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中学生なんですが実況者を始めたら伝説になってました！？

第26話 - 【24話】君に朝が降る

2,122

2024年11月27日

#wrwrd

#ntjo組

#vvt

#rd運営

#夢小説

#マイクラ実況者

瀬名紫陽花

蘭世

【24話】

今回ちょっと長いです

イベントも終盤に差し掛かり

1人ずつ感想を言っていく時間

らっだぁ

…後、蘭世さんで最後？

蘭世

そうですね〜。すごい時間だったぜ…

きっくん

人数が多いからなぁ…w

トラゾー

1人1人言ってくだけでもねw

周

…ｽｯ（マイクを手渡す

蘭世

あ…ありがと。

蘭世

ｽｯ…ｶﾁｯ（インカムを下げ、マイクの電源を入れる

矢依

……

蘭世

「…皆さんこんにちは、Afterglowの蘭世です」

歓声が起こる

蘭世

「突然ですが…あたしには、好きなものがあります」

蘭世

「平凡で個性も少ないあたしですけど」

蘭世

「自分の好きなものについては、絶対に譲れません…！」

蘭世

「絆で苦難を乗り越えて」

蘭世

「努力や頑張りが報われて」

蘭世

「辛いことは、皆で分け合って…」

蘭世

「誰もが、最後は…笑えるような」

蘭世

「…あたしが好きなのは！」

蘭世

「そんなハッピーエンドなんです！」

蘭世

「ずっとあたしには、大切なものが…」

蘭世

「"涙できるほど"大切なものが無くて」

蘭世

「でも…それでも良いよって」

蘭世

「ここに居て欲しいって、教えてくれたのが」

蘭世

「健康鯖の皆さんなんです！」

蘭世

「ハッピーエンドと同じぐらい…皆、大好きで」

蘭世

「手放したくない…！」

蘭世

「…ちょっとだけ、我儘で自分勝手なことを言います」

蘭世

「あたし達の…少し遅れた、小さな青春の物語を」

蘭世

「ハッピーエンドまで見届けて下さい！」

会場が暖かい歓声と拍手に包まれる

そんなこんなで、あたしの思いつきだけで始まったオフイベントは

幕を閉じたのだった

本番終了後

打ち上げ会場

赤髪のとも

皆さん、飲み物はありますか〜？

蘭世

はーい！

たらこ

ありま〜す！

赤髪のとも

それじゃあ…無事にオフイベが終わったことを祝して

赤髪のとも

缶杯！

一同「かんぱーい！！」

シャークん

いやしかし、本当にすごいイベントでしたね…

真緒

ね〜。あんなに盛り上がるとはw

ゾム

リスナーの前でゲームすんの、慣れんけど楽しかったわ〜…w

コネシマ

反応見れるんおもろいよなw

きんとき

俺、今でも緊張感が残ってます…w

レウクラウド

分かる〜…。そんな大勢の前に出る機会ってないしね

FB777

そもそも、健康鯖がこんな集合したのも初めてじゃないですか？

ぴくと

ほんとにそれ。ずっと言ってるけど慣れないw

しにがみ

…まぁ、それもこれも

しにがみ

企画を進めてくれた、蘭世さん達のおかげですよね！

蘭世

いやぁ〜…正式に言えば

蘭世

あたしと周と、ともさんだけどw

周

俺はほぼ何もしてないですよ…。

赤髪のとも

そんなことないってw

チーノ

もしやこれ…第2弾もあるやつ？

ショッピ

いや、断りづらくすんなw

数十分後

赤髪のとも

…蘭世さん

蘭世

？

赤髪のとも

今、ちょっと時間ある？

蘭世

っえ？

打ち上げ会場の前

蘭世

うー、夜は流石に冷えるな…

赤髪のとも

ごめんね、急に呼び出してw

蘭世

あ、いや…大丈夫ですよ

蘭世

なんであたしだけ呼んだんですか？

赤髪のとも

…話すなら…今かなって思って。

蘭世

…？

赤髪のとも

少しだけ、俺の自分語り聞いてくれる？

蘭世

はい、全然聞きますが…

赤髪のとも

………

赤髪のとも

俺は元々…健康鯖の裏方みたいな感じで

赤髪のとも

入った理由としても、そういうサポートができれば良いみたいな

赤髪のとも

社員みたいな、そんな感じの自己認識が強いんだよねw

蘭世

そうだったんだ､､､､

赤髪のとも

加入した経緯も、健康鯖を支えたかっただけだから

赤髪のとも

1人の実況者として居たかったわけではない…

赤髪のとも

これってなんか微妙じゃない？

赤髪のとも

もちろん、そう思わない人も居るかもしれないけど

赤髪のとも

俺の中ではそう思ってて。

蘭世

…

赤髪のとも

だから…後輩っていうか、俺達の後に入った人が大きくなって

赤髪のとも

もう俺なんか居なくても大丈夫、ってなった時に

赤髪のとも

身を引くつもりだったんだ。

赤髪のとも

裏方として、健康鯖を支えていけたらなって

赤髪のとも

でも、こんな気持ちで皆と同じ舞台に立つことが…

赤髪のとも

俺はすごい皆に対して、負い目に感じてたんだよね

赤髪のとも

…本当に身勝手でごめん。

蘭世

…ぁ……

あたしは驚きのあまり言葉を失った

今の言葉が意味すること…それは

赤髪のともの引退である。

赤髪のとも

もう、健康鯖ってかなり大きくなったよねw

赤髪のとも

皆ほんとに頑張って、全員人気になって…

赤髪のとも

…きっと…俺1人が居なくなっても

赤髪のとも

健康鯖は崩れない。

赤髪のとも

創設者でもない人が、何言ってるんだって感じだけどw

納得がいかなかった

引退なんて、そんなこと

一度も言ってなかったのに…

蘭世

…ぃ、やです……

赤髪のとも

……

蘭世

ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ…（涙が溢れる

蘭世

さっき言ったじゃないですか、ハッピーエンドが良いんだって！

蘭世

…もう1回だけ…本当に我儘で、自分勝手なことを言います

蘭世

ともさんが引退するなんて嫌だ…

蘭世

そんな憂鬱で暗い話、あたしは嫌なんです！

蘭世

それが…もう決められたことだって

蘭世

真実で、本質だって言われても

蘭世

あたしは好きじゃない…っ！

涙するほど大切なものが欲しいと言ったあたしは

いつの間にか、大粒の涙を流していた

赤髪のとも

……でもね

蘭世

え…？

赤髪のとも

やっぱり俺は…もっと知りたくて

赤髪のとも

皆のことを知りたい、もっと仲良くなりたい…

赤髪のとも

この人達と同じ場所に居たい、そう思うようになって

赤髪のとも

最初は立場を気にせず、皆のことを眺めていたいって思ってたんだけど

赤髪のとも

それだけじゃ満足できない…

赤髪のとも

"赤髪のとも"っていう、1人の人間としてここに居たいんだ

赤髪のとも

…俺は、実況者で居たい。

赤髪のとも

段々そう思うまでになっちゃってw

赤髪のとも

割と最近のことなんだよ？w

蘭世

…っ、

赤髪のとも

これで、我儘を言うのは最後にするから

赤髪のとも

失望させたかもしれないけど…

赤髪のとも

…俺に実況者をやらせて下さい。

蘭世

……

蘭世

否定するわけ、ないじゃないですか…w

蘭世

一生ｯ、皆同じところに居たい…

蘭世

…っ、うぇぇ…！(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

蘭世

う、うあああぁん…！（泣

赤髪のとも

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ…（蘭世の頭を撫でる

赤髪のとも

蘭世さんにも…俺、ずっと憧れてて

赤髪のとも

勢いがあって、周りの雰囲気を最高まで持って行くことができる

赤髪のとも

それでいて…絶対に手を離してくれない

赤髪のとも

歌動画やオフイベントをやりたいって言ってくれたのも、蘭世さんだったよね

蘭世

…！

赤髪のとも

今日の蘭世さん､､､

赤髪のとも

俺には、ヒーローに見えたよw

赤髪のとも

…今日で確信できたんだ。

赤髪のとも

蘭世さんが居れば、健康鯖は崩れないって

赤髪のとも

だから…これからも沢山見せてね！

赤髪のとも

迷子でも突き進んでいく…

赤髪のとも

君嶋蘭世の姿を！

蘭世

！、…はい！

戻ってきた2人

李比人

あれ…蘭世にともさん、どこ行ってたの？

蘭世

あー、ちょっと外でお話を…

李比人

何それw

鬱先生

ともさーん、こっちで飲みましょ！

Nakamu

めっちゃお酒頼んじゃいましたw

赤髪のとも

え〜…？そんな飲めないよw

1時間後

ぺいんと

…あれっ

ぺいんと

蘭世、寝落ちしてない？

蘭世

zzZ…

周

あ…本当だ。爆睡してますね

ぴくと

俺、家まで運んでくよ。

トントン

そっか、2人は兄妹やったな…

ぴくと

ｽｯ…（蘭世を背負う

ぴくと

じゃあお先に〜。

ぴくと

今日はありがとうございました！

タクシーの中

ぴくと

(ここまで起きないのマジか…)

ぴくと

(なんだかんだで、もう朝になりそうだし)

蘭世

ｽｰ…ｽｰ…（爆睡

ぴくと

………

ぴくと

(一体蘭世は、どこまで凄くなるんだろうなぁ)

ぴくと

(俺…置いてかれちゃうかもw)

ぴくと

(ずーっと、隣に居たつもりだったのに)

ぴくと

(いつの間にか前に居る…)

ぴくと

(…厚かましいって思われるかもしれないけどw)

蘭世

んぅ……（少し動く

ぴくと

……おやすみ、蘭世。

蘭世

今回はここまで

今回の話、アニメだったら絶対ここで第1期が終わってる（確信）