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俺は高校の時から桜のことが好きだった。
キラキラしていて片方ずつ違う目。白色と黒色のサラサラの髪の毛。
俺は桜に一目惚れをした。
だけど、告白は出来なかった。
雫から告白されたからだ。
雫
梅宮
雫
雫は桜と仲良かった。
似ているからと桜は俺に話したことがある。
だからだろう。
すごく似ている。
でも、どこか違う。
梅宮
雫
成り行きで告白の返事をした。
いい、と。
桜と似ているなら俺も好きになれるかなと思ったからだ。
桜は、一人で居たいらしいから。
雫
梅宮
突然言われた。
俺以外の彼氏が居ると。
十亀
梅宮
梅宮
雫
梅宮
雫
理由になってない。
好きな奴が十亀な事も、彼氏をもう一人連れてくることも、2人を同時に好きなことも。
雫は···可笑しくなったかもしれない。
雫
梅宮
桜
雫
桜
梅宮
雫
桜にも冷たくなった。
桜には無いものが自分のモノになったから。
桜は必要ないと、突き飛ばした感じがする。
桜は···悲しそうに下を向いていた。
何もしてあげれない。何も出来ない。
今にも、死んでしまいそうだった。
そして事件が起こった。
桜が屋上から飛び降りようとしていた。
俺は止めた。
死なせたくなかったからだ。
梅宮
桜
梅宮
ギュッ
桜
梅宮
絶対、言われないと思っていた。
桜から好きだと言われた。
これは、嘘なのか?
いや、でも···この告白を逃したら桜はまた死んでしまう。
それだけは嫌だ。
梅宮
梅宮
桜
嘘でもいいと思った。
桜は俺のものだ、もう死なせないと約束をした。
その後、十亀とも話した。
十亀も桜のことが好きだった用で即OKをした。
梅宮
雫
梅宮
十亀
雫
梅宮
十亀
雫
別れた俺達は、一切話すことはなかった。
そして雫が退学をしていった。
桜はそこから閉ざすようになった。
雫が毎日のように吸っていたタバコを吸い始め、髪を伸ばすようになった。
俺たちが卒業しても、蘇枋たちが世話を見てくれていても桜は笑顔を見せなくなった。
俺達は選択を間違ったのかもしれない。
もしも、雫と嘘でも付き合っていたら···桜はあそこまで変わらなかったかも。
雫は退学せず、桜も閉ざす行為をしなかったかも。
でも、···桜が死のうとするならば俺達は···選択を間違ったなんて言わない。
付き合うことよりも俺達は桜のことが大事だから。
好きだから···大切にしたい。
梅宮
ピクッ
梅宮
十亀
パチッ
梅宮
十亀
桜
梅宮
桜
俺達はどうすれば良かったんだ。
どっちを、助ければいい?
どっちの傍にいればいい?
桜は···俺達のこと、好きなのか?
梅宮
分からない。