くこと！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「わ、わかった」

数日後

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「〜〜♪」ﾄｺﾄｺ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（鉄パイプは背中に背負い、御札は服の内側に持っている状態）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「久々の散歩はいいな〜」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「最近はペット探しも道案内も減ったなぁ、、まぁ優陽がおるから退屈せんけど」

女性

「あ、あの！！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「！」ﾋﾟﾀｯ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「はい、どうしまし、っ！？」

女性

「あの、何でも屋さんですよね！？（泣）」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「は、はい」

女性

「あの、、うちの子が、うちの子が！！（泣）」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「あの、少し落ち着いてください！」

女性

「あ、すみません、、」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「それで、お子さんがどうしました？」

女性

「うちの子が、1人で神山へ行ってしまって、帰ってこないんです！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「え！？」（神山！？化け物に襲われる可能性が、）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「わかりました。俺が必ずお子さんを連れ戻します。そのお子さんの特徴は？」

女性

「えっと、名前はまもる。」

女性

「青い髪の毛と瞳の、8歳の男の子です。」

女性

「どうか、まもるをお願いします！！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「わかりました。必ず見つけてきますから！」ﾀﾞｯ（神山へ走る）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「まもるくーーん！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「まもるくーーーん！！！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（何処や、何処におるんや！早せな日が暮れてまう！）

うわぁぁぁぁん！！（泣）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（！こっちからや！）ﾀﾞｯ

まもる

「うっ、ぅっ、（泣）」

ガイコツの化け物

「ダイジョウブ、ダイジョウブ」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「まもるくん！」ﾊﾞｯ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「！？」

ガイコツの化け物

「アレ、、？ヒトガフエタネ」（ニッと不気味に笑って）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

ｿﾞﾜｯ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、（ここで逃げたら、、ダメや）」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「っ、！」ﾀﾞｯ（まもるくんと化け物の方へ走る）

ガイコツの化け物

ﾊﾞｯ（陽駆瑠へ向けて手を伸ばす）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（手伸びるん！？）ｻｯ（避ける）

ガイコツの化け物

「！？」ﾊﾞｯ（=）←さっきと同じことをし

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

ｻｯｻｯ（=）

ガイコツの化け物

「キミ、、スバシッコイネ」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「そりゃどうもっと！」（まもるを抱える）

まもる

「わっ！？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「しっかり捕まっとけよ！」ﾀﾞｯ（今度は自分が来た方向へ走る）

ガイコツの化け物

「ア、マッテヨォ！」ﾀﾞｯ

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ

まもる

「お兄ちゃん！あいつ早いよ！！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「わかっとる！しっかり捕まっとけ！」ﾀﾞｯﾀﾞｯ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（どうする、このまま走って町まで下りたとしても、あいつを町まで誘導したことになる。）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（そしたら他の人まで被害にあう、）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（、、この子だけでも家に帰さな）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、まもるくん。」

まもる

「？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ここから1人で走って山を下りれるか？」

まもる

「え、う、うん。でも、お兄ちゃんは？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「俺は今から、まもるくんが安全に山を下りれるように、あいつを足止めする。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（他にも出てきたら危ないから、、）ｺﾞｿｺﾞｿ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「これ、持っていき」

まもる

「これは？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「御札や。下りる途中で何かあっても、まもるくんを守ってくれる。」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「いいか？俺がまもるくんを下ろしたら、振り向かずに真っ直ぐ全力で走れ。」

まもる

「わかった！」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ん、ええ子や(笑)」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾋﾟﾀｯ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ほら、」（下ろす）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「走れ！」

まもる

「うん！」ﾀﾞｯ

ガイコツの化け物

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾋﾟﾀｯ

ガイコツの化け物

「アレ？キミヒトリ？？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「そうや、お前の相手は俺や！」（鉄パイプを構え）

ガイコツの化け物

「ヘェ、、スコシハオモシロイカナァ(笑)」

ガイコツの化け物

ﾊﾞｯ（=）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

ｻｯ（=）

ガイコツの化け物

「ヤッパリスバシッコイナ〜」

ガイコツの化け物

「ナラ、コレハドオ？」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ（伸ばす手を増やす）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「それ増やせるん！？？」ｻｯｻｯｻｯ（=）

ガシッ（足を掴まれる）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「！しまった、」

ガイコツの化け物

「ツカマエタヨ？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、」ｽｯ

ガイコツの化け物

「？」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「たぁっ！」ﾋﾟﾀｯ（御札を手に張る）

ビリビリビリッ

ガイコツの化け物

「グァァァァ！？」ﾊﾟｯ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（よっしゃ離れた！）

ガイコツの化け物

「、、イタイナァ、」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（は！？もう効かんくなった！？）

ガイコツの化け物

「ジャア、ツギハコッチノバンネ？(笑)」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「はっ、、」

いつの間にか陽駆瑠の首元へ手が伸びており

陽駆瑠の首を掴んで持ち上げる

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ぐっぅっ！？？」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（こいつ力強、！抵抗も効かん、）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

（息も、、そろそろ、、やばい、）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「結局、、、俺は、、"見習い"の、、祓い屋、なんや、、、な、、（泣）」

『霊力　変換　　"鎌"』

ﾋｭﾝｯ　ｻﾞﾝｯ（どこからか鎌が飛んできて、陽駆瑠を掴んでいたバケモノの手を切る）

ガイコツの化け物

「グァァ！？？」（切られた手が消滅し驚く）

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ、ﾊｧ、ﾊｧ」

「まったく、神山には必ずぼくを連れて行ってねって言ったのに」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「ゆう、、ひ、、？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、大分やられてんね。もう大丈夫。陽駆瑠は休んでて」

黒咲　陽駆瑠（くろさき　ひかる）

「、、、ｽｩ」（疲労からか、眠り始め）

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

『霊力　変換　"治癒結界"』（陽駆瑠の周りに透明な結界ができる）

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「これで大丈夫かな。」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「さて、」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「ずいぶんと派手にやってくれたね？ぼくちょっと怒ってるんだけど。」

ガイコツの化け物

「！オマエモ、バケモノノナカマジャナイカ！ナンデ、ニンゲンヲカバウ！？」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「、、、君達と一緒にしないでよ。ぼくがしたくてやってるの。」

白咲　優陽（しろさき　ゆうひ）

「で、もう話はいいからさ、陽駆瑠を傷つけた罪、しっかり償ってよね？」（鎌を構える）

第五話　『"見習い"の祓い屋』〜Fin.〜

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白咲君かっこよ！！！！ ……え、白咲君16って言ってたよね？？俺の1個上だよね？？？は？かっこよ麗「へぇ〜鎌使うんだ〜、お揃いだねぇ〜」

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