凛
あー
凛
だるい
澪
何言ってんの、いつもやってんじゃない
凛
いや、幾ら日常生活の内の一つだからってさあ
凛
掃除なんかしたい奴がすればいいじゃんか
澪
うぅん…言ってる意味がわからないわね
澪
そんな事言って。やり出せばどれだけだるくたって数十分で終わるじゃない。
澪
別に貴方、面倒なトイレ掃除担当じゃないのだから…
凛
…そー言われると、言い出しにくいなあ
澪
図星?じゃあ、行ってらっしゃい?
凛
あーやっぱヤダ!
凛
ね、澪先生
凛
賭けよっ
澪
賭ける?何に?
凛
うーん、私の態度次第で、澪先生の好きな物をあげちゃおっかな、なんて
澪
へ、へえ
澪
貴方、先生の好物がわかるとでも?
凛
ふっ
凛
じゃあ、又此処でねー!(食堂前)
澪
あ、こら!
澪
……
凛
(先生の為だとは言え)
凛
(やっぱりだるいなあ。)
優奈
こぉーらー、りぃーんーっ!!
凛
は、はい
優奈
なんだ…怠けてるのかと思って……、ごめんなさいね。
凛
あ、いえ、全然
優奈
まあでも、もうちょっとで終わるから
キーンコーンカーンコーン…
優奈
あら、言ったそばから。
優奈
じゃ、話し合いしたら授業に向けていくのよー
凛
わかりました…
澪
あら、遅かったわね
凛
そうですかって、それより
凛
態度は全然良かったですよね?
澪
ええ、まあ
澪
で、言葉通り、好物をくれるのよね?
凛
ええ、勿論。
澪
そうそう、クッキ…
私は 小さいノコギリを取り出し
自分の二の腕にそれを当て
鈍い音を立てながら、澪先生に魅せてやった。
澪
澪
凛さん?
凛
澪先生はこういうのが
凛
一番好きなんですよね?
澪
いや、違う、違う!
澪
わたしあ…っ……!!
凛
私にとっては
凛
澪先生が「好物」なので
凛
別に、問題は無いですよね?