雨が降る中彼は独りで震えていた
傘もささず
路地の端で
少し驚いた顔をした彼
だがすぐに下を向いてしまった
普通の人なら引き下がるかもしれない
でも私は違う
短い沈黙の後彼は頷いた
知らない人なんかじゃない
貴方は気が付かなかったかもしれないけれど
私は貴方が恋をしていた事もそれ以前のことも
貴方以上に私は知っている
だって
ずっと貴方を見ていたから
なら秘密にしていよう
恋人(仮)にはなれなかったけれど
あなたの側にいられる
欲を言えば友達から恋人になりたいな
コメント
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あぁ、相手は覚えてないのか…… やだな、辛いよ…………
前前前世から見守ってた!?
これって完結?