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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

リア

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リア

これ...ネックレス?

A

ネックレスだけど惜しい

A

これは信号石(しんごうせき)って言う石が付けられたネックレスだよ

リア

信号石...?

A

そう

A

これは便利だけど俺らには不必要だったからさ〜

A

嬢ちゃんが上手く活用してくれ

A

俺も、同じ物を持ってるからさ

Aの右手には貰ったネックレスと 同じ物が握られていた

リア

本当だ...

A

複数持っている場合は共鳴石(きょうめいせき)とも呼ばれる代物だ

リア

へ〜

A

まず、信号石っつーのは状態、感情を色で伝えてくれる

リア

赤、青、黄色?

A

その色は状態でよく出る色だな

A

ちょっぴり危険な場合は黄色

A

危険な場合は赤

A

危険な状態が無くなったら青色に光る

A

普段は無色透明(白)だからな

A

んで、感情を色で表す時はあくまで”感情が表に出た時”だ

A

心の中に留めている感情を読み取ることはない

リア

どんな色があるの?

A

んーとな

A

基本的に喜怒哀楽(きどあいらく)で色が出るな

A

黄色が喜

A

赤色が怒

A

青色が哀

A

オレンジ色が楽だな

リア

状態の赤と喜の赤の見分け方は?

A

綺麗な赤色は状態

A

感情が赤色に黒色が混じっているのを見分けるのがポイントだ

A

他にも色がある

A

不安が紫

A

困惑が緑

A

恋などが桃色...などなど

A

そして便利なことに

A

触った相手の感情も読み取ることが出来る

A

ほら、こんなふうに

Aが信号石を握ると 一瞬だけ色が出た

でも、説明してくれた色には どれも当てはまらない色だった

リア

...黒?

A

さ、次は共鳴石の説明だ

ぱっと手を離すと 色が白に戻る

A

共鳴石は状態の時に反応するんだ

A

まぁ色が赤だった場合のみだけどな...

A

信号石が赤になったら他の持っている人に伝わるんだ

A

こう...なんか、ビビビって電流が流れてくるというか...なんというか

A

まぁ...そんな感じだ

A

ってことで、本日便利屋さんは閉店、へいてーん

A

ご利用ありがとうごさいあしたー

A

よし、帰るぞF、T

F

え?うん、分かった

T

唐突だな

A

なんでもいいだろ、ほら

Aが服を引っ張り、引きずる

T

いででででっ

T

締まってる締まってる

F

あ、ちょっと待って

Fが振り返って小走りでこっちに来る

F

これ、ハナマル君とお嬢ちゃんに

リア

これ...御札?

F

この御札をどちらかが持っていれば僕達とまた会えるよ

F

だから僕達はそれを”引き合わせの札”って呼んでるんだ

F

用があるときに僕達と絶対会えるって保証はないでしょ?

F

だから、これを渡しておくよ

リア

ありがとう

薄いのにどこか頑丈な 紙質の御札を2枚Fから受け取る

A

おい、用が終わったんなら早く来い

A

飯の時間に間に合わねぇぞ

「そんな時間なんてないのに」と呟く

F

その御札は破けたりすることはない特殊な御札だからね

F

じゃ、またね!

「さようなら」じゃない言葉

「またね」...か

リア

うん、またね―

ハナマル

それじゃあ、俺達も帰るか、主様

リア

うん

リア

ラムリ、ムー

リア

帰ろ?

ラムリ

はい...

ムー

主様...すみません...僕達、誤解してしまって...

リア

大丈夫だよ、ムー

リア

話してなかった私も悪いしね

リア

でも、このことは屋敷のみんなには秘密にしてね?

ラムリ

分かりました!

ムー

任せてください!

ハナマル

(大丈夫かねぇ〜)

それから私達は屋敷に戻った

A side

F

ねぇねぇ、A

A

あ?なんだよ

F

なんで本当のことを話さないの?

A

あー...

A

気分...?

T

いや、なんで疑問形?

T

てか、気分で教えねぇんだ

A

まぁ、教えないというか...自分達で答えを導き出して欲しいんだよ

T

あー...

F

せめてヒントは教えようよ

A

えー、嬢ちゃんだけに分かるヒントを教えたつもりなんだけど...気づいてったかなぁ〜

F

ハナマル君にもヒント教えたげてよ

A

えー、やだよ

A

アイツだけ答えに辿り着きそうだし

T

そうか?

A

お前ら...アイツにヒント教えたろ?

F

...こういう時だけ鋭いね〜

A

俺の勘をなめんなよ

A

ま、さっさと帰って飯食うぞ〜

2人

は〜い

猫系主様と担当執事

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