無事紬希の家に到着した。
唯人
ほら紬希、ついたよ
紬希
んわ、ありがと、
唯人
ん
唯人
ちゃんと立てる?歩ける?
紬希
歩ける歩けるっ
紬希
唯人は過保護だなぁ、
唯人
だって心配じゃんか、
唯人
…ほぼ俺のせいじゃんだって
紬希
なんで唯人が謝るの!!
紬希
俺が連れ出したから自業自得だよ
唯人
…はい、
唯人
家入っていい?
紬希
どーぞ〜
唯人
お邪魔します、
紬希
家に人いるのひさびさだぁ〜!!
唯人
紬希さっきまで眠そうにしてたのに元気だね、笑
紬希
だって!!唯人がいるから!!
紬希
眠くなんてなれない!!
唯人
…ほんとは?
紬希
…ちょっとだけ、
唯人
こら、だめじゃん
唯人
ちゃんとねなさいっ
紬希
やだぁ!!!!
紬希
まだ起きとくもん!!!!
紬希
だってまだ8時だし!!!
唯人
はいはい、笑
唯人
ご飯自分で作れる?
紬希
うん、作れ…
紬希
(作れるって言ったらもう帰っちゃうかな、?)
紬希
…や、作れない、かも
唯人
ん、そっか
唯人
じゃなんか適当に作ってから帰るね
紬希
(やっぱ帰っちゃうんだ、。)
紬希
…唯人泊まっていけないの、?
唯人
え、お泊まり、??
紬希
そう、お泊まり
紬希
…俺ずっと1人で寂しいし
紬希
友達に隠してるし、ほんとの俺、
生えている耳を触りながら言った。
唯人
…俺もぜんぜん友達いないし
唯人
お泊まりなんていつぶりだろ笑
紬希
んぇ、いいの!?!?
唯人
だってめっちゃ寂しそうにするから、
唯人
ほっとけないっていうか、
紬希
(っしゃぁぁぁぁ……!!!)
唯人
…しっぽめっちゃ振ってるじゃん笑
紬希
わ゙、うるせえ見んな!!!!!!
必死にしっぽを隠そうとしている。
唯人
ごめんごめん笑
唯人
(…かわいすぎるでしょ、笑)
唯人
先にお風呂入ってな
紬希
はーい!!!
唯人
ん、いいお返事笑
紬希
うわ、子供扱いすんなー!!
唯人
はいはーい笑
紬希
(流れでお泊まりすることになっちゃった、!!!)
紬希
(でもなんで俺もっと唯人といたいとか思っちゃったんだろう、)
紬希
(……やっぱ俺唯人のこと好きなのかな!?!?!?)
紬希
(いやいやいやいやいや、、)
紬希
(さすがに男同士は唯人に迷惑だし、)
紬希
(でも俺若干ゲイなんだよなぁ、、)
紬希
(……あああああ、、やっぱり好きだぁ、、、)
やけくそでお風呂のお湯をばしゃばしゃしてみる。
紬希
(…まってまってまって)
紬希
(ほんとに流れでお泊まりになったけど)
紬希
(俺今日"あの日"じゃん、!!!)
紬希
(絶対迷惑かかんないようにしなきゃ、)
なにやら大事なことを忘れていたようだ。
紬希
ただいま戻りました〜
唯人
あ、おかえり
唯人
ちょうどご飯できたよ、簡単にだけど
紬希が手元を除くと、カレーが鍋に入っていた。
紬希
カレーだー!!!!
唯人
ぴんぽーん
唯人
お腹すいてる?
紬希
すいてる!!
唯人
じゃ多めについどくね
紬希
やった、ありがとう!!
紬希
(ちょっと自覚しちゃったから)
紬希
(なんか全部がかっこよく見えちゃう、、。)
唯人
はい、どーぞ
見栄えのいいカレーが机の上に2つ並べられた。
唯人
ごめん、勝手に冷蔵庫の中身使った
紬希
…や、え、全然いいよ!!!
紬希
(だめだ、意識しちゃだめだ、)
唯人
……?
唯人
(なんかぎこちなくね?)
唯人
(ま、気のせいか)
紬希
…いただきまーす!!!
唯人
いただきまーす
紬希
…うっま、?!!
紬希
なんか久々人の手料理食べたぁ〜泣
唯人
あーそっかそっか
唯人
つらかったね
無意識に頭を撫でてしまっていた。
紬希
……!!
紬希
(まって、むり、)
紬希
(やっぱすきだ、)
紬希
(やばい、ちょっとまって、)
紬希
(この調子じゃ、いつもの時間より早くッ、)
本当に目が涙ぐんできた様子の紬希
唯人
…まって、え、泣いてる、??
唯人
そんなに人の手料理久しぶりなん、?
唯人
(…それとも、)
唯人
…そんなに俺撫でたん嫌やった、?
紬希
ぁ、え、ちが、!!!
紬希
(そんな顔せんといてや、)
ついに涙がぽろぽろ出てしまった。
唯人
……わ、え、っと、
紬希
(だめだ、おれ、)
紬希
(好きな人を傷つけちゃうなんて、)
唯人
…ちょ部屋いこっか
唯人
お話ゆっくり聞かせて
紬希
……ん、







