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畔上 渢

……え

安藤 友樹

いきなりごめん。

安藤 友樹

さっき会ったばっかなのに信用出来ないと思う

安藤 友樹

けどほんとに渢ちゃんのこと守りたいと思ってる

安藤 友樹

いつ死ぬか分からないこんな状況だけど

安藤 友樹

せめてその間だけ、俺と付き合ってくれませんか

畔上 渢

……

畔上 渢

い、いやいや

畔上 渢

ほんとに出会ってまだ……3時間も経ってないし

畔上 渢

まだ友達かも怪しいのに……

畔上 渢

さすがに……友達から…、ね?

安藤 友樹

……よ…かったぁ

安藤 友樹

いきなりキスしちゃったし……許して貰えないと思った

畔上 渢

あーうん、まあびっくりはしたけど

安藤 友樹

初めてじゃなかった?

畔上 渢

……

畔上 渢

そう、だね

畔上 渢

((私のファーストキスは……紫月だもん

安藤 友樹

俺は……初めてだったよ

安藤 友樹

それじゃ、そろそろでよっか

畔上 渢

……うん

安藤 友樹

まだめっちゃいるね

安藤 友樹

ま、さっきよりましかな

畔上 渢

だ、大丈夫なの?

安藤 友樹

あれくらいなら余裕よ

安藤 友樹

そこで待ってて

畔上 渢

……、

そして友樹はどんどんとその集団を小さくしていった

だけど、1人その輪をぬけて友樹の後ろについた

そいつは武器を振りかざす

畔上 渢

友樹くん……!

畔上 渢

((だめ……!

畔上 渢

やめてぇえ!

ザクッ

安藤 友樹

……ははっ、さんきゅ

畔上 渢

友樹くん……不安にさせないでよ……

安藤 友樹

わり、前にしか集中してなかったわ

畔上 渢

後ろ、頑張るけど期待はしないで

安藤 友樹

心強くは……ねぇな

畔上 渢

前に集中してればいいの

畔上 渢

お互い、ね

畔上 渢

((これは違う、友樹くんと私を守って紫月を探すため、

畔上 渢

((仕方ない、仕方ない。

畔上 渢

ふう、

そして何とか集団を抜けた

安藤 友樹

はぁ、

安藤 友樹

さすがに疲れたわ

安藤 友樹

……つっ

畔上 渢

え……どうしたの?それ

安藤 友樹

まああんだけ相手して無傷ってのも無理な話だろ、笑笑

畔上 渢

……け、けど

畔上 渢

左手の甲思いっきり刺されてるじゃん、

安藤 友樹

渢ちゃん、手当してくれる?

畔上 渢

うん

畔上 渢

協力するんでしょ

安藤 友樹

ありがと

畔上 渢

これで大丈夫……かな

安藤 友樹

あーほんとに好きだわ

畔上 渢

またそんなこと……笑笑

安藤 友樹

本気だからね?

畔上 渢

ありがとね

安藤 友樹

あれ

安藤 友樹

え、渢ちゃんも怪我してんじゃん

畔上 渢

え……?

畔上 渢

あはは、ほんとじゃん

畔上 渢

けどこんなのかすり傷ってもんよ

安藤 友樹

いやいや、ふくらはぎ、血止まってないし

安藤 友樹

次は俺に任せなさい

畔上 渢

……ふふ、お言葉に甘えますか

安藤 友樹

可愛いじゃん

畔上 渢

は、はぁ?笑笑

安藤 友樹

照れてんの?

畔上 渢

う、うるさいの!

安藤 友樹

じゃーそろそろ海野探すか

畔上 渢

そうだね

けど、3日経ち、渢と友樹が人を何人殺しても紫月が見つかることは無かった

畔上 渢

紫月……ほんとに大丈夫だよね、

安藤 友樹

消去者リストには載ってないんだしとりあえずは大丈夫なんじゃない?

畔上 渢

……そっか

安藤 友樹

渢ちゃんさ、まだ俺と付き合う気、ない?

畔上 渢

まだ……考えられない……かなぁ

安藤 友樹

真剣に考えないでよ笑笑

安藤 友樹

てか、

安藤 友樹

まだたくさんいるね、高校2年生

安藤 友樹

こんなんいつになったら終わんだろ

畔上 渢

……ほんとに、ね

畔上 渢

もう知り合いもたくさん死んじゃった。

安藤 友樹

俺渢ちゃんと会ってなければさ

安藤 友樹

もう生きてないかも

畔上 渢

なんでよ、笑笑私関係ないでしょ?

安藤 友樹

いーや、渢ちゃんのこと守りたい気持ち強すぎて図太く生きてんだよ笑笑

畔上 渢

それで友樹くんが生きててくれるならこれからもずっと守ってもらいますかね!笑笑

安藤 友樹

そうなるためには渢ちゃんに沢山生きててもらわないとな、笑笑

畔上 渢

図太く行こっか

安藤 友樹

……そうだな

安藤 友樹

また来たね、男女ペア

始まってから4日も経つと、みんな機転を利かせ男女でペアを組み協力していた

溝内 結菜

安藤くんじゃないですか

美月 礼音

安藤誰とペア組んでんだ?

安藤 友樹

俺らは元々3人だ。

安藤 友樹

今事情があって2人だけどな

畔上 渢

あなたたちさ児島叶人ってやつ、知ってる?

溝内 結菜

児島叶人……

美月 礼音

ああ、あれじゃね?

美月 礼音

消去者リスト載ってたやつ

美月 礼音

俺中学一緒だったわ

溝内 結菜

あぁ、確か982人目に亡くなられた方でしたか

安藤 友樹

優等生ちゃん全員覚えてんの?

溝内 結菜

大した量では無いので。

美月 礼音

あ、こいつ?

それは叶人の死体の写真だった

畔上 渢

……?!

畔上 渢

な、なんで……

安藤 友樹

落ち着け、渢ちゃん

美月 礼音

いやーこいつ中学一緒でさ

畔上 渢

か、なとと、?

美月 礼音

つかさっきも言ったし笑笑

美月 礼音

中学ん時は仲良くしてたんだけどさー

美月 礼音

高校入ってからかわいい彼女が出来た〜ってずっと言っててうざかったんだよね

畔上 渢

……!

畔上 渢

はぁっ

安藤 友樹

渢ちゃん、

溝内 結菜

あなただったんですか?彼女というのは

溝内 結菜

可哀想に……

溝内 結菜

でも大丈夫、私たちが同じ場所に……

畔上 渢

うわぁぁああ!

安藤 友樹

渢ちゃん!

溝内 結菜

ぅ゛あ゛!

美月 礼音

結菜?!

美月 礼音

……はは、

美月 礼音

すごいじゃん、結菜殺せるなんて

畔上 渢

味方が死んだのに……

美月 礼音

なに?

畔上 渢

味方が……ペアが死んだのになんで笑えるの……

美月 礼音

もう……そういう世界だろ、ここは

美月 礼音

殺していいよ、俺のこと

安藤 友樹

わかった

友樹が武器を振りかぶった瞬間

美月 礼音

あーやっぱ待って

そう言って礼音は友樹を蹴った

安藤 友樹

ぅっ……?!

畔上 渢

友樹くん……?!

溝内 結菜

げほっ…

安藤 友樹

渢ちゃん……!女、死んでない!

畔上 渢

……!

溝内 結菜

礼音……これはまずいです、

溝内 結菜

私はもう無理です……確実に、

美月 礼音

……ごめん、

美月 礼音

安藤のこと、殺せるか?

美月 礼音

俺ももちろん加勢する

溝内 結菜

ふふ、ペア……交代、ですか

美月 礼音

……

美月 礼音

ああ。

美月 礼音

友樹と死んでくれ

安藤 友樹

俺はまだ死ぬ訳には行かねえんだよ

畔上 渢

結菜……さんでしたか、

畔上 渢

いいんですか

畔上 渢

ペアをこんな風に捨てるやつですよ

畔上 渢

イラつきませんか

溝内 結菜

彼、ペアかえるの2回目です、

溝内 結菜

わた、しで2回目

溝内 結菜

きっ、と

溝内 結菜

こう……な、

溝内 結菜

っ……

溝内 結菜

れお……、

溝内 結菜

れおん

溝内 結菜

い、……きて……ぇ

畔上 渢

……、

畔上 渢

礼音

美月 礼音

畔上渢

美月 礼音

俺とペアになれ

畔上 渢

……なんで

畔上 渢

名前……知ってんの?

美月 礼音

児島叶人が写真見せてこないわけないだろ

美月 礼音

来た時から気付いてた

安藤 友樹

お前……それで、

安藤 友樹

それ分かってて写真見せたのかよ

美月 礼音

反応気になるじゃん?

畔上 渢

あんたなんかと……

畔上 渢

あんたなんかとペアになるわけないでしょ……

美月 礼音

安藤より強い自信はないけど……安藤より優しいとは思うよ?俺、笑笑

畔上 渢

ふざけるな!

畔上 渢

友樹くんの方が優しいの……!

畔上 渢

友樹くんに何回助けられたか……

安藤 友樹

……、渢ちゃん

美月 礼音

え、なになに

美月 礼音

お前らしてないわけ?

安藤 友樹

この世界を利用してそんなことしたりなんてしねえよ

美月 礼音

畔上渢したことないの?もしかして

美月 礼音

需要高すぎ

美月 礼音

やっぱり欲しいわ

安藤 友樹

お前ほんとにクズだな……

安藤 友樹

お前は俺が絶対殺す

美月 礼音

うわー勝てる自信ねえ

そうして2人は少し長い間戦っていた

友樹くんは一応私を気遣っていてくれたけど美月礼音が私を狙ってくることは全くなかった

かと言って加勢しようとすれば……

安藤 友樹

入ってくるな!渢!

畔上 渢

ぁ……、

畔上 渢

ご、ごめ……

安藤 友樹

できるだけ遠くで俺が見える範囲にいろ!

畔上 渢

わ、わかった……!

畔上 渢

((これはただでさえ何の役にも立ててない私を足でまといにさせないため

畔上 渢

((私が美月礼音に人質として抑えられたらこちら側はかなり不利だから

美月 礼音

よそ見すんなよ!

安藤 友樹

うるっせぇな!

畔上 渢

……、何も出来ないの……?

そのとき、渢の所に拳銃のようなものが転がってきた

畔上 渢

こ、これ……

畔上 渢

((私が撃たなきゃ……

畔上 渢

((友樹くんに当てないように……?

畔上 渢

そんなの……

安藤 友樹

渢それ渡せ!

畔上 渢

う、うん!

けどそれを受け取ったのは

美月 礼音

やっぱ俺らペアとして向いてんじゃねぇ?

美月 礼音

ありがとな!

畔上 渢

い、いや……

畔上 渢

だめぇぇえ!

パァァン

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