ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️バッドエンド⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
ぬしぬし
ぬしぬし
夏が終わる少し前の夜。
外では、最後の蝉が泣き疲れたように鳴いていた。
寮の部屋の窓を開け放つと、むっとする空気がまだ残っている。
風が止まって、時間だけがだらだらと流れていた。
みこと
みこちゃんの声がした。
俺は机の上に広げたノートから顔を上げる。
隣のベッドの上で、みこちゃんは天井を見ながら寝転んでいた。
夏休み中、俺たちは何かと一緒にいる時間が多かった。
宿題をやるでもなく、出かけるでもなく、ただ同じ空間にいる。
それだけだった。
すち
みこと
あまりにも軽く言われたその言葉に、手が止まる。
ペン先がノートの上に小さくインクを滲ませた。
すち
みこと
みこちゃんはそう言って、ゆるく笑った。
笑ってるくせに、目の奥はぜんぜん笑ってなかった。
それがわかるくらいには、もう長く一緒にいた。
すち
俺の中で、何かがざらついた。
この仕事をしていると、「死」という言葉には慣れる。
人が死ぬのを見ても、痛みを感じないようになっていた。
むしろ、俺と同じ不幸を、味わって欲しいとまで思っていた。
でも今、みこちゃんの口から出たその言葉には、どうしようもなく“生きた”重さがあった。
すち
俺はそう答えた。
半分は本当で、半分は嘘。
俺は、殺されてもいい存在。
それだけの罪を、背負っているから。
みこちゃんは黙ったまま、腕を頭の下に入れて寝返りを打った。
みこと
すち
みこと
小さな声だった。
まるで独り言みたいに。
心臓の奥が、少し跳ねた。
どう返せばいいのかわからなかった。
それはただの思いつきなのか、それとも───。
すち
みこと
みこちゃんは少し考えるように間を置いて、ゆっくりと言葉を紡いだ。
みこと
みこと
窓から流れ込む夜風が、少し冷たくなっていた。
風がカーテンを揺らすたび、花火の音が遠くから響いて、それがまるで別の世界みたいに遠く感じた。
すち
みこと
みこと
その瞬間、呼吸が止まった。
みこちゃんの声が静かすぎて、やけに綺麗だった。
みこと
みこと
みこと
俺は何も言えなかった。
喉の奥に言葉が詰まって、どうしても出てこない。
俺の仕事を、知らない彼がそう言う。
命を奪う側の俺に、”生きててもいい“って言葉をくれる。
それが皮肉で、でもどうしようもなく温かかった。
すち
ようやく出たのは、それだけだった。
みこちゃんは小さく笑って、目を閉じた。
みこと
すち
みこと
その言葉に、笑えなかった。
たぶん、正しかったから。
すち
みこと
灯りを消した。
部屋の中に、夜の匂いが満ちた。
みこちゃんの寝息が、ゆっくりと穏やかに響いていた。
俺はベッドに横になっても、目を閉じられなかった。
頭の中で何度も、みこちゃんの言葉がリピートされる。
“死にたくないかも”
そのたった一言が、何度も何度も、心の奥を刺して離れなかった。
俺がこれまで奪ってきた命の中に、
こんな風に「生きたい」って思った人は、どのくらいいたのかな
夜が明けかけて、空が薄青く染まっていく。
みこちゃんは寝返りを打って、俺の方に向いた。
寝顔は穏やかで、少し汗をかいていた。
───俺は殺し屋だ。
この手で、何人も奪ってきた。
けれど、“生きたい”と呟くこの青年を、殺すのが怖い。
そのことだけが、確かだった。
すち
俺は小さく息を吐いた。
「……生きたい」って言葉を、何百人の命の終わりで聞いてきたのに。
昨夜の“死にたくないかも”が、こんなにも重く響くなんて思わなかった。
みこと
みこと
みこちゃんが目を覚ました。
すち
すち
寝ぼけた声。
手を伸ばして、ぼんやりと目をこすってる。
その何気ない仕草が、妙に愛おしく思えた。
みこと
すち
みこと
すち
みこちゃんは少し驚いた顔をして、それから笑った。
みこと
すち
俺はそっぽを向いて、机の上のペンを拾った。
手が少しだけ震えていた。
寮を出る支度をしながら、みこちゃんが何気なく言う。
みこと
すち
みこと
すち
みこと
いつも通りの会話。
昨日の夜なんて、なかったみたいに。
でも、俺の中では違っていた。
その小さなやり取りの一つ一つが、“生きる”という選択の欠片みたいに見えた。
………やっぱり
みこちゃんは、“生きたい”?
そう問う自分が、一番の人間味があった。
ぬしぬし
ぬしぬし
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ぬしぬし
コメント
14件
だんだん🍵くんの気持ちが 動いていってる…っ! 👑くんなんで急にそんな事… もしかして🍵くんの本当の姿がバレたっ!とか⁉︎な訳ないか…? ティアちゃのお話毎回難しいけど 見るのめっちゃ楽しい🫶
むずかしぃ🙄💭( ᐙ ) 🍵くんはお仕事のこと考えてるけどぉ👑くんが生きたいかもって言うと......やっぱこのお話凄い( >﹏< *)
やっぱり、何気ない日常の中での、何気ない会話が1番生きる気力になるんだよねぇ、 聞き飽きた"生きたい"じゃなくて、捉えるべきところが違う"死にたくないかも"っていうワードセンスが、 👑くんの心にある闇を表すような感じがする… 👑くんも、🍵くんのことを聞き出そうと必死な感じがある…? 🍵くんは自分も結局は上に56される立場だから、ただの命乞いじゃなくて、 曖昧に濁した"かも"が1番心をえぐるんだよね