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〜ウラヌスの誕生日〜 (5月15日)

〜星空の下〜

ウラヌス

……。

ウラヌス

……。[無表情で空を見てる]

ウラヌス

(……さっき、皆様子変だった……。)

ウラヌス

(今日……何かの日だっけ?)

ウラヌス

……まぁ、どうでも良いけど。

レグルス

どうでも良くねぇよ。

ウラヌス

……!

ウラヌスは声に反応して 後ろを向くと、彼が一番に 『信頼出来る親友』が居た。

ウラヌス

……レグルス……。

ウラヌス

[相変わらず無表情のまま]

レグルス

どうでも良くねぇよ。

レグルス

今日は、お前にとってもオレにとっても『大事な日』だからな。

ウラヌス

……大事な日……?

レグルス

そーそー。

レグルス

もしかして……お前、自分で気付いてねぇのか?

ウラヌス

……?

レグルス

やっぱりな。

レグルス

オレが教えてやる。

レグルスはウラヌスの隣に来て 夜空を見る。

ウラヌスはその様子を 無表情で見ていた。

ウラヌス

……。

レグルス

今日はな……。

レグルスはウラヌスの顔を見る。

レグルス

お前の日!!!

レグルス

お前の誕生日なんだぞ!

ウラヌス

……![ほんのちょこっとだけ瞳を丸くする]

ウラヌス

……そう、か……もう俺の誕生日に……なったんだ……。

レグルス

そそ!

ウラヌス

……覚えていたんだ。

レグルス

……ったく。

レグルス

忘れるわけねぇだろ。

レグルス

お前と出会った事だって忘れた事ねぇよ……。

ウラヌス

……俺も忘れてない。

レグルス

……ったく。[困り笑いする]

レグルス

つーか、覚えてくれてないと少し悲しいぞ?なんてな。

ウラヌス

……うん。

レグルス

……暗いなぁ、お前は。

レグルスはウラヌスの頬を つまんで、ぐい〜と上に持ち上げる。

レグルス

笑ってくれないかな〜?

ウラヌス

……???[無表情]

レグルス

笑わねぇか……。

レグルス

まぁ今はそれでいいさ。

レグルスはウラヌスの頬から 手を離した。

レグルス

いつか、オレがお前を笑わせるんだからな〜っ!!!

ウラヌス

……うん。

レグルス

……。[眉を下げて笑う]

ウラヌス

……?

レグルス

なぁ、ちょっとだけ、良いか?

ウラヌス

……うん。

レグルス

この後、お前の為にな、パーティするんだってさ。

レグルス

そのパーティをする前にさ……。

レグルス

やりたいことあって……。

ウラヌス

やりたいこと……?

レグルス

おう。

レグルス

……年下のオレがする事じゃねぇけど……。

レグルス

ちょっとわりぃ……。

ウラヌス

……?

レグルスはウラヌスに そーっと抱きついた。

ウラヌス

……レグ、ルス……?

ウラヌス

[無意識に抱き返す]

レグルス

へへ……♪

ウラヌス

……。[瞳を丸くする]

レグルス

普段こんな事しねぇから……良いかなって思ってよ。

レグルス

何せ、お前の誕生日だし……。

ウラヌス

……レグルス……。

レグルス

……い、良いだろ……ッ//

レグルスは少しぎゅっ、としたが やがてちょっと力が緩む。

ウラヌス

……。

ウラヌスは、無意識に レグルスの頭に手を置いた。

レグルス

……!?

ウラヌス

[ゆっくりと頭を撫でる]

レグルス

……!……へへ……。

ウラヌス

……。[ほんのちょっとだけ、微笑む]

だが表情筋が動かないせいで また無表情に戻る。

レグルス

ウラヌス。

ウラヌス

ん?

レグルス

お誕生日おめでとう。

ウラヌス

ありがとう、レグルス。

レグルス

おうっ!

少しの沈黙が続くが 二人にとってそれは気まずくないもの となっていた。

ウラヌス

……。

ウラヌスは、自分の顔の真横に レグルスの顔があるのを確認する。

ウラヌス

……。[目を閉じる]

一番に信頼出来る親友が そばに居ることは彼にとって 心からの安らぎだった。

ウラヌス

……。[薄ら目を開ける]

レグルス

っと……わりぃわりぃ、長く抱き過ぎたか?

ウラヌス

別に。

ウラヌス

このままで良い……。

レグルス

あはは、オレもそうしてぇけど、遅れたらあとから皆、うるせぇぞ?

ウラヌス

……そうだな。

二人は一回離れる。

レグルス

あとでまた部屋で抱くか?

ウラヌス

うん。

ウラヌス

……。

レグルス

……???

レグルス

どした?

ウラヌス

……。

ウラヌスはそっと レグルスの方に寄り……。

レグルス

……!?

ウラヌス

……。

レグルスの唇に 軽く口付けて、すぐ離す。

レグルス

っ!?///

ウラヌス

……うん、良し。

レグルス

良しって何!?///[焦]

レグルス

ってか今オレに……キ……ッ!?///

ウラヌス

うるさい。

ウラヌス

気分だから。

レグルス

き、気分!!!???///

レグルス

(び……びっくりした……。)

ウラヌス

……???何?

レグルス

ぃいや、何でもねぇよ!//

レグルス

(クッソ……絶対仕返ししてやる!)

ウラヌス

ふぅん……。

レグルス

と、とりま早く行こうぜ!!!

ウラヌス

うん、行く。

二人は夜空を後にして歩き出す。

ウラヌス

(……体が勝手にしちゃった。)

ウラヌス

(……でもどうして、なんだろう?)

不思議な気持ちを抱えつつ 二人は施設に戻った。

この後は 誕生日パーティをしたそうだ。

〜ウラヌスの誕生日〜 おわり

次回は誰でしょうか? お楽しみに♪

【2022〜2023年度限定】Birthday Story!

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コメント

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ユーザー
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Happybirthday!!!🎂 今日はウラヌスの誕生日です!!! 主人公達の敵であり、最恐と呼ばれている彼は無表情です。 無表情だからこそ、出来る気持ちも彼にとっての親友も、これから成長します。本当におめでとう。

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