コメント
7件
ごめん、ほんとにごめんなさい!!!!! 学校のパソコンとサブ垢等で並立して読んでいた為、コメントをするの忘れていました……💦 不安な気持ちにさせてしまってごめんなさい……🙇🏻♂️
とても素敵な作品でした 🥲︎🥲︎ 所々 自分にも深く刺さる こともあり 読み応えありまくり でした 💭💕 桃彡 の 噂も 桃彡を 支えようとする 赤彡 の 関係値もすごく好きです 💗🫶🏻 素敵な作品有難う御座いました 😖
𓏸𓂂 𓈒 𝐨𝐩𝐞𝐧 𓈒 𓂂𓏸 いらっしゃいませ
当店を見つけて足を運んでくださり ありがとうございます
それでは、メニューのご確認をお願い致します
この物語は、フィクションです。 irxs様とは一切関係ございません。 nmmnという言葉を知らない方は、 物語を閉じていただき調べてからの 閲覧をお願い致します。 年齢身長操作花言葉要素を含みます 𝖼𝗉 赫桃(Ⅰ×IV) 赫→21歳 169cm 桃→18歳 174cm 地雷な方は自衛をお願い致します 又、物語内では赫→Ⅰ桃→IVと表記しております。
※性癖全開&閲覧注意 閲覧は自己責任でお願い致します
さて、メニューは以上になります
それじゃあ逝ってきます
“死体“
この言葉について君はどう思う?
という質問を君にした時は、猫目の瞳を大きく見開いていたね
IV
Ⅰ
IV
生意気な物言いに餓鬼だなと鼻で笑うと愛らしい頬を膨らませて声を張り上げる
IV
歳の近さや背の高さの事を言っているのだろうが馬鹿にした目線を向けてくる
カウセリングをすること以外に関わったことがないのに、どうしてだろうか
Ⅰ
暫し悩んだ後、納得のいく答えを見つけられたので乾と共有しようと口を開く
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
ないものねだりをしているけれど、背が高い奴を羨む気持ちは消えない
言われた乾はというと目をぱちくりとさせ不思議そうに首を傾げている
IV
Ⅰ
Ⅰ
すぐ頭に浮かんだ回答に乾は、顔を顰めながら首を横に振る
『不正解』と鼻で笑い、俺の瞳を覗き込むために腰を曲げ顔を近付ける
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
机の中に纏めていた書類を取り出し、乾に向き直る
瞼を擦りながら欠伸を浮かべる乾の様子を横目で確認する
IV
Ⅰ
IV
子供だと思われなくないのか必死に起きようとはしているが話す速度が遅くなっている
Ⅰ
Ⅰ
IV
そこまでは届くと怒ろうとする前に乾が先に行動していた
肩を押して椅子に座らせると、余裕そうにブランケットを手に取る
IV
もう1つブランケットを持ってくれば良いのではと口にする隙もなく隣に腰掛ける
名の分からない香水とブランケットの柔軟剤の香りがふわりと香った
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
甘えるように俺に寄りかかり肩に頭を乗せる
さらりと落ちる髪を撫でると驚いたのか微かに吐息を洩らす
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
生徒を守るのが教師の勤めというより義務に近いかもしれない
学校から退学者を出すと評価や雰囲気が悪くなる
そうならない為に教師が生徒を教え導く
Ⅰ
Ⅰ
すやすやと寝息をもらす乾を起こさないようにブランケットを掛け直す
Ⅰ
最初の頃のカウセリングは酷いものだったと前任から聞かされていた
俺が初めてカウセリングする時の乾は、今よりも酷い状態だった
赴任して間もない時のカウセリングは、今とは違う教室で行っていた
無機質な部屋に人気のない薄暗い教室で初めて顔を合わせた
IV
IV
Ⅰ
生徒と話すのは初めての事で最初は、まともに話せなかった
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
最初は、無機質な表情で一言も話してくれなかった
話せないならと筆談用の紙とペンを取り出し、机に置いた
Ⅰ
IV
おずおずと紙とペンを手に取り、こちらを見る生徒
Ⅰ
IV
頷いた後、ゆっくりと文字を書きながら俺をチラチラと見つめる
Ⅰ
椅子から立ち上がり、席を外そうすると生徒に引き止められた
必死に服の裾を掴みパクパクと口を動かす
Ⅰ
IV
言いたいことを何となく察した俺は、生徒と向き直る
Ⅰ
安心したように微笑む生徒は、震える手で紙をちぎり机に置いた
Ⅰ
書いてあった文字を指でなぞり、紙を机に置いた
Ⅰ
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
IV
Ⅰ
初日は、散々な結果だっただけれど生徒のことを知れて良かった
放課後になると人気のない空き教室に訪れる
カウセリングを行う為に昨日の先生と顔を合わせないといけない
IV
IV
先生を目視で探すと視界の端に、優しい赤色の髪が映る
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
カップを受け取るとふわりと優しいカモミールの香りが広がる
Ⅰ
IV
疑ってはいないが食べ物を口にするのが嫌なだけど言う前に先生はカモミールティーを1口飲む
先に飲むことで何も入れていないと教えたかったのだろう
Ⅰ
IV
黙ったままじゃ先生も困るよね
そう思うのに声が出せずズボンをぎゅっと握る
Ⅰ
IV
頭の上に手を乗せられたかと思うと何度か髪を撫でられた
Ⅰ
IV
隣で寝息を立てる先生の寝顔は無防備であどけない
IV
無防備で幼い先生の体温に安心し、目を閉じる
先生の方に傾き、体重を預けると微かに微笑んでいた気がした
規則的な寝息を立てる生徒の肩を叩き軽く揺した
揺すったらすぐ起きると思っていたが起きる気配はない
Ⅰ
起こすのを諦め運転席に座りアクセルを踏み込む
勢いよく音を立ててエンジンが鳴り、起こさないかと後ろを確認する
Ⅰ
事故を起こさないように前を向き直り車を走らせた
IV
Ⅰ
しゃがみこみ目線を合わせる先生は、きょとんとしたぼくの頭を撫でる
乱暴な撫で方と冷ややかな視線に思わず体を逸らす
IV
Ⅰ
触れる髪を引きちぎる程の力の強さに背筋が凍る
立ち上がり1歩先に進む先生はくるりとこちらを振り返る
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
顔を覗き込むと猫目の瞳が大きく見開く
Ⅰ
IV
Ⅰ
そそくさと先行く先生の後ろを歩くと赤らめた頬をこちらに向ける
Ⅰ
IV
すらすらと話せる自分に驚いているとくすりと笑みをこぼす
Ⅰ
IV
Ⅰ
ならいーけどと小言で話す先生の声を聞き取り笑みを浮かべながら隣を歩く
カウセリングをしてから家まで送るだけの仕事
それだけなのに4ヶ月目でやけに懐かれてしまった
初対面の時のような態度を取ると取り繕っていない方がいいと微笑む
その言葉で現在のような関係性になっていった
Ⅰ
IV
嗚咽をもらし、言葉詰まるが話せるといい口元に手を当てながら言葉を紡ぐ
その姿があまりにも痛々しいと同情した気持ちは一生忘れないだろう
IV
Ⅰ
校内で毛嫌いされている噂に生徒が絡んでいると思うと馬鹿らしいと鼻で笑ってしまう
噂の渦中にいる人物と話すとその気持ちは、すぐに消滅する
IV
Ⅰ
潤んだ瞳で尋ねる乾の表情に胸がズキンと傷んだ
安易に大丈夫だと言える状況では無かった
だって乾の精神状態はまともじゃなかったのだから
【乾くんの下に死体有り】
そんな噂なんて嘘らしい馬鹿みたいだと否定出来たら良かった
IV
舌っ足らずな乾にどう声をかけてやればいいのか分からない
IV
腕の中で弱々しく泣く乾の背をゆっくりと撫でた
規則的に優しく落ち着く声音で声をかける
Ⅰ
【嘘つき】
【嘘つき】
Ⅰ
自分で罵る言葉が声が煩わしい
Ⅰ
この後のカウセリングも乾は、ただただ死体が怖いと嘆くだけだった
進級しても乾の噂は途絶えおらず今は学校外にまで広がっている
最上級生になって乾の精神も安定し、今は普通に話せるようになっていた
IV
Ⅰ
座りながらパンを頬張る乾に声をかけるとそっと距離を縮めてきた
Ⅰ
1歩後ろに歩くと乾の肩にトンッとぶつかり目が合う
ベビーピンクの瞳と猫っ毛の髪を見せるように乾は目線を合わせてくる
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
教科書を手に取りキョトンとした顔の乾に視線を向ける
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
腰に腕を通し、体を持ち上げるとあまりの体の軽さに驚いた
戸惑っていると恥ずかしそうに乾が服の裾を引っ張る
抱っこしろと言ったのは乾なのに何故恥ずかしがっているのだろうか
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
わざと耳元で囁くと慌てながら身振り手振りで下ろせと訴える
要望通りに地面に下ろすと頬を赤らめた乾が詰め寄ってくる
Ⅰ
言い終える前に体がふわりと持ち上げられ瞳を見開く
IV
Ⅰ
IV
乱暴にラッピングされた花を押し付けられ意図が分からず首を傾げた
Ⅰ
鼻腔を擽る乾の香りと色鮮やかで可憐なアマリリス
乱暴にラッピングされてはいるが茎を切り揃え水揚げをされ活き活きとしている
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
服についた埃を払い、受け取った花を胸元のポケットに入れる
Ⅰ
IV
授業を真面目に聞きノートを取る乾の表情を伺う
Ⅰ
顔色は優れており優しい瞳は、嬉しそうに歪む
発作が起きないように乾の表情を伺い、板書を書いていく
IV
Ⅰ
IV
震える指でペットボトルのキャップを開け、1口水を飲ませた
体調不良を訴えることは、“何度かあった“
そういう時は悪いことが起こる
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
授業の殆どは、乾との会話と触れ合うことばかりでカウセリングはその後に行うことが多い
体温を感じたくて甘えるように頬擦りをし、縋るように口付けを迫るのも
それに乗って手を出すのも教師としても大人としても悪いことだ
屋上という目撃されやすい場所で生徒に触れる背徳感に背筋が震えた
乾が体調不良を訴えると悪いことが起こる
出勤後、慌てた生徒と教師に声をかけられる
要件を聞いた後は、何か月前に貰った花の花瓶を倒したことに気づかずに職員室を出て行った
IV
IV
慌てながら青ざめたセンセーが駆け寄ってくる
「どうしたんですか」と言葉を吐き出す前にセンセーが抱きついてきた
震える肩で泣きじゃくるセンセーの頭を撫でた
Ⅰ
IV
登校してから保健室に行くように言われ唯一信頼しているセンセーがここに呼び出される
IV
冷たい無機質な声に心配そうに髪を撫でるセンセーが愛おしい
Ⅰ
IV
毛布を被り口付けると怒られはしたが、先程より顔色が良くなっていた
IV
Ⅰ
IV
悪い所を切り抜かれるといい所は隠れて埋もれてしまう
IV
僕が何もしてなくても同じことが何度か起こると噂が流れ始めた
「乾くんの近くに死体あり」だなんて変な噂
その根拠や理由は無いのに学生達は、楽しそうに噂を口にする
IV
死者には、「永遠の眠りを」 生者には、「永久の幸せを」
ポピー・マリーゴールド・白百合の3種の花束を初々しくセンセーに手渡す
Ⅰ
嬉しそうに頬を緩める姿が嬉しくて会う度に花束を渡している
IV
Ⅰ
IV
年下らしい甘えもセンセーは面倒くさがりはするが沢山触れてくれる
涙が落ち着くまでと言いつつもセンセーは放課後まで傍に居てくれた
放課後センセーは色んな所に連れて出してくれる
離れるなと強い口調だけど、歩く速度は合わせて時々後ろを振り返る
Ⅰ
IV
恋人じゃないのに、センセーに唇を重ねられ頬が色付く
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
顔が近いと思うと桜色の唇が再び重ねられた
後ずさろうとしても首根っこを捕まれ規則的なリップ音が鼓膜に響く
胸を押せば距離を取れるのではと胸元を押そうとすると指を絡められる
IV
体を抱き上げ唇を重ねるセンセーの余裕そうな表情に大人だなと実感する
唇を離されたと思うと首筋に軽くリップ音が鳴った
Ⅰ
IV
腰に触れる手に触れ、素直に伝えると怒らずに優しく髪に触れた
Ⅰ
IV
下ろされた時にふわりと花特有の甘い香りがし、香りが強い髪に手を伸ばす
Ⅰ
IV
不慣れなプレゼントに頬を赤らめるセンセーの表情が見れて嬉しい
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
貴方の瞳に映るなら何度もぼくは「甘い誘惑」をしますよ
だって貴方の「心を惹きつける」 「初恋の思い出」になりたいから
そんなことを考えながら頬に口付けると嬉しそうに唇を舐め、肌に吸い付いてくる
センセーが好き
普段は誰もいない慣れ親しんだリビングなのにセンセーが居ると別の部屋に見える
IV
Ⅰ
リビングをくるりと眺め、嬉しそうにぼくに視線を向ける
大人だけど時々子供みたいに無邪気にはしゃぐちぐはぐなセンセー
そんなセンセーを横目にキッチンから冷茶を注いでセンセーの元に戻った
IV
Ⅰ
腕を広げて来るように膝を叩くセンセーに近付き膝の上に乗った
重くないかななんて余計な心配をしながらセンセーの膝の上で大人しく座る
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
首の後ろに腕を回して恐る恐る唇を重ねる
軽い口付けに満足しないのかセンセーは、唇を吸って呼吸を奪う口付けをする
恥ずかしく矯声を漏らすと体に触れ、「嫌じゃないだろ」と耳元で囁く
逃げ道を無くして言わせようとするなんて意地悪な人
部屋に入ると無言でカーテンを閉めるセンセーの行動に首を傾げた
IV
Ⅰ
確かに一教師が、生徒の部屋に入室しているのは普通ならありえないか
見られてもカウセリングだと言い張れば良いのに変なセンセー
IV
Ⅰ
なぞる様に部屋を見渡し、窓際に飾っていた花について僕に尋ねてくる
純粋な貴方が好き
IV
Ⅰ
IV
センセーが腰に触れ何度も効果について囁く姿に首を傾げる
IV
Ⅰ
部屋に残されテーブル付近に座り、乾の帰りを気長に待った
綺麗に整頓された棚に、様々な種類のドライフラワーが小瓶に詰められていた
Ⅰ
窓に置かれていた花瓶から萎れた花弁がゆっくりと床に散っていた
花弁を拾おうと手を伸ばし花弁を拾った時、部屋の扉が開いた
IV
Ⅰ
IV
眉を綺麗に下げ血が流れる指先を口元に近づけ血を舐めとる
指を丁寧に舐める乾の猫っ毛の髪を撫でた
ピリッとした痛みが段々と優しい快感になり体から力が抜ける
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
体に触れる手も髪を撫でる手付きも何処で覚えたのか純粋に気になった
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
電気を少しだけ付けて涙ぐむ乾の目元を指で掬う
掬われるまで自分が泣いていることに気づかなかったのか急いで目元を拭う
IV
Ⅰ
乾に泣かれると苦しい物が胸の中に込み上げてくる
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
押し倒された身動きが取れないでいると恥ずかしそうに髪に口付ける
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
IV
ぐっとお腹に圧力をかけられ全身に電流が流れたように震える
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
無理矢理脱がそうとする乾の手を制して震える手でベルトを外す
生徒に手伝って貰うのは教師云々の前に、大人としての恥だ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
背中を優しく擦る乾の手の温かさに気が緩む
気が緩んだことで大人として恥ずかしいが我慢するよりマシだ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
頭を軽く叩いても元気いっぱいに跳ねている双葉
自我でもあるのかゆらゆらと揺れている
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
罵っても怒らずにただにこりと微笑む乾に手を振り、御手洗に向かう
IV
お風呂から上がると眠たそうに目元を擦りソファに寝転がるセンセー
パジャマは袖が余っているけれどセンセーの愛らしさが際立っている
眠たそうなセンセーに謝ろうと屈むと頭に手を乗せられる
IV
Ⅰ
IV
髪を纏め上げポンパドールヘア姿のセンセーは普段と違い幼く映る
Ⅰ
IV
唇に口付けるセンセーに赤い頬を見られないように手で触れて必死に隠した
IV
心拍数が上がりセンセーを意識する自分の胸を抑え距離を取ろうとした
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
IV
携帯端末を見えるように手に持ち、センセーの腕の中から抜け出し廊下に向かう
親の電話番号を入力し、ぷるると呼出音がなる度心臓が傷んだ
3コール目で通話に出た母に簡単に状況説明をし、センセーを泊めることを伝えた
IV
Ⅰ
IV
携帯端末を取り上げたセンセーは猫なで声で母に泊まることに対する謝罪とぼくについて楽しげに話す
にこやかに笑みを浮かべ、時折ぼくの頭を指で梳いていい子と囁く
IV
簡単なことで赤面する自分が情けなくて涙が止まらない
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
一息置いてからセンセーは優しい眼差しを向けてくる
Ⅰ
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
そう言い終えてから通話を切り、甘い口付けを交わす
クラクラしそうな程の甘さにむせそうにすると暖かな手が背を撫でる
Ⅰ
IV
銀糸を拭うセンセーの余裕のない赤い頬を見ると嬉しいものが込み上げてくる
Ⅰ
IV
嬉しいことを言うセンセーに自分から抱き着きセンセーの体に触れた
一回り大きな手を自分の手と重ねるとすっぽりと収まる
IV
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
IV
用意された食事を口にすると思わず咳き込む
吐き出そうとしても上手く吐き出せずそ背を丸める
IV
Ⅰ
IV
背を撫でられても食べる気に慣れず水だけを口にし、ゆっくりと息を吐いた
乾に関わってから十数の死体を目にし、カウセリングを行う生活
数多くの死体に触れ、原因を操作したがはっきりとした死因は見つからなかった
焼死体とは言っているが、死体自体は綺麗で焼かれたのかよく分からなかった
IV
液体ならと差し出されたスプーンに口を付け、喉を動かす
Ⅰ
Ⅰ
ぼんやりする視界に耐えられず、重い瞼を閉じた
綺麗にしたベッドに暖かなセンセーを寝かせ、衣服を緩ませる
苦しそうに呻くセンセーの冷や汗を濡れタオルで拭う
Ⅰ
不思議そうに瞳を開くセンセーの腕に管を通す
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
手首から管を外し、センセーの傍に腰掛けた
Ⅰ
毛布を被せる手付きは、いつもと変わらず安心感を与える
IV
IV
着信音を告げる携帯端末を無視し、食事を終えたセンセーは隣に座る
Ⅰ
規則的に毛布を叩き、眠らせようとする手を握る
IV
IV
握る手の温かさに頬が緩み、へらりと笑みを浮かべると唇が重ねられる
寂しくなったら体温を欲しがるセンセーらしいといえばらしいけれど…
IV
胸元に耳を当て心音を聞くセンセーの可愛い甘えに心拍数が早くなる
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
知り合って2年4ヶ月センセーからの触られるのに慣れた方だけれど未だに触られるとドキドキしてしまう
センセーが寄りかかるとぎしりとベッドが軋む音を立てる
抱擁も唇をなぞる指にも慣れたいのに ずっと慣れない
IV
背後から抱きしめられると目がチカチカとしパニック状態に陥る
Ⅰ
ハグと言わずにぎゅーというセンセーが可愛らしい
背後からの抱擁だと満足しないのか振り返るように甘い声で囁かれる
Ⅰ
IV
Ⅰ
大人と子供の体格差がセンセーと居ると嫌という程思い知らされる
Ⅰ
IV
Ⅰ
胸元に耳を澄ますとトクントクンっとセンセーの心音が聞こえる
最初はゆっくりな心音もぼくに触れると耳を澄まさなくても早くなる音が聞こえる
さらりと落ちる髪を梳くと分かりやすいくらいセンセーの息遣いが聞こえる
IV
そう思うと冷静になれる自分が嫌になる
センセーと歳が近かったら 僕とセンセーに身長差がなかったら
生徒と教師の立場じゃなかったら なんて“もしも“のことを考える
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
衣服を緩ませるセンセーの体に震える手で恐る恐る触れる
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
戸惑いながら上着だけ脱いで触れやすいように胸元に顔を埋められた
高揚する頬と暖かい子供体温に眠気を誘われる
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
小刻みに震える乾の肩をなぞると不意で驚いたのか可愛い悲鳴を出す
Ⅰ
IV
Ⅰ
このまま触れるよりも体の震えを和らげる方が良さそうだ
体に唇を押付け軽く口付けると乾は、最初は戸惑っていたが慣れると借りてきた猫のように大人しくなった
IV
Ⅰ
耳を撫でるも過敏に反応する艶声に無意識に口の端を舐める
太腿に唇を当てると声を出そうとしたが口元に手を当て声を抑えていた
健気に堪える素直な子供らしさに、愛らしいなと実感する
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
教師として大人として…正しい判断をしないといけない
それなのに…甘い蜜の香りに脳がフラついて正常な判断が出来ない
ゴクリと唾を飲みこみ為に喉を微かに動かす
Ⅰ
IV
無防備な首筋が色っぽく色付き、体温が上がる
Ⅰ
IV
額に触れる微かな温もりと恥ずかしいそうに衣服を直す乾を見た後、瞼を閉じる
休日は、センセーと学校での買い出しを理由に雑貨屋に足を運ぶ
私服のセンセーは、大人びたシャツにジャケットを羽織っていた
普段の白衣も似合っているが私服の方が大人としての魅力や色気が強い印象だ
雑貨屋の懐かしい文具の香りと隣から香る甘い香りが鼻腔に広がる
IV
Ⅰ
IV
首筋から強く香る匂いに頬を擦り付けるとセンセーの肩がビクリと跳ねる
Ⅰ
IV
髪を揺らすとイランイランの香水の匂いがふわりと辺りに広がる
魅せられたように黙り込むセンセーの頬に触れるとぴくりと動いた
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
耳に口付け悪戯げに微笑むセンセーの色香の強い表情に声がもれる
Ⅰ
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
乾が楽しそうにしている姿をもっと見たいと思うなんて変だな
IV
IV
Ⅰ
小指を絡めると手を引く乾は、何処か嬉しそうだ
楽しげな学生や恋人たちが、リップクリームを選んでいる間は、どんな種類があるかだけ確認する
IV
Ⅰ
ポケットからリップクリームを唇に塗った後、乾にかがむように袖を引っ張る
袖を引かれた乾は、人目を気にしてはいたが素直にしゃがんでくれた
IV
Ⅰ
プライドを捨てて上目遣いで数分見つめると乾が折れて誘いを受け入れた
首筋に唇を当て、肌を強く吸いそっと肌から唇を離す
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
ぷくりと頬を膨らませる子供じみた表情に笑いを堪えられず笑みをこぼす
Ⅰ
IV
Ⅰ
3年間一度も名前を呼ばなかったのにどうしてだろうな
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
乾の隣にしゃがみこみ香りと種類が違うリップクリームを手に取る
好きな香料と花を選ぶとオリジナルのリップクリームが作れることでカップルからの人気がある
カップルや休日限定で異なる花が置いてある為年中問わず人気だ
Ⅰ
選び終え香料と造花を手に取ると乾も選び終えたらしく一緒に立ち上がる
恋人らしく振舞おうとからかい半分で 乾に近づく
Ⅰ
IV
Ⅰ
なんてことのない言葉にも恥ずかしそうに頷く乾が可愛らしい
乾を家に送り届けた後、学校の花壇の手入れを行うのが日課だ
元気に咲き誇る花々の手入れをしている時は、何も考えなくて気持ちが安らいだ
週末の休みは、乾の面倒を見るか花壇の手入れをするかのどちらかだ
Ⅰ
重い腰を上げようとすると背後から腰に手が添えられる
特に驚きはせず花壇の前に座ると相手は、拗ねた声音で隣に座る
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
会話を終え、花壇の手入れに戻ると暇そうに欠伸を浮かべたが静かに見守っている
Ⅰ
IV
Ⅰ
腕を広げる乾の腕を引き、背の高い乾を背負う
背は高いけれど体重は、軽い分抱き上げるのは苦痛ではなかった
IV
体を擦り付ける乾の独占欲にも可愛らしい好意に気付かない振りをしないといけない
Ⅰ
人馴れしていない乾は、今まで寄り添われる相手が居なかったから優しく接している俺を好いてるだけだ
子供の好意を勘違いしてはいけない きっと教師として好いてるんだ
いつも通りの業務を終え、白衣から私服に袖を通す
乾が撫でてほしそうにロッカー前の椅子に座っていた
Ⅰ
IV
態とらしく顔を逸らす乾を可愛いなんて感情を抱く
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
いい機会だからそろそろ乾にも言うべきだろうか
袖を通し終え、乾に向き直り優しく傷付けないように言葉を紡ぐ
Ⅰ
好意を抱いているだけと言おうとするとロッカーに体を押さえつけられた
Ⅰ
IV
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
乾に関する噂を鎮火し、学園で死体が発見される原因を探るのが俺の役目だ
今の所は、偶々乾の付近で死体が見つかるだけだと考えている
乾は、大人しくひ弱で押しに弱い内気な生徒
情に流されている気がするけれど、乾と過ごして人を殺めている子ではないと判断した
Ⅰ
IV
Ⅰ
きっとそうだと自分に言い聞かせ平然な態度で乾の話に耳を傾けた
IV
イランイランの甘い香りが乾の潤んだ瞳を見ると我慢出来る自信がない
Ⅰ
これ以上乾からの甘い「誘惑」に耐えれそうにない
ぐっと腰を引き寄せ、唇を重ねると心音が簡単に高鳴る
嫌そうにしつつも何度か口付けると酸欠を起こしているのか大人しく寄りかかる
Ⅰ
寄りかかる乾を抱き上げいつもより深く甘い口付けをする
口付けると甘くなる声もからかうと困ったように怒る声も甘える時に出す砂糖菓子みたいな声が愛おしい
ずるいよな……教師のくせに生徒に欲情するなんて…駄目な大人でごめんな
Ⅰ
唇を離すほんの少しの間に乾に素直な気持ちを苦しい息と共に吐き出す
IV
Ⅰ
告白の仕方も人の愛し方もよく分からない
今の告白が正しいのかでさえ分からなくて息が苦しくなる
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
Ⅰ
IV
IV
ごくりと喉が盛大に音を鳴らす
Ⅰ
IV
甘美な「誘惑」の前では、俺の理性も逆らえないようだ
Ⅰ
最初は、勿論いつもの口付けを交わすことで始まる
周りには絶対話せない生徒と教師の「秘密の恋」
この恋は俺の負けでいいよ。
最初にあった時から「私は、貴方の虜」だったんだから
ℯ𝓃𝒹
おかえりなさいませ 如何だったでしょうか
今回は、乾くんの噂をメインに話を書き上げました
些細なことで生まれるのが恋でありその人の死だと自分は、思いました
どういうことなのかは、お客様のご想像にお任せ致します
とはいいません。噂 悪口のきっかけがあれば人を簡単に死に追いやる
匿名性だと更に分かりやすいですね。 本名じゃないから人を叩いて人を傷付け死に追いやる武器になる。
狂気的な武器ではなく「言葉」の武器が人を殺すんじゃないかと強く思いました
花言葉は、それぞれの気持ちや優しい香りの花 花言葉を選びました
桃さんの周りで人が死んでるのは、桃さんが人を狂わせる魅力的な子だから
赫さんを桃さんを気にかけているのは、庇護する子供であり自分が桃さんの支えになりたいと思ったから
どれも些細なきっかけから始まった物語なんです
その人から受け取った情報だけで他の人を否定してはいけない
それがこの物語で伝えたかったことです。
タイトルの「バイバイ」も 恋に狂い簡単に命を捨てる自殺 簡単に人を殺す言葉の 「命を捨てる/捨てさせる」という 意味を込めこのタイトルにしました 赫→棘のある花エリンジウムから 赫表記にしました。花言葉は、「秘密の恋」「光を求める」「独立」「厳格」です。 「秘めた愛」「秘密の恋」という花言葉は、鋭いトゲを持つ葉で花を守るように咲く姿から、内に秘めた情熱から由来しています
理由も知らない第三者に自身に起こったことを話しても結局は、相手側を責めることになる。だって相手側の心情や考え方を知らないから簡単に責められるんです。友達が悪くないから相手側が悪いってね。情がある方に人は味方する
誹謗中傷だってそう。理由を知らないからアンチは悪いって簡単に言える。 アンチだって1人の人間です。 人には好き嫌いがあるので仕方ないことでもあります。 好きな人だから情報を見ないで肯定ばかりになってしまうけれどそれが本当に正しいことなのか一度踏みとどまって考えることも大切だと思います。
ネットに晒すのもひとつの手段ですが嫌なことがあったからと何でも晒していい事じゃない。相手にだって理由があるから。努力してるのに結果が出ずに苦しくて成功している人を見ると 自分だって頑張っているのにと嫉妬してしまうんです。そう思うのは、人間らしくて素敵なことです。なので第三者がその人の一面しか見てないのに批判するのは間違っていると自分は、思いました
推し活も生活も嫌なら見なければいい 無理に頑張ろうとしなくていい しんどければ休む無理をしない 自分のことを1番愛して甘やかしてほしい。自分のことが嫌いなら身近な人に聞いてみるのも一つの方法。 自分を知ることが大切だと思います。 貴方の頑張りをずっと見ています。 気付かないと思う人も居ますが、見てる人は居ますよ。少なくともこの物語を見て下さってるお客様の事はぼくが見守って応援しています。勿論、心の中でずっと思っています。
誰かと比べなくていい。貴方が頑張ってるならそれでいいじゃないですか。 自分のペースで歩んでほしい。 好きな人には幸せになってほしい。 嫌な所も好きな所も全部見せなくていい。離れてもずっと思っていますよ。
ここから離れてもずっとお客様のことをぼくは忘れませんよ。
「私は貴方の虜」
そんな桃の花言葉を今見て下さっているお客様に。
当店の赫さんは、結構口が悪い子なんですよ。物語でも赫さんは口調が強い方で他人に興味が無い人間らしい子なんです。 反対に桃さんは他人の言葉を気にしすぎて自分を追い込みがちな心優しい子なんです。 この物語を書いてる時は、2人のことを愛して書いています。大好きな二人にお世話になった大好きな相棒に送りたい
フユサンゴ(冬珊瑚) 白い花が夏頃に咲き、その後果実が赤く熟していくのが見どころです。 白い花が赤く色付いた果実が熟す誰かの色に染まるの意味を込めて書いた節もあります。 英名は「クリスマスチェリー」 花言葉は、「あなたを信じる」「愛情」等です。
優しくて頑張り屋さんな貴方ならきっとこの場所を離れてもきっと大丈夫と信じています。 苦しくなったら又ここにお越しください。当店は何時いかなる時もお客様の来店を歓迎しております。
疲れたら甘い紅茶を1杯提供は出来ませんが代わりに砂糖に塗れた甘美な物語をご提供致します
貴方が好きです。これから先もずっと 好きです。 貴方と知り合えて良かった。 離れることをどうか後悔しないで。 ずっと此処で待っているから。 帰ってきたらおかえりなさい 出ていく時はとびっきりの愛を込めて 行ってらっしゃいを365日貴方を思ってお伝え致します。 気持ち悪いと思われても貴方様を思う気持ちなのでお許しください
それではラストコンテストらしく締めましょうか。
ここまで読んでくださった全ての皆様へ
行ってらっしゃい