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ある日…

chiro

もう私も卒業か〜…

chiro

ん?あそこに誰かいる…

chiro

あのー…大丈夫?…って…え?!

その子はとても泣いていて、顔が涙でぐちゃぐちゃになっていた

たこやき

うっ…うぅ…(泣)

chiro

大丈夫…?

たこやき

せ、先輩…うぅ…(泣)

chiro

先輩…?…!まさか…たこやきちゃ!?

たこやきちゃは私の後輩であり恋人だ。 でもなぜ泣いているのだろう。

chiro

それより…なんで泣いているの…?

たこやき

……

たこやきちゃは私と目を合わせず…ただずっと黙っていた。

chiro

…言いたくないならいいよ!

たこやき

あっ…

chiro

たこやき

あの…

たこやきちゃは焦った様子でこちらを見てきた。

chiro

どうしたの?

たこやき

じ、実は

たこやきちゃの話を聞くと、最近クラスのみんなから虐められているというのだ。

chiro

えぇ!?

たこやき

う、嘘じゃないよ!本当!

chiro

わ、分かってるよ!びっくりしすぎてつい…

chiro

でも今日卒業式あるし、みんなとお別れだから大丈夫だよ!

たこやき

…うん!

卒業式中(?)

chiro

…?(あれ?たこやきちゃは?)

気づくとたこやきちゃは体育館にいなかった。 でも誰もそれに気づいていない。いや、それか気づいてないふりをしている。

chiro

…ッ(見つけなきゃ)

先生、みんなにバレないように、こっそりと体育館を抜け出した。

chiro

はぁっはぁっ…

ずっと無我夢中で走っていた。 たこやきちゃに会いたい。 たこやきちゃを見つける為に。

chiro

はぁっはぁ…ッ(一体どこに行ったんだろ…)

chiro

はぁっ…はぁッ…

流石に体力の限界が来て、ベンチで休んだ。

chiro

ふぅー…(ここで会ったらな…そんなことないか‪笑)

そんな小さな希望を抱きながら休んでいると、見覚えのある後ろ姿の人を見かけた。その子は…

私が探していたたこやきちゃだった

chiro

ッ!たこやきちゃッ!!

奇跡だ!と思い 大きな声でたこやきちゃの名前を呼んだ。

たこやき

!!

そちらもこちらの声に気づいたようですぐ振り向いた

chiro

たこやきちゃッ!!

すぐさま私はたこやきちゃに突っ込んだ。 たこやきちゃも嬉しそうにしていた。

chiro

良かったッ…良かったッ…!本当に良かったッ…!

目から大量の涙が出てきた。 まるであの時のたこやきちゃのように。

たこやき

ねぇねぇchiro?

chiro

何ッ?

涙をふいて笑顔で返事をした。

たこやき

私ね。chiroといれて嬉しかったよ

chiro

え?

まるで今からいなくなるかのような口調でびっくりした。

chiro

ど、どういうこと?

たこやき

私、今日自殺するつもりだったの

chiro

…え?

「え?」それしか頭に出なかった。 自殺…?何それ…どういうこと?

たこやき

chiroと会うまで私生きてる価値なんてないと思ってたの

chiro

そんなことない。

たこやき

でもね、chiroと会ってからそんなこと思わなくなってたの

やめてよ。もうこれ以上言わないで…

たこやき

だから楽しかった…けど

けど?

たこやき

やっぱり皆は変わらなかった。

たこやき

chiroがいるから大丈夫、耐えれる、と思って黙ってたの。

なんで言わなかったの。

たこやき

その時やっと気づいたんだ

たこやき

皆自分のことしか考えてないって

違う。

たこやき

だからきっとchiroもいつか私を裏切るかもしれない…とか思うと苦しかった。だから自殺するの!

私は裏切らない。

たこやき

ごめんねchiro

chiro

私はずっと黙って見ていた。 喋ることが出来なかった。 でもひとつ、たこやきちゃは自殺するのは嬉しいはずなのに

信じられないくらい

涙を出していた

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コメント

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死ぬなよ..........?(´・ω・)

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