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月🌙
アメリカは立ち上がらなかった。
ドアの向こうを、ただ見つめている。
🍻 🇩🇪
ドイツが低く問う。
アメリカは首を横に振る。
ヒーロー🇺🇸
フランスが目を細める。
世界のお兄さん🇫🇷
アメリカは小さく笑う。
ヒーロー🇺🇸
その声は、どこか遠い。
時間が過ぎる。
5分。
10分。
20分。
────戻らない。
イタリアが不安そうに言う。
(=ヮ=)ڡヴェ🇮🇹
誰も答えない。
アメリカの拳が、わずかに震える。
昔も、そうだった。
”すぐ”は、来なかった。
あの日も、今日も。
違うのは────
今度は、待つ側が自分じゃないってことだ。
アメリカはゆっくり息を吐く。
ヒーロー🇺🇸
【注】夜だからな( ^ᵕ^)(圧)
夜風が強い。
屋上のフェンス越しに、街の灯りが滲んで見える。
イギリスは、一人、立っていた。
冷たい風が頬を打つ。
英国紳士🇬🇧
次長のように呟く。
月🌙
拳を握る。
だが、力が入らない。
指先が、震えている。
寒さのせいじゃない。
呼吸が浅い。
胸の奥が、きしむ
英国紳士🇬🇧
声が掠れる。
思い出すのは、あの日の小さな背中。
ヒーロー🇺🇸幼少期
英国紳士🇬🇧
震えが強くなる。
ずっと言えなかった言葉。
ずっと飲み込んできた後悔。
英国紳士🇬🇧
足元がぐらりと揺れる。
その時。
背後でドアが開く音。
冷たい風の中に、足音が1つ。
ヒーロー🇺🇸
聞きなれた声。
振り返らなくても分かる。
イギリスは咄嗟に震えを止めようとする。
だが、止まらない。
英国紳士🇬🇧
震えた声。
次回60♡