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やってしまった。
鼻水ズルズル、咳ゴホゴホ。
喉も頭も痛い。
シャークん
原因は恐らく
開けっ放しの窓。
シャークん
重たい体を起こしリビングへ。
シャークん
Nakamu
そこにはソファでスマホをいじるNakamuが居るだけで他の皆は見当たらない。
救急箱を取り出し中を漁っているとNakamuが不思議そうな顔をした。
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
中々見つからない薬に諦めかけた時
いつの間にか近くへ来ていたNakamuに肩を引かれた。
Nakamu
シャークん
Nakamu
珍しく、もないけれど
Nakamuの優しさを真正面から受けて何だか調子が狂う。
シャークん
Nakamu
自室に戻ってベッドに寝転ぶ。
そういえば、Nakamuに看病されるのは初めてだ。
大体きりやんか、きんときが看てくれるから。
緊張してお腹が痛くなったり、寝不足で体調を崩した時もNakamuは傍観しているだけだった。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
サイドテーブルに置かれた丼には温玉やほうれん草が綺麗に盛られ
余りにも美味しそうで思わずお腹が鳴った。
シャークん
Nakamu
食べ易い様になのか、Nakamuの好みなのか麺は柔らかく、つゆは薄味でほっとする。
きりやんの料理も好きだけど、Nakamuの味付けも好きだ。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
黙々と食べる俺に機嫌を良くしたのかNakamuが微笑む。
あまり見た事の無い笑みだ。
優しく見守る様な笑み。
ちょっと、食べづらい。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamuが近付いてきたかと思えば
顔が目の前に。
Nakamu
額と額がくっついて
俺の心臓は大きく飛び跳ねた。
シャークん
Nakamu
Nakamu
顔にNakamuの息がかかって
思わず胸を押して離したら
今度は顔を覗き込まれた。
確かに、顔が熱い。
シャークん
Nakamu
咄嗟に誤魔化してしまったけれど
自分でも動揺している。
どうしてこんなに熱いのだろう。
Nakamu
シャークん
気付いたら全て食べ終わっていて
いくら箸で掬ってみても麺は見当たらない。
折角Nakamuに作ってもらったのに
もっと味わって食べたかったな。
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
薬を飲んで再びベッドに寝転がる。
きんときは布団をかけてくれるけど
Nakamuはそんなことしてくれない。
でもそういう所がNakamuらしい。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamuに看病されるのも悪くないなんて
絶対に言ってやらない。
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
Nakamu
俺がいくら頼んでも聞き入れてはもらえず
空になった器を持って出て行ってしまった。
Nakamuってこういう時意外と厳しい。
仕方が無いから目を閉じて布団を被る。
でもついさっき起きたばかりだし
食べたり話したりしていたから全然眠くない。
だから暇を潰そうとスマホを開いて
直ぐに閉じた。
早速報告したのかきりやんからメッセージが3通。
これは帰ってきたら説教が始まるな。
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
額にそっと触れてみる。
当然そこには何も無いし
自分以外の体温は感じられない。
シャークん
また顔が熱くなっていく。
心臓の音が大きい。
シャークん
いつも見ているはずなのに
水色の瞳を綺麗だと思ったのは初めてだ。
シャークん
シャークん
でも体温は測らない。
数字を見たら益々熱くなっちゃいそうだから。
シャークん
起き上がって窓を少しだけ開けてみる。
ひんやり冷たい風が体を通り抜けて思わず身震いした。
Nakamu
ビクリと肩が跳ね、ほぼ反射的に振り返ると
呆れ顔のNakamuが出入口に立っていた。
シャークん
入る前にノックをしろとか
風邪が移るから入って来るなとか
他にも言える事は色々あったはずなのに
咄嗟に口から出た言葉は下手くそな言い訳で
咎める様な視線に耐えかねて
窓をそっと閉めた。
Nakamu
Nakamu
シャークん
ベッドを指差すNakamuに従い布団に入る。
本当に自分は何をしているのやら。
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークん
いけない、話を聞いていなかった。
きりやんが帰って来るって聞いて凄く残念に思ったんだ。
Nakamuと二人きりじゃなくなるって。
どうして嫌なんだろう。
どうしてNakamuと二人きりがいいんだろう。
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamuは何と言ったら俺の為に困ってくれるだろうか。
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
寂しいのかな。
それとはまた何か違う気がする。
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
多分ね、風邪で頭がおかしくなっているんだ。
だからまた顔を熱くさせたいなんて考えている。
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
本当に違う。
Nakamuに近くへ来てもらいたかっただけ。
水を持ってベッドに腰掛けるNakamuに
抱きついてみたかっただけ。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
シャークん
Nakamu
シャークん
きっとこの病を治せるのはNakamuだけだ。
でもそれを伝えることが出来ない。
シャークん
Nakamuが閉めた扉を見詰める。
ダメって言ったのに。
本当に重い病気なんだよ?
いくら寝たって楽にならない。
きっとこの病は長引くだろう。
シャークん
遠くで玄関の扉が開く音がして
大きな溜め息を漏らすのだった。
END