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夕暮れ時のキャラクターハウス
外の遊園地は、橙色の光に染まっていた
俺は共有スペースで、工作の続きをしていた
今日は、倉庫の修理に使えなかった小物を組み合わせて、簡単な仕掛けを作っていた
カルロ
小さな歯車が回るだけの仕組みだが、手応えがある
そのとき、背後から声がした
ロラン
振り返ると、ロランがニコニコと駆け寄ってくる
手を叩いて喜ぶ姿は、いつも通り無邪気だ
カルロ
ロラン
突然、ロランが手を伸ばし、俺の作った仕掛けに手を触れる
カルロ
指が歯車に触れ、仕掛けが止まる
俺は慌てて手を伸ばす
カルロ
ロラン
カルロ
その直後、ナイルがやってきた
ナイル
カルロ
しかし、ロランはナイルに気づくと、すぐに前に出た
ロラン
ナイル
ロラン
言葉は無邪気だが、目つきは少し鋭い
俺は静かに息をつく
カルロ
ロランは俺の隣を離れず、ひっきりなしに話しかける
ロラン
カルロ
ロラン
俺が少し離れようとすると、ロランは手を握った
ロラン
その瞬間、俺の心に小さな警告が走る
無邪気に見えるけど、止められない独占欲が芽生えている
カルロ
ロラン
ナイル
俺は静かに手を振った
カルロ
心の奥で、ほんの少し怖さを感じていた
無邪気な管理者の笑顔の裏に、誰にも渡したくないという感情が混じっている
その夜
俺は一人、作った仕掛けを見つめていた
カルロ
カルロ
スピーカーから、ロランの声が響く
ロラン
ロラン
俺は小さく息をついた
無邪気で、独占的
これは.....楽しいだけじゃ済まされないかもしれない
次第に、この世界で「自分の自由」を守ることの意味を、強く意識し始める俺だった