ある所に 1人の少女がいました。 その少女は、歌うことが好きで、 日本中の人々に【歌姫】と呼ばれる程の 歌の持ち主でした。
ですが、15歳の時、 医師からとある病気にかかっている事を 知らされました。
その病は少女の体をどんどん蝕んでいき、 やがて心も蝕んでいきました。 その事から余命はもうあと5年、 20歳になる頃にはもう…… 少女は何を思ったのでしょうか。 「20歳になればもうこの世にはいない。」 「まだ×ねない」 「自分にはまだやることがある。」 そしてある日、プツンと何かが切れた 気がしました。
とうとう、 心が壊れてしまったのです。 大好きだった歌も、未来のことを考えると なんだか好きになれなくなりました。 もう長くは此処に居られない、 そう感じたからでしょう。 仲良くしてくれた友達もいつか お別れをしないことを知り、 少女から離れていって、 孤独なこともあるでしょう。 心臓はまだ動いています。 でも心はとっくに壊れています
最初は 永くは生きられないことに 絶望していましたが、今は まだ生きていることに 絶望しています。 少女には何もありません。 ただ今は命の灯火が尽きる時を 待っているだけなのです。
少女は今何も感じずに、 学校に行く、順風満帆な生活 をすごしています。
第1話へどうぞ。 (ちゃんとプセのオリキャラです)