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それぞれの理由で転生者たちはやっぱり帰りたいんだなぁ……つれぇ……() ぴくと&鈴菜コンビは過去へと…… さあここからがクライマックス…… 今回もとても面白かったです!!!() 次回も待ってますが無理しない程度にしてな!
驚いたのは1番遠いはずの免畔さんが1番に来た事。一瞬瞬間移動持ちかと思ったが、家に入った瞬間、死んだ様な顔をして倒れたから察した。無理してまで来なくていいのに…と一言いえど免畔さんはなんか呼ばれて嬉しそう。
2番目は夏葉さん、3番目は白鴉お姉ちゃん、4番目は日常組という順で到着した。丁度琴が元気になったと言う報告もあり、安心した状態で私達は会議をスタートした。
鈴菜
ぺいんと
鈴菜
鈴菜
私がトラウマを思い出すような事を言ったせいで、空気が重くなる。私はハッと気付いてこの空気を破る方法を考えていると、ともさんが無理に笑顔を作ってこう言った。
とも
鈴菜
夏葉
鈴菜
そういう事になり、少し不安な思いがありながらも私から右回りで言っていく事になった。
鈴菜
鈴菜
鈴菜
なんて言っている私だが、心底思えることは死ぬ気はない。 絶対、生き延びてみせる。そう心に言い聞かせて右回り、つまりぴくとにバトンをパスした。
ぴくと
ぴくと
鈴菜
滅茶苦茶後輩の話を聞く気満々だった私はショックのあまりその場に固まる。えっ……私せんぱ…………え……
死神
鈴菜
ぴくと
鈴菜
私が余りにも喜んだ姿に、ぴくとは顔を赤くしながら焦っている。「お見苦しい所お見せしてしまい誠に申し訳ありませんでした」と今すぐにも謝りたかった。
ぴくと
ぴくと
ぴくと
全員(ぴくと以外)
ぴくと
ぴくと
とも
クロノア
夏葉 免畔
ぺいんと 白鴉
死神
トラゾー
等と、先程とは思えない空気感に私達は安心する。ぴくとはさっきより顔が赤いけど、私は「流石私の後輩!!」と心の底から思えた。
ぴくと
とも
とも
とも
とも
流石ともさん。と言えるような真面目な話に私は尊敬する。見た目が子供なのが本当に気になるけど。そんな事を思いながらぺい兄に回す。
ぺいんと
ぺいんと
鈴菜
ぺいんと
私は無理矢理兄の話を遮って死神君に番を回す。死神君も空気を読んで話してくれた。未だに煩いチンパンジーが居るけど、無視したらいいか。そう考えて死神君の話に耳を傾ける。
死神
クロノア
トラゾー
なんて言う仲の良い皆を見て私は苦笑いしながら心の中でほっとする。懐かしいような、すぐ前に見た景色なのかよく分からない光景に私は何処かほっとするんだ。
鈴菜
白鴉
白鴉
白鴉
白鴉
白鴉
白鴉お姉ちゃんのお話は少し切なく、共感を感じられる。多分、切ない気持ちは、ぺい兄を守り死んだ事を知っている私だったからだろう。
私は誰にも聞かれないように小さくため息をついて次の免畔さんの方を向く。
免畔
ぴくと
免畔
免畔
免畔さんの最後の一言は、今まで聞いてきた言葉の中でも1番重く感じ、何処か寂しい声だった。気付けば免畔さんの瞳にはハイライトが無いことに気が付いて、私はただ、唇を噛んだ。
夏葉
夏葉
夏葉
夏葉
夏葉
夏葉
夏葉さんは少し笑ってそう言った。ぴくとやともさんならまだしも、どうして私も入っているのだろう。そう思った私は気付けば聞いてしまった。夏葉さんは少し呆れたような表情で笑いながら言った。
夏葉
鈴菜
夏葉
鈴菜
そう一言呟く。相手にはあまりいい言葉ではなかったかもしれないと言い直そうとするが、夏葉さんは見た事の無いくらい幸せそうな笑顔を見せて「ありがとう!」と言う。
当たり前の事だから、感謝の気持ちがよく分からなかったが、私は小さく笑顔を作って見せる。 _一通り聞いた所で、本題を伝える。
”1人しか戻れない事を”
ぺいんと
死神
ぴくと
死神
クロノア
トラゾー
免畔
夏葉
白鴉
予想通り、皆の表情は暗くなるばかり。仕方が無いとは思うが、流石に罪悪感は感じる。私はどうしようかと悩んでいる中、免畔さんが手を挙げる。
免畔
…そう呟く免畔さんに私は唖然となり、直ぐにでも拒絶しようとする。だが、その前に白鴉お姉ちゃんの声に遮られる。
白鴉
夏葉
トラゾー
クロノア
死神
ぺいんと
ぺいんと
全員の期待の目を向けられる私達。私達だけ助かる事なんて、絶対に私なら嫌で断りたい気分だが、こんなに期待されて裏切る方が余程辛い気がした。私はともさんとぴくとにテレパシーを送る。
鈴菜
とも
ぴくと
鈴菜
_考えに考えた末、結論が決まる。無理矢理な事は分かってるけど、今の私にはどうすればいいのか、分からない。私は目瞑って深呼吸をしてから皆に伝える。
鈴菜
鈴菜
ぼそっと弱弱しく呟いた私の声に、皆はただ唖然とする。そんな唖然とした空気を打ち破ったのは、私の頼りある後輩だった。
ぴくと
ぴくと
とも
とも
ぺいんと
白鴉
次々と「俺も!」「私も!」と笑顔で頷く皆を見て私は安心する。ともさんとぴくと、どっちが持つの?と問う前にともさんが喋り始める。
とも
ぴくと
とも
とも
そんな語るともさんを見てぴくとは唖然とする。…確かに、誰か1人は絶対に元の世界で過ごして欲しいという気持ちの方が強いが、その人がいいなら私も、この世界で過ごしてもいいのかもな
ぴくとは暫くの唖然とした表情だった顔を少し呆れたような表情で笑いながら言った。
ぴくと
とも
_こうして、大体の会議が終わった。結果的には皆も納得し、笑顔だったのが良かったと思える。一旦、皆を帰らせて私とぴくと、ともさん、ぺい兄のみが私達の家に残る事になる。
鈴菜
とも
ぴくと
鈴菜
苦笑い気味に思い出し笑いする私は、過去の思い出を思い出す。懐かしい、あの頃の記憶を。
とも
ぺいんと
鈴菜
ぴくと
鈴菜
ぺいんと
とも
ぺいんと とも
ぴくと
鈴菜
鈴菜
ぴくと
10分後
鈴菜
ぴくと
鈴菜
ぴくと
鈴菜
ぴくと
鈴菜
ぴくと
鈴菜 ぴくと
とも
ぺいんと
鈴菜
ぴくと
鈴菜
ぴくと
とも
ぺいんと
鈴菜
なんて思い出話をしていると、私達の部屋の戸が開く。そこには、”早苗ちゃん、陽菜乃さん、早苗ちゃんのお姉さんの紗奈さんが居た。”
ただ、私はドアを開けていない。既に来ていた事すら知らない。何故?私は驚きのあまり立ち上がる。
鈴菜
早苗
陽菜乃
紗奈
あ、まじかぁ と言わんばかりの表情を皆は浮かべる。ぎこちない笑みで私は誤魔化しながら、早苗ちゃん達に問いかける。
鈴菜
紗奈
鈴菜
陽菜乃
陽菜乃
心に矢を打たれるように罪悪感をさらに押し付けてくる。私は咄嗟に謝ろうとすると、早苗ちゃんが笑顔で呟いた。
早苗
鈴菜
早苗
鈴菜
早苗
早苗
早苗
予想外な返答に私は唖然となる。10歳の女の子が、私達に命を捧げていると同じ事だ。でも、それは罪悪感もあるし、私からしたらこの先もこの世界で幸せになって欲しい。
だけど、私が断るのはどうか。それこそ罪悪感を感じる。どうしようかと迷っていると、後ろから声がかかる。
ぺいんと
鈴菜
とも
ぺいんと
とも
ぺいんと
ぺい兄の思いは正論。そんな正論に私達は反論も出来ない為、ただ静かな時間が過ぎる。静かな空気を、私の思いの言葉で破く。
鈴菜
ぴくと
ぺいんと
とも
ぺいんと
とも
ぺいんと
久しぶりに赤ぺんコンビの仲いいやり取りを見て、私は少し呆れみの、でも安心するような感情が込み上げてくる。
そろそろ、本題に入らないと。 脳内にそんなお知らせが出て来て私はハッとする。のんびりしてる場合じゃない。急いで、早苗ちゃんに聞かなきゃ。
鈴菜
ぴくと
鈴菜
そう少し呆れみで問うと、やっとぴくとは思い出した様子。ぴくとは早苗ちゃんに向き合う。
ぴくと
早苗
ぴくと
早苗
早苗
鈴菜
陽菜乃
鈴菜
紗奈
だから、戻れるのはほんの一瞬だけ。一瞬…と言っても、1日は保てるかもしれない。その間に、勝負を付けなきゃならない。
…と言っても、絶対に負けるのは確定。なら、私は交渉をする。此方の世界に来て、1つ、学んだ事がある。
それは、「神代家の幹部を殺さなければ大丈夫だった」事。
相手、X軍は殆ど、遊び心と天下統一を目当てに戦っていた。相手の幹部、総統は殆ど悪趣味で人を殺すのが好きだったらしい。まぁ、それは過去の恨みで、という噂もあるが。
それに、私達は日本一強い日常軍と日本3位のwrwrd軍が合併。他にもあかがみん軍、ワイテ軍、ら軍…他にも強い軍と同盟を組んだ。
そんな軍が何時、X軍を超えるか分からない。だから超える前に滅ぼした。そんな理由もあるだろう。
そして、総統が1番信頼していた神代家の人物を殺した事で相手の機嫌は悪化。本気を出された末、私達の軍は滅んだ。
つまり、殺す前に交渉をすればもしかしたら同盟を組めるかもしれない。同盟頼りばかりで申し訳ないが、相手的にもライバルは減り、最強の軍が出来る。私的には、皆仲良く出来ればそれでいい。
その事を早苗ちゃん達に伝えると、「成程」と一言言う。無事、納得してくれたようで私は静かに安堵の息を漏らす。
紗奈
陽菜乃
早苗
とも
早苗
「それなら…」とともさんが私とぴくとを交互に視線を向ける。「えぇ……」と心の中で呟くが、もし行けるのが1人だとしても私が行くと思う。それなら、ぴくとが着いてきてくれる方が安心はする。
ぴくとには危険な目に遭わせるし、トラウマも思い出すだろう。それでも、ぴくとなら大丈夫な気がする。そんな気がした。
鈴菜
ぴくと
鈴菜
ぴくと
最初から決まっていた様な、当然のようなハッキリとした声に私は安堵の笑みを浮かべる。
これで、私達2人(琴や葉月)は過去へ、ともさん、ぺい兄、紗奈さん、陽菜乃さんは早苗ちゃんに魔力を与える。早苗ちゃんは私達を過去に戻すという役割が決まった。
私達の準備は何時でも万端。月音ちゃんには伝えてないが、事前に伝えるより伝えない方が戦いやすい様な気がする。そう考察した私は、早苗ちゃんに向き合う。
鈴菜
早苗
早苗ちゃんは私達に向けて両手を伸ばす。その必死さは表情だけでも伝わる。少し信頼されているという事を感じて緊張感が増した頃、視界がぐにゃりと反転する。
気付いた時にはそこは、見慣れた、トラウマを植え付けられたあの場だった。