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私はいつもようにお昼休みの時間に旧校舎の屋上へ行く
ここへはいつも仲のよかった親友千夏と二人でご飯を食べに来てた
でも千夏はこの世にはもういない
千夏がいなくなってから私の感情はほとんど失われた
千夏がいなくなったことで私にとっての心の支えがなくなったから
千夏はいつも助けてくれた
怪我をしたとき
泣いたとき
虐められたとき
千夏は私を庇ったことで新たな虐めの対象となってしまったのにも関わらずずっとそばにいてくれた 支えてくれた
でも
千夏は目の前で"殺された"
旧校舎の屋上から突き落とされたのだ
私は目の前で見たから犯人を知っている
周りにいたやつも見たはずなのに周りのやつは
"自分から落ちてた"
と、嘘の証言を
周りにいたやつ全員が同じ証言をしたため
私の証言は
誰も聞いてくれなかった
そして千夏の件は"自殺"と言うことで幕を閉じてしまった
麗
麗
麗
麗
麗
麗
そんなことをいっていると
向かい側にある新校舎の屋上の方から微かに声が聞こえる
でもはっきりとはわからない
なんだろう
楽しそうだな
わかることは
楽しそうにしている
というだけだった
ずっと見ていられる
昔の私と千夏のようで
自分と彼らを重ねて見ている
見ていると感情がよみがえってきた
悲しい、楽しい、つらい
色んな感情が
私は千夏がいなくなってから感情が失われた
私にあった感情はただ1つ
"寂しい"
だけだった
あの人たちを見ていると思い出す
楽しかったあの思い出が
消えていた感情がよみがえってきた
あの人たちを見ている
すると
一人と目があった
紫色のような髪色の人と
たしか
隣の席の
"剣持刀也"
そして私に気づいたのか
剣持くんの友達だろうか
白髪の人も見てきた
剣持くんはなんか恥ずかしそう
一旦目をそらすと彼らはまた話し出した
やっぱり彼らを見ていると楽しい
昼休みが終わったら一回話しかけて見ようかな
剣持刀也くんに