英寿
着いたよ
どんな世界なのかと考える暇もなく 一瞬で着いた
愁斗
ねぇ,お面外してもいい?
英寿
んー,まだ
タッタッタッタッ
??
もりぴ〜
もり…ぴ?
英寿
何でここにいんの?(笑)
??
ダンスをしてたから
??
あ,あと
タッタッタッタッ
??
ハァハァ…
??
置いて行かないでくださいよ
??
ごめんごめん(笑)
??
もりぴの匂いがしてさ
??
まぁ"犬人"なのは分かりますけど…
犬…
??
急に走り出すのはやめてくださいよ
??
こっちの身にもなってください(笑)
??
でも,俺によく追いつけるよね(笑)
??
だって俺は"兎人"ですもん
兎…
??
兎人じゃなかったらどうなることやら
本当に様々なんだな~
愁斗
あの…喧嘩しないでください
??
あ,大丈夫(笑)
??
日常茶飯事だから(笑)
??
喧嘩…ではないけど,そんなとこ(笑)
??
でも俺らは相性いいもんね
??
そうそう,ダンスなんか息ぴったり
愁斗
へぇ…
??
あれ,見ない顔だね
??
確かに
??
もりぴ,この子どうしたの?
英寿
人間の世界から連れてきた
二人:えぇー!
??
危なくない?
英寿
大丈夫
??
俺たちを襲わない?
英寿
うん,絶対
??
まぁ…もりぴが連れてきたから大丈夫なんだろうけど
??
ちょっと怖いかも
怖い?
英寿
愁斗,この世界ではね
英寿
人間は敵みたいな存在なんだ
愁斗
でも…じゃあ何で俺を
英寿
俺は愁斗を敵だとは思ってないから
愁斗
…ありがと
英寿
うん
英寿
あ,お面取っていいよ
愁斗
分かった
変に緊張する…
お面を取ったら急に変な間が空いた
愁斗
あの…
??
カッコいい…
??
ね,こんな人間いるんだ(笑)
愁斗
俺の事怖がらないんですか…?
??
うん!
??
愁斗はあいつらとは違う感じがするし
あいつら…?
??
分かる!愁斗くんとは仲良くできそう
愁斗
俺の名前…
??
ん?今もりぴが言ってたから
愁斗
あっ…(笑)
英寿
愁斗,ここでもやっていけそう?
愁斗
…多分!
不安が大きいけど,あの日々よりは やっていけそう






