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北斗

あ、あの!

反射的に声をかけてしまった

だって、目が合った相手は 屋上のフェンスを越えた 所に立っているから

誰もが、これから起こる 出来事がわかるだろう。

自殺だろうと。

大我

何?

北斗

い、いや、あの、その、何しているん
ですか?

大我

何って、見たら分かるでしょ?

北斗

あ、じ、じゃあ、どうして、こんな事

大我

疲れちゃったの。生きてる事にね、
でも勇気がなくて毎日終わるの。

北斗

と、とりあえず、そこ行きますから
待っててください!

“毎日そうやって終わる”

そんなこと聞いたら、何も 言えなかった。 当然だろう。

自分でも分からなかった。 なぜ見ず知らずの人を助けるのか。 取り敢えず屋上へ向かった

ガチャ

北斗

とりあえず、こっちに来てください。
そこに居たら危ないです!

彼は意外に素直にこちらへ来た

大我

なんで停めたの?

北斗

目の前で死なれたら、困りますから。

大我

そっか。

北斗

どうして、死のうと思ったんですか?

空を見ていた彼がこちらへ向いた その瞬間

大我

この世界は生きているより
死んだ方がよっぽど“美しい”の。

自分の鼓動が煩くなり続けた これは恋だろうか? だなんて思った。

北斗

僕は、君の事が…好きみたいです。

想いを口にしていた なんて恥ずかしい事を言ったかは 痛い程分かる。

大我

えっ?

そりゃそうだろう。 どこの誰だか分からない。 高校生にしかも男子に告白されて 戸惑わない奴は居ない。 でも僕は“キミ”に一目惚れした。

これが俺たちの 人生が変わった瞬間。

そして俺が君の事を 停めた1回目だ。

生きてたって、意味がない。

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