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それから
彼とは
何気ない日常を過ごして行った
彼は食べるのが大好きらしく、
毎日少ないのが不満だと。
私も不満と答えた。
明美本人はまた名前を聞いた。
明美
明美
??
明美
??
笑っていた。
明美自身は真剣だった
??
聞こえた。
明美本人は聞こえた。
明美
明美
??
また笑った。
綺麗な笑顔だった。
私とは大違い。
私は昔から笑顔という仮面を
貼ってきた。
けれども。
___は心から溢れてくる笑顔みたいだった
また、
何気ない日常を1年過ごしていた時、
1944年
??
明美
彼の表情は曇っていた。
明美
??
明美
驚いた。
明美
??
明美
心配で、
たまらなかった
明美
声が震えていた。
??
??
わからんな。
その言葉はどれだけ明美の心に
釘を刺したことか。
明美
明美
明美
明美
その場に座り込んだ。
芝生だ。
明美
明美
世界を。時代を。恨んでいた。
??
??
明美
涙が1つ。こぼれた。
??
ぎこちなく、けれども壊れ物を扱うかのように
優しく、涙を拭かれた
1945年
原爆がこちらに来た。
周り一面は炎だらけ
明美
明美
火の中を渡る
暑い。熱い。
明美の家があるはずの場所を見た。
明美
立ち止まった。
ボロボロに焼かれて、
その下には……
父の体があった。
真っ黒で、
もう生きているとは考えられなかった
明美
涙を零した。周りに火がある中。
広がっていく。炎が。
明美
明美
明美
顔に炎が当たった。
火傷した。
赤くて、
ヒリヒリする。
明美
明美
それだけ言い残して、炎から逃げるように逃げていった
コメント
1件
第3話、読み終えました。1944年から45年への移り変わりが一気に訪れて、胸が締め付けられました。名前がやっと聞こえた直後に学徒隊の話……あの「わからんな」の台詞がずしりと響きます。そして原爆の描写、火の中で父を見つける場面、涙を拭う優しい手の対比が切なかったです。この時代を背景にした静かな2人の時間が、後半で一気に崩れていく構造が上手いと思いました。続きがとても気になります。