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愛子
チャイムが鳴った音に気づいて、項垂れるように机に突っ伏した。
あいす
冷たい物が当たり顔を上げた。 見上げると、通称アイスと呼ばれるアイスちゃん。
愛子
愛子
あいす
あいす
あいす
愛子
愛子
愛子
たまたま空になったペットボトルに視線を移しては、
貰った冷たいジュースを暑さで火照った頬に当てながら背伸びをしては
あいす
あいす
愛子
愛子
愛子
あいす
あいす
あいす
私はふと視線を下げた。
ずっと好きでやっていた、 音楽活動。結局──
愛子
なんて...。
もう出来ないのはわかってた。
愛子
あいす
あいす
あいす
愛子
二人でそんな話をしながら
段々沈んでいく夕日に目を細めた。
愛子
あいす
愛子
あいす
あいすちゃんと二人で、マックでくだらない話をしながら食べ終え
そろそろ電車に乗るため、駅の近くに移動しているときだった。
観客
観客が出来ているのを見た二人は
自然と足が止まった。
視線の先には、路上ライブをしている一人の女性。
観客
他の観客の話を聞きながら 自然と魅入ってしまった。
透き通る声と...心の底から落ち着くようなメロディ。
あいす
ふと、あいすちゃんが携帯を見せてきた
どうやら動画配信アプリでも活躍しているらしい。
愛子
あいす
愛子
あいす
そんな話をしながら、お互い足を進め
電車に向かおうとした瞬間
何か嫌な予感がして振り返った。
愛子
あいす
愛子
愛子
愛子
愛子
咄嗟に走り出した
彼女は何も知らずに歌っている。
その観客の中に──
愛子
大声で叫んだ。
観客がざわつく中、
彼女の歌声も止まって私を見る。
愛子
愛子
愛子
私は全速力で彼女に飛びついた。
私と彼女は共倒れ状態になったが
その瞬間
周りが大きな悲鳴をあげた
ナイフを持った男性が走ってくる
愛子
私の脳裏に浮かんだのは その二言だった
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
強めに瞼を閉じた。
ドサッ
倒れる音だけが聞こえ目を開けた。
やっこ
やっこ
思わず二度見してしまった
彼女は訳の分からない状態で怯えていたが
ナイフを持った男性を馬乗りにして押さえ込んでいるのは
男性ではなく女性だった
しかも…よく見たら同じ学校の制服...
慌てて警察官が駆けつけてきては
その男性の身柄は確保された
それと、同時に私は我に返る。
彼女にしてみれば、突然走ってくる制服の大学生に
下敷きにされるだなんて予想すらつかない。
愛子
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
愛子
慌てて彼女から離れた
あいす
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
まぐろ
まぐろ
彼女も困惑していた。
その通りだ。間違いない。
私はしばらく、顔を上げることが出来ず
鞄で顔を隠していた。
まぐろ
まぐろ
やっこ
やっこ
声に気づき鞄から少し顔を出した
やっこ
まぐろ
やっこ
愛子
愛子
愛子
愛子
なんて頭の中はいっぱいだったが...
まぐろ
まぐろ
まぐろ
愛子
まぐろ
まぐろ
まぐろ
まぐろ
あいす
あいす
あいすちゃんがジーッと見つめる。
あいす
すると、彼女もあいすちゃんを見ては
ハッ!とした顔で
あー!!!!
二人ともお互い指をさして
驚いているが...
あいす
愛子
まぐろ
まぐろ
ぶわああ…と彼女の頬は赤くなっていく
愛子
あいす
愛子
愛子
愛子
男性を捕らえてくれた女性に頭を下げた。
やっこ
やっこ
やっこ
やっこ
やっこ
やっこ
あいす
あいすちゃんが今更気づいたようで
まぐろも同時に気づいたらしい。
やっこ
やっこ
やっこ
あいす
あいすちゃんが説明すると
やっこはゲラゲラと笑いながら
やっこ
満足そうに笑ってた。