雨が降る中彼は独りで震えていた
傘もささず
路地の端で
少し驚いた顔をした彼
だがすぐに下を向いてしまった
普通の人なら引き下がるかもしれない
でも私は違う
短い沈黙の後彼は頷いた
知らない人なんかじゃない
貴方は気が付かなかったかもしれないけれど
私は貴方が恋をしていた事もそれ以前のことも
貴方以上に私は知っている
だって
ずっと貴方を見ていたから
なら秘密にしていよう
恋人(仮)にはなれなかったけれど
あなたの側にいられる
欲を言えば友達から恋人になりたいな
雨が降る中彼は独りで震えていた
傘もささず
路地の端で
少し驚いた顔をした彼
だがすぐに下を向いてしまった
普通の人なら引き下がるかもしれない
でも私は違う
短い沈黙の後彼は頷いた
知らない人なんかじゃない
貴方は気が付かなかったかもしれないけれど
私は貴方が恋をしていた事もそれ以前のことも
貴方以上に私は知っている
だって
ずっと貴方を見ていたから
なら秘密にしていよう
恋人(仮)にはなれなかったけれど
あなたの側にいられる
欲を言えば友達から恋人になりたいな