中学三年生になった三日目で私は泣いて学校を休んだ。
何がと言うよりも一人ぼっちなことがとてつもなく精神的に来てしまった。
女子2は中三になりいい子になっていた。
今は好きな人も出来ているそうで、一緒に恋バナをしたり
女子2
などと声をかけてくれる。
それに反して女子1相変わらずだった。
中学二年生に上がって少ししてから彼氏と別れたらしい。
私も相変わらず男子と喋ることが難しかった。
しかし、女子1は私が男子と喋っていなくても嫌味ったらしいことを言ってくる
女子1
女子1
などと毎日のように絡んできた
私は内心
凛音
凛音
と思ってしまっていた。
私は女子1に
凛音
と笑い混じりに話すと女子1は決まってこう言う
女子1
女子1
自分の方が上だと思っているのか
彼女は恐ろしい。
隼人とはLINEではたまに話していたが
学校内では話すことは1度もなかった
同じクラスになっても私から話そうと思うことはなかったし
きっとそれは彼もそう思っているだろうと思った。
たまに目が合っても二人ともすぐさまに離した。
2人の間に見えない壁ができているようだった。
しかし、クラスが変わって3ヶ月目の席替え。
どうか、隼人とは一緒になりませんように。
そう心の中で祈り名前を書く。
少ししてから先生が黒板に名前を書き始めた。
私の方が早く席がわかったため、
どうか。どうか。
と手を合わせた。
でも、やっぱり神様は私が嫌いなようだ。
私の席の真隣が隼人だった。
私がこんなにも隣になりませんようにと願った理由はもうひとつあった。
それは私の友人1が隼人のことを好きだと言っていたからだ。
私たちはまだ仲が良かった頃友人1と私と隼人と隼人の友達4人でたまに遊んでいた。
隼人と友人1はLINEで話したりなど仲もよく
私もお似合いのふたりだと思っていた。
昔の経験から友人1は嫌なことを言う子じゃないことは分かっているが
あまり隼人と話さないようにしようと思っていた。
私はなにか聞きたいことがあったら隼人の前に座っている駿太に聞くようにしていた。
駿太は私の保育所からの幼馴染みで
過去に2回駿太に告白されたことがある。
しかし、私は恋愛に興味がどうしても持てず
凛音
凛音
と断った。
それから少しの間気まづい雰囲気があったが
駿太が普通に喋りかけてくれて喋れるようになった。
駿太は唯一私が気兼ねなく話せる男子だった。
凛音
駿太
ショーもないことで話しかけ
凛音
駿太
ショーもないことで笑った
駿太と隼人は仲が良いためよく話しているけど
私と隼人が話すことは無かった。
そんなある日。
駿太
駿太がいつものように私に喋りかけてきた。
凛音
しかしいつもと違うことがひとつ。
隼人
突然隼人が私の話題を話した。
凛音
駿太
駿太
凛音
それから少しだけ隼人と喋るようになった。
隼人
凛音
隼人
凛音
隼人
凛音
凛音
凛音
駿太
凛音
隼人
駿太
少しだけ喋れるようになっても
私はたったひとつ出来ないことがあった
それは、隼人の目が見れない。
駿太とは目を合わせて会話出来るのに
隼人の目がどうしても見れない
でも、緊張ではない。
緊張なんかじゃなくて
目を合わせるのが少しだけ怖いんだ。
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