次の日
僕が病室に入ると
桃くんが酸素マスクをつけていた
僕はえっ、?と思わず声を出してしまった
昨日までは体調不良とかはあったけどあんなに元気だったじゃん
桃くんは起きていた
座って窓の外を見つめていた
僕が来たことには気づいていなさそうだ
声をかけるべきか声をかけないべきか悩んだが呼んでみることにした
蒼
桃くん...
桃
んぁっ
蒼来てたんだな
おはよう
蒼来てたんだな
おはよう
蒼
どうしたの....?
桃
昨日の夜色々あってな、?
あまり深くは追求してほしくないようだ
だからあまり聞くのはやめとこう
今日は特に用事はないから夜までいよう
蒼
ねぇ〜聞いてよ今日ね、?
朝歩いてたらさ〜大学の友達とすれ違って...だる絡みされて遅れたんだよねw
朝歩いてたらさ〜大学の友達とすれ違って...だる絡みされて遅れたんだよねw
桃
ぉぉう
それはお疲れ
それはお疲れ
蒼
しかもいっつも後ろの席にいるような陽キャ
桃
ぁーねw
蒼
いち早く桃くんのところ行きたかったのに...
桃
まぁしょうがないw
蒼
ほんとにやんなっちゃう...
桃
ずっと気になってたこと聞いてもいいか、?
蒼
うん何、?
桃
なんで俺と付き合ってくれたんだ、?
蒼
えー、?
好きになったから
好きになったから
桃
なんで好きになったの、?
蒼
好きになった理由はわかんないけどなんか好きになってそっから顔とか性格とかもどんどん好きになっていったって感じ
桃
ぁー俺も似たような感じ
蒼
ぁーね、?
(くふっ
(くふっ
桃
なんか蒼って優しいよな
蒼
ぇー急に何、?
桃
だって普通俺と別れるだろ
蒼
んー、なんで桃くんが余命宣告されたからって別れないといけないの、?
桃
だって色々大変じゃん?
蒼
大変でめんどくさくなったら別れるよ僕B型だし
蒼
でも余命宣告されてもその余命宣告を無くすくらいに僕はいたいからかな、?
桃
優しいんだな
蒼
まぁ好きな人には尽くしたいタイプだからね〜
桃
そうなんだな
可愛いな
(くすっ
可愛いな
(くすっ
蒼
桃くんも
(くすっ
(くすっ
桃
蒼
おいで、?
おいで、?
蒼
んっ、?
何〜、?
何〜、?
桃
ぎゅー
(抱きしめ)
(抱きしめ)
蒼
急にどうした、?
桃
なんとなくな、?
ぎゅーした方がいいかなって
ぎゅーした方がいいかなって
蒼
酸素マスクずれてるよ、?
(ずれているのを直し)
(ずれているのを直し)
桃
んっ
ありがと〜な
(にへっ
ありがと〜な
(にへっ
蒼
いーえー
(優しく微笑み)
(優しく微笑み)
桃
ずっと一緒にいような
(頭をわしゃわしゃと撫で)
(頭をわしゃわしゃと撫で)
蒼
そりゃもちろん、!
桃
俺も絶対生きるからさ、?
蒼
100年先もずっと一緒、!
桃
んー流石にそこまでは生きてないかな〜
(くすっ
(くすっ
蒼
天国でもずっと一緒ってこと、!
桃
そうだなずっと一緒にいような
蒼
うん、、!!
桃
ごめん
ちょっと寝転がって話していい、?
ちょっと寝転がって話していい、?
蒼
んっ、?
全然いいけど...、?
全然いいけど...、?
桃
昨日あんま寝れんかったから座ってんのしんどいんよw
蒼
睡眠不足ですか〜、?
(くすっ
(くすっ
桃
めちゃめちゃに睡眠不足
蒼
寝てもいいよ、?
桃
いやっもうちょっと話しときたいなーって
蒼
うんいいよいっぱいお話ししよっか
数時間後 (夜)
蒼
んわっ、!
もうこんな時間だ、!
もうこんな時間だ、!
桃
また明日〜
(抱きしめ頭を撫で)
(抱きしめ頭を撫で)
蒼
んぅー
今日すごいぎゅーしてくるね、?
今日すごいぎゅーしてくるね、?
桃
んーなんかしときたい気分
蒼
まぁいいけど
それじゃ、!
それじゃ、!
桃
あっちょっと待って...
蒼
ん、?
何、?
何、?
桃
(酸素マスクを外し)
大好き愛してる、!
大好き愛してる、!
蒼
外しちゃダメでしょ、?
桃
大丈夫すぐつけるから
(付け)
(付け)
桃
それじゃばいばい
蒼
うんばいばい
今日はいろんな話ができた
昔の話とかいっぱいできたなー
また明日もいっぱい桃くんとお話しよ、!