世七が周囲を見渡していると、 そこには 1人 おばあちゃんが立っていた。
世七
あの? すいません。
おばあさん
………………………
世七
おばあさん、聞こえてますか?
おばあさん
……………………
美咲
おばあちゃん?
おばあさんは世七の声ではなく、 美咲の声に反応し
おばあさん
あんたもこの事故でかい。。。
美咲
はい。
美咲
おばあちゃんは
どうしてここに?
どうしてここに?
おばあさん
アンタと同じさね。
心残り 未練がここにあるんだよ。
心残り 未練がここにあるんだよ。
世七
それどうゆうこと?
おばあさん
……………………
美咲
おばあちゃん
よかったら弟の質問答えて
よかったら弟の質問答えて
美咲
あげてくれないかな?
おばあさん
………?なんだい!
この子 私が見えてんのかい
この子 私が見えてんのかい
おばあさん
びっくりだね。
世七
えっ!
おばあさん幽霊?
おばあさん幽霊?
美咲
って!世七も知らずに声
かけてたの?
かけてたの?
世七
うん。
おばあさん
なんだい。
変わった子だね。
変わった子だね。
おばあさん
そうさね。私もこの事故で
助からんかった。1人
助からんかった。1人
悲しそうにうつむくセナ。
おばあさん
そんな悲しい顔しなぁ。
あんたもあの日おったんか?
あんたもあの日おったんか?
世七
はい。
おばあさん
それで助かった。
ならそれは”奇跡”や。
ならそれは”奇跡”や。
おばあさん
笑わないかん。お姉さんの分も
世七
はい。
世七
………………
世七
ところでここに
心残り未練があるって
心残り未練があるって
おばあさん
私はあの日。
孫と約束したプレゼントを
買いに来ていて
巻き込まれちまったんだ。
孫と約束したプレゼントを
買いに来ていて
巻き込まれちまったんだ。
美咲
つまり、おばあちゃんが
ここにいるのは…
ここにいるのは…
世七
お孫さんに約束の
プレゼントを
わたせないまま
プレゼントを
わたせないまま
世七
だから
おばあさん
そうさね。
孫はまだ小さくてね。
孫はまだ小さくてね。
おばあさん
孫にばっちゃんは
約束はやぶらへん。
約束はやぶらへん。
おばあさん
そう言うた。でも
守れとらん。
守れとらん。
おばあさん
せやからせめて
もう一度あって
もう一度あって
おばあさん
伝わらんでもええ。
謝りたい。謝りたいんや。
謝りたい。謝りたいんや。
大粒の涙をながしながら、 世七と美咲にはなす。
美咲
(思いがすごく強い。)
美咲
(このままじゃおばあちゃん…)
世七
おばあさん プレゼントって何かな?
美咲
ちょっと!セナ
世七
そのプレゼント探しに行こう。
おばあさん
何を言い出すんや。
世七
今から探して
お孫さんに持って行こ。
お孫さんに持って行こ。
おばあさん
気持ちだけでええ。
ありがとうな。
ありがとうな。
世七
いいから行こう。
美咲
ちょっとセナ。
本気で言ってるの。
本気で言ってるの。
世七
だっておばあさん可愛そうだよ。
世七
それにこのままだとおばあさんも
世七
成仏できないよ。
世七
いいからいこう。
そして、世七はおばあさんから プレゼントを聞き、探し求めた。
世七
おばあさん これかな。
おばあさん
これじゃ。これじゃ。
おばあさん
ありがとう。
美咲
でも 世七 どうやって渡すの。
世七
えっ!おばあさんが
お家の住所知ってるから。
お家の住所知ってるから。
世七
それで家まで行けば…
美咲
そこからは?
世七
えっと……
美咲
多分 私やおばあちゃんの事
美咲
見えないと思うなぁ。。。
世七
あっ!
沈黙の状態で10分がたち
おばあさん
確かにお姉さんの言う…
世七
おばあさん行こう。
おばあさん
どこへ?
世七
お孫さんのとこ。
美咲
えっ。どうするの?世七






