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だって私は帰国子女だから

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だって私は帰国子女だから

第5話 - 病み

7

2024年09月02日

#オリ作

#帰国子女

C.B

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最近何もかもがうまく行かない

ののがいればもっと楽しいんだろうけど、ののはもういない。

学校では友達に無視され、成績も落ちてきて、なんだか気分が上がらない。上がらないというか、ダダ下がりだ。

ひすい

はぁ、、どうして私だけ、、、

ひすい

私だって他のみんなみたいに「普通のこ」になりたかった

ひすい

帰国子女になんてなりたくなかった

ひすい

今私の唯一の光はRくん（好きな人）と毎週土曜日にある日本語学校だけ

ひすい

時間を守らずにLINEをしてたせいで親にはLINEのアカウントは消され、

ひすい

日本の友達との連絡方法は断ち切られた。

ひすい

ののとはグーグルチャットで繋がってたし、その時ののは携帯を持ってなかったからそれだけは不幸中の幸いだった

ひすい

毎晩毎晩、音楽を聴き、泣きながら眠りについた。

そんなある時、私はついに耐えられなくなって一番信頼のできる友達、ジュリアにテキストで相談することにした。

＊ここからは全部英文を日本語に直して書きます＊

ジュリア

ん、、？

ジュリア

ひすいから連絡か。

ジュリア

『どうしたの？』

ひすい

『あのね、聞いてほしい話があるの。』

ジュリア

『どした？』

ひすい

『私、最近ずっと学校を楽しめない。うつ病っていうの？あれみたいな感じ。誰にも相手にされてない気がして、成績は落ちてばっかだし、もう辛いよ。』

ジュリア

『そう、、あのね、私もずっとそうだったよ。今もそう。仲間がいるなんて知らなかった。』

ひすい

『嘘！？私ジュリアが同じだなんてちっとも知らなかった、、むしろ私はジュリアに嫉妬してたよ。』

ジュリア

『私はひすいが羨ましかった。誰にでも好かれていて、頭も飛び級できるくらいよくて。』

ひすい

『それはジュリアでしょ？ダブルオナーズアルジェブラに入ってるんだもん。それに、私は去年しか好かれてないよ。今年に入ってからみんな私を避けてる気がしてたまらない。』

ジュリア

『私たち、一緒だったんだね、知らなかった。』

友達と呼べる人が一人できた。それだけで、私はすっごく嬉しかった。