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fwhr チャットノベルで書くのは初めてなので 下手なりに頑張ります、! 最初ちょっとkid冷たいです
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いつからか不破さんは、 毎日のように こんなことを言うようになった。
アフター行くから遅くなる、 太客来てくれるから遅くなる、 新規客の相手しないと、 同僚の生誕祭で、
付き合いたての頃はアフターよりも同伴よりも太客よりも、 何よりも僕が優先だったはずなのに……
なんでだよ、 いつからあんたの中での僕の順位は そんなに成り下がったんだよ
当たり前に寂しいし 飽きられてしまったのかと思うし、 そんなに大事じゃないのかとか、 やっぱり男が好きなんて嘘だったのかとか、
いくらでも疑問や不安は尽きないけど、 それを言ったところで 改善されないことはもう分かっている。
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ベッドに腰掛ける不破さんは 不破さんに背を向けて寝ている僕を ツンツン、と突っついてきた。
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バシッ
それまでの言動にも、今の行動にも イラッときた僕は その手を後ろ手で反射的に叩いてしまった
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思いの外力が強かったみたいで 彼は小さく呻き声を出す。
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不破さんは僕の顔を覗き込んできたけど 生憎その角度からじゃ 僕の顔は見えない
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不破さんは落ち込んだ声で 呟いた。
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こういう時にメソメソ泣いてしまう 自分が心底嫌いだ。
こうなることなんて、付き合う前から 目に見えていたというのに なんで期待していたんだろう
担当にしたい子には時間をかけるのに、 恋人には時間を割いてくれないの?
こんな僕を愛してくれる人なんて この人しかいないのに 結局その人にさえ 愛してもらえなくなってしまいそうで
淡い期待に踊らされて呆気なく捨てられる、 そんな未来が容易く想像できてしまうのが ものすごく怖い。
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意地を張って突き放したって 結局苦しむのは自分だと分かっているのに 荒れ果てた心は、一人にして欲しいと 声を上げている。
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不破さんは僕の上から、ふわっと 覆い被さるように抱きしめてくれた。
顔の前で握っていた手も 優しく包むように握ってくれる。
温かくて、ひどく優しくて 鼻をぬけていく良い匂いがして
あぁ、どうしても好きなんだ、と 思う他なかった。
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耳元で囁かれたその言葉は、 低く、甘い吐息が混じっていて 胸がじんわり温かくなっていく気がした。
こうやって軽々言うんだもん、 そりゃ好きにもなっちゃうじゃん
なんでこの人はこんなにも、 僕の心を引き戻すのが上手いのかなぁ
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当たり前でしょ、浮気なんて絶対に 許さないよ
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ほんとだよ、毎日毎時間毎秒 僕は我慢させられっぱなしなんだから
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不破さんは僕の手を握っていた手で、 頭を撫でてくれる。
僕よりもほんの少し小さい、硬くてゴツゴツした 男らしい大好きな手
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僕がそう言うと不破さんは、 僕の身から体を離す。 無くなった温もりがしばらくの間は 恋しかった。
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ちゅっ
優しくこめかみにキスを落とした彼は、 耳につけたピアスをチャリっと鳴らして
部屋を出ていった。
自分しか居なくなったこの部屋は すごく静かで妙に寒くて 未だ誰かがいてくれてるんじゃないか、と 視線も手も探していた。
彼を失った喪失感に胸が痛めつけられ、 止まらない涙にケリをつけて ベッドから降りた。
その後は、台本や会議の資料、桜魔の文書に目を通しても、 楽曲制作をしていても 気分は一切晴れなかった。
時刻は深夜2時過ぎ
ガチャッ
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返事が無いのはいつものこと。 起きていて欲しいなんて思わないし、 むしろちゃんと寝ていて欲しい。
リビングに行く前に寝室に行き、 晴の寝顔を見てから 晴の手作りの夕飯を食べて風呂に入って、 姫たちにアフターフォローのメールを入れて 晴の隣にそっと潜り込み眠る。
それだけで良かった。 晴が俺に呆れようが、帰ってきた時に すやすやと眠るあの顔が見られれば 俺は我慢できた。
、、、なんて 我慢させていたのは、
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リビングをスルーして寝室に行こうとした時、 リビングへの扉が少し開いていた。 その隙間からは明かりが漏れており、 とぽとぽ、コップに飲み物を注ぐ音がした。
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まさかと思い、リビングの扉を勢いよく開けると、
バンッ
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そこにはコップに酒を注ぐ晴がいた。
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今朝と同様に悪態をついてくる晴は、 目尻を赤く染め、眉間に皺を寄せてあからさまに 怒っていた。
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駆け寄り酒を注ぐ手を制止させる。
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ソファに座る彼の不機嫌そうな顔を 跪いて下から覗き込むと、 一瞬だけ潤んだ瞳が俺を映した。
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すると晴は突然目をカッと開いて 俺を睨みつけた。
最近は彼にこんな顔をさせてばかりだ。
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俺の胸ぐらを掴み、 ゆさゆさと揺すりながら怒鳴りつけ、 晴は泣いた。
募り募った我慢が零れ出し、今朝のような 嫌味となって出てきただけだろうに、 それを申し訳ないと思って謝ろうとしてくれていた。
俺が寂しくさせていたからいけないのに 悪いのは俺なのに
どうして俺は、 可哀想なくらいに優しい素敵なこの人を、
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俺は胸ぐらを掴むその手を覆うように掴み、 離すように誘導する。 俺に睨みをきかせた目線はいつの間にか床に落ちており、 ただ涙を流していた。
大柄の彼がやけに小さく見えた。 まるで怒られた犬のようにしょぼくれている。
並ぶようにソファに腰かけ、晴を抱きしめる。 酒に酔い熱を持った晴の体が震える。
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晴はコクリと、深く頷いた。 その時ようやく抱きしめ返してもらえて、 安堵のため息をついた。
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てっきり頷いてくると思ったが、 彼は首を横に振った。
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体を離して消え入りそうな声で言うから聞き取れなくて、 耳を近づけて聞き返す。
すると唇が耳を掠るくらいの近さにまで 顔を近づけた彼は、吐息混じりにこう囁いた。
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続きます
次回はr18入るので、地雷の方は お控えください
ご覧頂きありがとうございました!