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ちゃんと細かいところまで設定されていて好きです…ほんと…いつも投稿楽しみにしてます…!
村からそう遠くない森の中で
男の遺体が見つかった。
背中には何かに引き裂かれたような跡があり
村の人々は人狼の仕業だと恐れた。
満月まであと5日。
きりやん
スマイルの家に集まった俺達6人は互いを不安と疑いの目で見つめ合った。
森で男が殺されたらしい。
その容疑者に選ばれたのが俺達だ。
Broooock
きんとき
Nakamu
シャークん
スマイル
いつもと違う重苦しい空気に耐え切れず下を向く。
俺達は皆親を持たずこの村に捨てられた。
そういう人が集まる所なんだ。
スマイル
きりやん
Nakamu
Broooock
会話が続いたかと思えば直ぐに沈黙し
誰かが口を開いたかと思えばまた静かになり
一向に状況が変わらないまま刻一刻と時間だけが過ぎて行く。
きんとき
きりやん
きんときの提案により全員が椅子から立ち上がる。
そんな中俺はBroooockを目で追った。
シャークん
家に帰ろうとするBroooockを引き止め着いて来るように目で合図する。
薄暗い路地裏まで誘導し足を止めた。
シャークん
Broooockは普段と変わらない柔らかな笑みを浮かべる。
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooockの八重歯が鋭く光る。
そう、俺達は
人狼だ。
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きっとBroooockは生き抜く為なら容赦無く友を殺すだろう。
シャークん
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
いつの間にかBroooockからは笑みが消え
この場には居ないアイツを睨んでいた。
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
シャークん
この村で唯一
人間か人狼かを見分けることが出来る人
Broooock
シャークん
Broooock
Broooock
シャークん
思わずBroooockの胸倉を掴み壁に押し付けてしまった。
此奴の言っていることは正しい。
でも俺は、スマイルのことが…
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
動かなくなったBroooockを抱きかかえて家に帰る。
満月まであと4日。
翌朝。
全員の顔が曇る。
Nakamu
きんとき
きりやん
スマイル
きんとき
元々口を出す方では無かったけれど
今日は特に喋る気になれず皆の様子を眺めていたら
スマイルが近付いてきて隣に座った。
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
スマイルの声のトーンが低くなる。
スマイル
スマイル
きりやん
スマイル
振り返ると黄色い眼光が俺達を捉えていた。
言い知れぬ不気味さを感じ思わず息を飲む。
スマイル
きりやん
でもその不気味さは一瞬で
気付けばいつものきりやんに戻っていた。
シャークん
きりやん
スマイル
スマイル
心配するきりやんを押し退けてスマイルが俺の腕を引く。
まるで俺を逃がそうとしているみたいに。
コンコンコン
空もすっかり暗くなった頃。
玄関の扉をノックされ
恐る恐る開けてみると
きりやんがパンやミルク瓶の入ったバスケットを携えて立っていた。
きりやん
シャークん
きりやん
きりやん
きりやん
シャークん
シャークん
きりやん
きりやん
シャークん
きりやんは半ば強引に中に入りグラスにミルクを注いだ。
仕方が無いので少し離れた所に腰掛ける。
きりやん
シャークん
差し出されたグラスを受け取り匂いを嗅ぐ。
濃厚で優しい良い香り。
きりやん
シャークん
きりやん
きりやん
きりやん
シャークん
手からグラスが滑り落ち床に当たって割れる。
体が、動かない。
きりやん
きりやん
俺が座る椅子の肘掛けに手を着き見下ろしてくるきりやん。
何故知っているのか、何が目的なのか。
聞きたいことは沢山あるのに声が出ない。
きりやん
きりやん
きりやん
シャークん
きりやん
きりやん
きりやん
開かれたきりやんの口から鋭い牙が顔を出す。
どうして今まで気が付かなかったのだろう。
きりやんは、吸血鬼だ。
尖った牙が近付いてくる。
俺の血を吸うつもりらしい。
あと数センチ、数ミリ。
きりやん
しかし肩に牙が触れることは無かった。
突然動きを止めたかと思えば左胸を押さえて振り返る。
きりやん
きりやん
玄関にNakamuが立っていた。
手には十字架が握られている。
Nakamu
Nakamu
Nakamuが一歩部屋に入ると
きりやんはフラつきながら後退った。
きりやん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamuが俺に目を向ける。
Nakamu
シャークん
きりやん
Nakamu
シャークん
きりやん
きりやん
Nakamu
Nakamu
きりやん
目を細め口角を吊り上げたNakamuは何かに取り憑かれた様に怪しく笑った。
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きりやん
Nakamu
Nakamu
Nakamuは十字架を掲げ一歩、また一歩ときりやんに近付いて行く。
十字架が近付くにつれ苦しそうな声を出し
そしてきりやんは窓から逃げて行ってしまった。
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamuが機嫌良く家を出て行く。
満月まであと3日。
Nakamuの助言に従い今日は会議に参加しなかった。
きりやんの襲撃を警戒し教会に隠れたのは正解だったらしい。
何事も無く夜が来てNakamuと合流する。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
シャークん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
これから友人を殺そうというのに
やっぱりNakamuは楽しそう。
武器を手にする前にこの狂人を止めないと。
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamuが目を見開く。
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークん
Nakamu
Nakamu
Nakamu
シャークん
俺に背を向け教会を出ようとするNakamuの腕を掴む。
壊れてしまった。
いや俺が壊してしまったんだ。
Nakamuの心を。
シャークん
Nakamu
Nakamuの体を長椅子に寝かせる。
満月まであと1日。
人狼は満月の夜に姿を変え理性を失う。
もう時間が無い。
きんとき
シャークん
逃げるように伝えなければ
そう思いスマイルの家を訪れたら家の前にきんときが居た。
きんとき
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
シャークん
きんとき
シャークん
きんときが弓矢を構える。
殺される。
スマイル
シャークん
きんときが弦から指を離そうとした瞬間
家の中からスマイルが飛び出して来た。
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
きんときがスマイルを突き飛ばす。
元々スマイルが立っていた場所には斧が突き刺さっていた。
そして何も無かったはずの空間に人影が浮かび上がる。
Broooock
シャークん
きんとき
Broooock
Broooock
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
Broooock
きんときが弓を構え、Broooockが斧を引き抜く。
スマイル
シャークん
スマイル
腕を引かれて走る。
森に向かって。
後ろを振り返る勇気は無かった。
ただずっと守りたかった背中を見つめて走るだけ。
シャークん
シャークん
村が見えなくなった頃
漸く足が止まった。
風に揺れる葉の音以外何も聞こえない。
シャークん
スマイル
シャークん
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
スマイル
シャークん
シャークん
スマイル
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
目からポロポロと涙が落ちる。
男が家に入ってきてベッドに押し倒された。
何かを吸われる様な感覚がして
余りの恐ろしさに近くに立てかけてあった槍を男に突き刺したんだ。
逃げる男を放ってはおけず追いかけて
背中に槍を刺し引き裂いた。
三本の刃によってできた傷はまるで獣の爪痕のように見えたのを覚えている。
シャークん
スマイル
スマイル
言われた通り空を見上げると
満月はとっくに真上を通り過ぎていた。
体に変化は無い
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
シャークん
スマイル
スマイル
スマイルが俺の手を両手で包む。
冷たくて落ち着く大好きな手。
スマイル
スマイル
スマイル
恐れていた満月が
今は祝福しているかのように俺達を照らす。
シャークん
森へ消えた生存者の
行方を知る者は誰も居ない。
END
ーアフタートークー
Nakamu
きんとき
きりやん
Broooock
シャークん
スマイル
スマイル
Nakamu
Broooock
シャークん
きりやん
きんとき
Broooock
きんとき
シャークん
Nakamu
スマイル
きりやん
Nakamu
きりやん
Broooock
きりやん
スマイル
きんとき
スマイル
Nakamu
スマイル
シャークん
スマイル
Nakamu
スマイル
きりやん
シャークん
スマイル
きんとき
Nakamu
スマイル
きんとき
Broooock
Nakamu
きりやん
シャークん
スマイル
Broooock
きんとき
Nakamu
Broooock
シャークん
きりやん
Nakamu
Broooock
きんとき
スマイル
きりやん
シャークん
Nakamu
シャークん
きんとき
スマイル
Broooock
Nakamu
シャークん
きりやん
きんとき
Broooock
スマイル
Nakamu
シャークん